ある起業家の半生

ある起業家の半生
 日経新聞17年7月12日「人間発見」
ある起業家の半生
 日経新聞17年7月13日
ある起業家の半生
 日経新聞17年7月14日
ある起業家の半生
 ローソン三条店。まさかここが閉店するとは思わなかった。
ある起業家の半生
 1と月もしないうちにとんから亭(とんかつ&からあげ屋)になっていたのにはビックリ。
ある起業家の半生
 白い百日紅。サルスベリは赤にかぎる。
ある起業家の半生
 鬼無町の赤いムクゲ?緑一色のなか、遠くから目立っていた。





 ある起業家の半生


 先日のブログ「ロボアドバイザー投資」のウェルスナビ社長・柴山 和久さんのの半生が興味深い。抜粋してご紹介します。


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 普通の人を楽にリッチに

 学園祭の模擬店 利益2倍に
 東大に入学 人生の空白期


 柴山さんは、幼少期を北海道(帯広)の大自然の中でのびのび育つが、首都圏(川崎市)に引っ越してからは一転、引きこもり、読書にあけくれた。

 小4で中国の古典「史記」に出会い、本紀(ほんぎ)、世家(せいか)、列伝と読破。

 中学は筑波大学付属駒場中学校(東京・世田谷)。自由な校風が水に合い、生徒会長も。高校の学園祭の模擬店では食券を共通化して行列を解消。利益がそれまでの2倍の150万円に。その金はプールされ、今でも同窓会費用の原資に。非効率なものが放置されていると気になって仕方がない性格。

 筑駒では同期160人のうち110人が東大に。東大時代は空白期のような日々。教授に「大蔵省に行くか、大学に残るかしなさい」と言われ、3週間ほど過去問に取り組み2000年に大蔵省入省。


 大蔵省入省 ハーバード留学
 茶道部で出会った米国人妻


 2000年に大蔵省(現財務省)に入り、銀行局、札幌国税局などを経て、米ハーバード大学に留学

 若手官僚はコピーや廊下トンビ。官僚の仕事は年次を重ねるごとに責任が大きくなり、面白くなる。ハーバード大学に留学するも授業にはついていけなかった。

 米国人の妻とはハーバードの茶道部で出会った。留学から財務省に戻ったが、彼女から年賀状が届いた。「就職前の空白期間を利用して、九州で英語講師をしている」。遠距離恋愛が始まった。

 やがて柴山さんは英国財務省に出向し、米国に戻った彼女との遠距離恋愛の舞台は、ロンドンとシカゴに。

 2004年の冬に結婚を決め、シカゴの彼女の実家へ。義父の行動に度肝を抜かれる。

 氷点下の裏庭で、義父から手渡されたのは、ずっしりした拳銃。「男は常に家族を守らなければならない」と。
 翌年の夏はライフル射撃の教室に通わされ、冬には狩猟デビュー。日の出前の午前6時から獲物の鹿を待ち続け、仕留めたのが午後2時すぎ。雪の中、8時間耐えた。

 英国財務省では主計局で保健省をみたり、主税局で国際法人税を担当。仕事は楽しかった。

 2008年に妻も一緒に帰国、財務省主税局に復帰


 日本の働き方 妻に通用せず
 官僚辞め仏の経営大学院に


 帰国し財務省主計局の課長補佐に。働き盛りで帰宅は連日深夜。当たり前と思っていたが、米国人の妻にはそんな日本の官僚の生活がまったく理解できなかった。

 英国財務省に出向していた時も、日本の財務省に戻ってからも、仕事は同じ予算作り。英国時代、勤務時間は10時から16時まで。それが帰国後は日付が変わっても帰ってこないし、泊まり勤務も珍しくない。妻は「あなたが大うそつきか、日本の財務省が狂っているか、どちらかだ」。

 例えば日英に共通した官僚の仕事に、国会での野党議員の質問対応がある。日英ともに議員は72時間前に質問内容を通告することになっている。英国では時間通りに通告があり、48時間前には官僚の手で答弁資料が作成され、24時間前には大臣に渡される。十分に吟味し、準備する時間があるから、議論は中身の濃い、見応えのあるものになる。

 日本では72時間前に質問内容を通告する野党議員は、まずいない。多くは前日の夜遅く。それから答弁資料を作成し、大臣に説明し、慌ただしく討議に入る。準備不足の大臣を立ち往生させ、失言を引き出すのが狙い。柴山さん自身も、非効率きわまりない仕事に、どこかむなしさを感じ始めていた。


 退職し、フランスの経営大学院インシアードに留学する。ここは授業の討論が厳しいことで有名。ハーバード時代、討論で悔しい思いをしたので、そのリベンジの気持も。

 授業は初めから激しい議論の場。頑張って、卒業する時、成績上位10%の優等表彰を受けた。卒業直前、同窓生たちは世界の一流企業にどんどん就職を決めた。柴山さんも帰国し、就職活動を始めたが、まさかの悲惨な日々。


 再就職で悟った自分の役割
 老後不安のない資産形成を


 財務省を退職してフランスの名門大学院を卒業、日本で再就職先を探すが、20社ほど立て続けに落ちた

 自分はこの世に必要とされない人間なのかと、頭を抱える日々。財務省退職時に1千万円あった貯金は、10万円を切るほど切迫。東大、財務省、仏インシアードという経歴がむしろ、敬遠された。

 面接は週に1、2度で、それ以外やることがない。朝、妻とスターバックスに行って、1杯のコーヒーを分け合って飲む。人生のどん底だった。


 3カ月後、米国のコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーから声がかかり再就職できた。

 マッキンゼーでは、ニューヨークで機関投資家のリスク管理などを担当。そこで米国人の妻の両親から「機関投資家の運用をみているなら、私たちの資産もみてよ」と言われ、柴山さんの両親との資産の違いに驚く

 日本でも、妻の両親のような普通の人が、老後の不安を感じないような資産作りができないか。そう考えて2016年にウェルスナビを起業した。

 マッキンゼーを辞める時、ずいぶん慰留された。しかし、柴山さんがやろうとしているビジネスを説明すると、上司たちは「それはいい。ぜひやるべきだ」と快く送り出してくれた。

 米国では普通の人たちの資産作りは、上場投資信託(ETF)を使う。どのETFで運用するか。ウェルスナビでは、それをコンピューターが自動的に決める。人間の感情や思い込みなどを除くことでうまくいく。

 10年ほど前、日本とドイツは、個人金融資産の50%超を預金が占めていた。今、ドイツでは39%まで低下。日本もドイツ並みになれば、1800兆円の11%、200兆円の資金移動が見込める。


以上


韓国の田吾作

韓国の田吾作
 産経新聞17年7月1日
韓国の田吾作
 讀賣新聞17年8月21日
 朝日、毎日、NHK、テレ朝、TBSなど左巻きのメディアは相も変わらずオスプレイ叩きをやっている。確かに少し事故率は高い。しかし、朝鮮半島で一旦事が起これば、これぐらい役に立つ飛行機はない。2千㍍や3千㍍もの滑走路がなくても、校庭や高速道路でも離着陸できる。普通のヘリよりも速度は速く、空中給油もでき航続距離が長い。多くの人・物も積める。邦人保護などにも役立つことは間違いない。
韓国の田吾作
韓国の田吾作
 本津川の堰(せき)
韓国の田吾作
 庭の野生の白ユリは数日前にすべて枯れたが、ここ(耕作放棄地)ではまだまだ咲いている。高さ2㍍ほどもある。





 韓国の田吾作


 日本の国会は二院制であるが、韓国は一院制らしい。日本では衆・参議院の議長ともなると、議員歴は20年以上、周りの人たちも認める、それなりの良識を備えた人がなっている。

 日本でも、市町村議会の議長あたりで、まれに田吾作、与太郎、ハっあん、熊さんのような人を見かけることがある。ところが、韓国では、唯一の国会議長であっても、そのような人でもなれるらしい。コリアン気質丸出し。

 産経新聞7月1日の記事を抜粋してご紹介します。


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 韓国議長「迷言」連発
 「平昌五輪に日本人観光客少なければ、東京五輪に韓国人行かせない」


 韓国国会の丁世均(チョン・セギュン)議長が6月7日に来日し、8日に大島理森(ただもり)衆院議長らと会談した際に、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪への日本人観光客訪問を求め「もし少なかったら2020年東京五輪には一人の韓国人も行かせない」と述べるなど、不規則発言を繰り返して現場を混乱させていたことが分かった。

 それによると、韓国与党「共に民主党」幹部でもある丁氏は会談冒頭から「昨年は今回のような招待がなかった」と日本側の対応に不満を漏らした。その上で韓国の経済状態がよくないことを指摘。
 「日本は景気がいいのだから、査証(ビザ)を簡素化して、韓国の若者を日本企業で引き受けてほしい」と要求した。

 また、北朝鮮情勢が影響し、訪韓する日本人観光客が減っていることを「よくない」と指摘。「平昌五輪に日本人観光客がたくさん来るよう努力してほしい。もし少なかったら、東京五輪には一人の韓国人も行かせない」と述べたという。

 さらに、歴史問題にも言及し、先の大戦で旧日本軍の兵士・軍属として終戦を迎え、いわゆる「BC級戦犯」とされた韓国人への戦後補償についても「ちゃんとやってほしい」と取り組みを求めた。

 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)大統領特使が5月18日に安倍首相を表敬訪問した際には、首相が座った椅子が文氏の椅子より少し大きくデザインが異なっていた。これを気にした丁氏サイドが「首相と韓国議長の椅子を同じものにしてほしい」と要請してきたため、丁氏の表敬時には同型の椅子を用意した。

 安倍首相と丁氏が「同格」であると演出する狙いがあったとみられるが、外務省関係者は「韓国大使館から杉山晋輔事務次官にまで『椅子をなんとかしてほしい』との電話がかかってきた。理解不能な反応だった」と話している。


以上


自分の脚で立っている人

自分の脚で立っている人
 毎日新聞17年8月15日「人生相談」
自分の脚で立っている人
 庭の別の場所にも野生の白ユリが咲いた。
自分の脚で立っている人
 近所の道に鮮やかな青色の花が落ちていた。辺りを見回しても青色の花は見当たらない。頭上を見上げると青いアサガオが咲いていた。
自分の脚で立っている人
 マックのチラシ。実に美味しそう。
自分の脚で立っている人
 マック・東京ローストビーフバーガー。写真と大違い。これはまだマシ。最初の東京~は、バンズがぺちゃんこだったので「なんじゃこりゃ!」という感じだった。味はまずまず。単品440円。
自分の脚で立っている人
 マック大阪ビーフカツバーガー。大阪~はまだマシ。味はまずまず。単品390円。色々目先を変えないと飽きられるので戦略は分かる。





 自分の脚で立っている人


 先日のブログで漫画家の西原(さいばら)理恵子さん、東村(ひがしむら)アキコさんのものの見方を信用していると書いた。

 私は「人生相談」欄が好きである。自分の人生で経験できることはしれている。世の中には様々な人がいる。いろいろな事柄が起きる。「事実は小説より奇なり」。「人生相談」欄はほんの3分でさまざまなことを教えてくれる。

 回答者では、作家の出久根(でくね)達郎さん、ライターの最相(さいしょう)葉月さん(以上讀賣)、タレントの光浦靖子さん(毎日)、などが好きである。

 考えてみれば、皆さん自営業者である。自分の脚で立っている人、立たざるを得ない人である。私は会社や役所勤めを否定しない。自分自身を顧みても会社に勤めて良かったと思っている。歯車のひとつである。チームで動くことを経験するのは悪いことではない。組織に属していればそれなりに専門家がいて、聞けば教えてくれる。しかし、それに慣れ切ってしまえば、かたわになりかねない。自営業者はなんでもかんでも自分でせざるをえない。自分で考えざるを得ない。そうして生き残ってきた人たちである。割り切りがあり、味がある。

 (日経新聞の「私の履歴書」などもよく読むが、何人もの大企業の社長経験者が、ナンバー1(社長)とナンバー2以下(副社長や専務、常務など)では大違いだと書いている。ナンバー1は最終決裁者(ラストマン)であり、その責任の重さと重圧はナンバー2以下と比べ物にならないとのこと。小なりといえども自営業者も似た面がある)


 毎日新聞8月15日「人生相談」欄(回答者:光浦靖子さん)を抜粋してご紹介します。


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 結婚で友人が減ってしまった


【質問】 私は未婚です。周りの友人はほとんど結婚してしまいました。それを機にどんどん友人が減っていってしまっています。結婚をきっかけに、友人が減るのは仕方がないことなのでしょうか?なんとも言えない孤独感が襲ってきます。こういうことは当たり前なのでしょうか?  (32歳・女性)

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【回答】 疎遠になるのは当たり前ですよ。だって独身と同じサイクルで動けないんですもん。結婚するって、自分1人のために時間を使えなくなることですからね。子供ができたら子ども中心の時間になるのは仕方ないです。それが嫌なら、あなたがそちらに合わせたら?子供と一緒に公園に行くとか、子供と一緒に入れる店にランチに行くとか。

 友人が減るって、それは違うんじゃないでしょうか。いつも会っていないと友人でないという考えは捨てたほうがいいですよ。 確かに時間が作る関係性もあります。時間が作った関係性は色々なものを共有して家族みたいになっているから、ちょっとやそっとじゃ壊れませんよ。会えないから孤独って、んなわけないでしょ!私は10年に1回しか会わないけど胸を張って友人と言える人大勢いますよ。

 独身なんだから、時間はあるんだから、どこにでも出かけられるじゃないですか。 新しい友人を作る機会は自分次第じゃないですか。人に任せ過ぎです。起きたい時に起きて、食べたいものを食べ、行きたいところに行く、そんな自由、今だけですよ。自由は自分で選べることです。選んだ以上責任はあります。おもしろいじゃないですか。


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(感想・意見など)

 いよっ!男前!!


以上


アラサー女は疾風怒濤(しっぷうどとう)

アラサー女は疾風怒濤
 週刊朝日17年7月21日号「マリコのゲストコレクション」のゲストは漫画家の東村(ひがしむら)アキコさん。
 私は、西原(さいばら)理恵子さんや東村アキコさんのものの見方を信用している。根底に人に対する愛があって、それに溺れず本音炸裂!なところがいい。人生の真理をつかんでいる。
アラサー女は疾風怒濤
 (講談社) アラサーの、脚本家、ネイリスト、居酒屋の娘、独身3人の「セックス・アンド・ザ・シティ」。今後メンバーチェンジしてシリーズ化するとか。楽しみ。
アラサー女は疾風怒濤
 久しぶりに森下千里(ちさと)さんを見た。10年近く前はグラビアアイドルのトップ10に入っていたのではないか。





 アラサー女は疾風怒濤(しっぷうどとう)


 最近、自営業者の友人・知人2人から同じような悩みを聞いた。十年前後勤めて油が乗りはじめた時に、アラサーの独身女性が特に理由なく辞めるのだという。儲け主義でないので、同業者より待遇はいいはずなんだがという。結局、「出会いがない」とか「漠然としたこのままでいいのかという不安」が原因でないかといって、落ち込んでいる。私も経験があるからよく分かる。

 男は仕事の比重が大きく、今後何十年間と働かなくてはならないことは分かり切っているので、そうはなりにくい。小さな子供のいる女性は疾風怒濤は当たり前。東村アキコさんは、自分の経験を「ママはテンパリスト」というエッセー漫画にしてヒットさせた。問題は、アラサーで未婚の女性である。


 先日風呂上がりにテレビをつけたら、久しぶりに森下千里さんが出ていた。テレビ東京系の「じっくり聞いタロウ」という番組。10年近く前にグラビアやテレビのバラエティショーでよく見た。現在35歳だという。

 この人の20代後半からが本人の言葉で言えば「大迷走の日々」。グラビアの露出数が減り、バラエティ番組に出ても「何しゃべっていいのか分からない」。大迷走が始まり、ピラティス、ジャイロキネシスの資格を取りに海外に行き、今スタジオを持ってやっている。ゴルフもティーチングプロの資格を持って、教えている。ファイナンシャルプランナーの国家資格もとり、株やFXをやっている。2年かけて「倍以上 彼氏」という官能小説も書いた。今、占いにはまり占い師もやっている。男性遍歴もかなりのものらしい。



 それで気になりだしたのがフィットネスクラブ。私は保健のため各地でクラブに入ったが、プールがメインで(東京ではマシンジムも多少利用したが)、スタジオは利用したことがない。今のクラブでは1階がプール、2階がスタジオ。2階に上がったのは10数年前の初日の1回だけ。掲示板にインストラクターの写真・名前・得意種目(ヨガとかピラティスとか)が掲示していたので数えてみたら30数人いた。その内2人は若い男性。40代、50代のケバい女性が約30人いる。それぞれに疾風怒濤の時代があったかもしれない。

 東村アキコさんは、金沢美術工芸大学を卒業したあと、故郷の宮崎に戻り、漫画を描きながら、NTTで3年ぐらいOLをしたという。その会社員時代の経験が「タラレバ」にも生きているという。会社員時代がなかったらと思うとゾッとする、あの経験がなければ描くものがなくなっていただろうと。私も、学生時代20種類くらいのアルバイトをしたが、この経験は間違いなくその後の人生を豊かなものにした。


 人生100年時代、何がいいかは分からない。(アイ)字のようにひとつのことに集中するのはこの変化の激しい時代、危険なようにも思う。(ティー)字のように余裕のある時に幅広い経験をし、やるべき時に専門を深めるのがいいかもしれない。


以上


刺繍をする守衛さん

刺繍をする守衛さん
 日本経済新聞17年6月26日「文化」欄。
刺繍をする守衛さん
 先日、ゆめタウン高松のL.L.Bean(エルエルビーン)に買い物に行ったら、面白い車が来ているからスターバックスの前に行ってみて下さい、と勧められた。
刺繍をする守衛さん
 この種のクルマは5歳ごろのカバヤ製菓のカバ以来。輪投げならぬブーツ投げを勧められ投げたら、見事ストライク。2割引きのクーポン券とL.L.Beanのステッカーをくれた。





  刺繍をする守衛さん


 日本経済新聞の最終面は「私の履歴書」「文化」欄。2017年6月の「私の履歴書」は香川県とも馴染みの深い谷口 吉生(よしお)さん。「丸亀市猪熊(いのくま)弦一郎現代美術館」や「香川県立東山魁夷(ひがしやま・かいい)せとうち美術館」を設計した。最近の仕事としては「GINZA SIX」がある。

 「文化」欄は、それこそ様々な人々の営みがうかがえる。6月26日の美術家・奥村 綱雄(つなお)さんの回も面白かった。それにしても色々な人生があるものである。抜粋してご紹介します。


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 奥村さんは、美大卒業後、グラフィックデザイナーとして働き始めたが、自分の作品をつくるための時間がない。そこで30歳ごろから夜間警備の仕事をするようになって25年が経つ。

 最も多い勤務体系は平日午後5時から翌朝8時まで。職場に着くと制服に着替え、3~6時間おきに建物を巡回する。監視カメラのモニター画面を眺めている時間が作品の制作時間。その間も設備異常への対応などでやることは多く、勤務中に制作できる時間は限られるという。

 作品は刺繍で作る。1日の作業量は5時間が限界。新書のブックカバー大の作品を仕上げるのに平均1年かかるという。これまでに延べ7200時間を作品に費やしてきた。


 次のエピソードは何度読んでも可笑しい。

 「制作に集中しすぎて一度、深夜、新宿の立体駐車場で来客に気づかなかったことがあった。こわもての男性にすごいけんまくで怒られたが、正直に刺繍をしていたと答えると、相手は気勢をそがれた様子で、安堵した。作品の説明をすると面白がってくれて、最後は『頑張れよ』と言って去って行った」


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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