たいしたことない週刊文春「ユニクロ潜入記」②

週刊文春16年12月29日号
相変わらずたいしたことない。最後に(以下次号)とある。なんと、まだ続くらしい!??
要約すると、ユニクロ豊洲店では1割強だった外国人(中国人・韓国人など)比率がビックロでは5割であること。確かに東京のど真ん中で時給千円は安い。安くて日本人が集まらないらしい。最低時給をせめて1100円にはすべき。
高松でもマックやコンビニなどで外国人がアルバイトしていることがある。香川の有効求人倍率は全国屈指。この10月は1.72。特に①建設②サービス業③輸送・運転が高い。今日も佐川急便が7都道府県で遅配が発生しているというニュースがあった。人出不足は深刻である。別にユニクロに限った話ではない。

四国新聞16年12月22日
鎌田慧(さとし)さんは、トヨタの自動車工場で期間工として働いた経験を1973年、『自動車絶望工場』として著した(小林多喜二の『蟹工船』の向こうを張ったか?)。その後倣う者が続出。横田増生(ますお)さんもその口だろう。

私は学生時代に『自動車絶望工場』を読んだが、それほどの感動はなかった。確かにきつい仕事ではあろうが、嫌ならやめればいい。当時、仕事は腐るほどあった。私は、卒業して就職すれば生涯恐らく1社か2社しか経験できず、犬のように働かなければならないのは分かっていたので、20種類ほどのアルバイトを経験した。
そのうち私に合わない仕事が2つあった。1つは東映太秦(うずまさ)撮影所での映画のエキストラの仕事。時代劇であった。太陽が雲で隠れると休憩になり、チンタラチンタラが性に合わなかった。2日でやめた。
もう一つは乳業会社でのベルトコンベアーでの仕事。単調な仕事で時間が全く経たないので弱った。人間が駄目になりそうなので、ひと夏でやめた。することがないのに時間だけ拘束される仕事が最悪。その他はそれなりに面白かった。また、真面目に働いたので引く手あまたであった。
『自動車絶望工場』と同時代にいろいろ働いた私が言うのだから間違いない。実体験のない左巻きの人たちは感動したようであるが。

私の店の近くにユニクロがあるので月に1~2度行く。困るのはレジが混んでいること。レジは5~6台あるが、土・日・祝日などは長い行列ができていることがある。そんな時は買わずに帰る。ないと困るものでもないし、何かしら替わるものは持っている。

朝日新聞16年12月13日
現金で支払うだけの場合、人手は不要。私はほとんどこれ。商品にICタグを付けて機械化してもらえないだろうか。商品の袋詰めは自分でしてもいい。数年内に実用化できるのではないか?人件費の節約にもなり、スピードアップでお客様にもメリットがある。
直し・裾上げ、ラッピング、複雑な支払いの場合などに限り、レジに人を配置すればいい。
横田さんが問題にしていることは、①店によっては人件費を1割程度上げる②「ロボレジ」の導入、の2点でかなり解決できる。①と②で人件費は相殺できる可能性がある。

朝日新聞16年11月22日 作家の津村記久子さん。
「今現在、日本国内での通販の荷物は驚くほど早く届く」「でもこちらは必ずしも、明日届いて!と思ってもいなかったりする」「通販に『ゆっくりでいい』という選択項目があるのなら、それを選ぶ人もいるのではないだろうか。それで値引きしてくれというのではなく、配達員さんにあまり無理をしてほしくないのだ」「自分の荷物のために頑張りすぎないでほしいと思っている」。
私も、つい先日通販で注文した時それほど急いでなかったので、「特に指定なし」に〇をした。7日ほどで届いた。それで何も不都合はなかった。こういうことは、私たち自身の問題でもある。私はアマゾンは何か傲慢な感じがして、出来るだけ利用しない。
三越・伊勢丹グループの一部の店は、正月3日を初売りとし、1日、2日を休業にしている。英断である。ロイヤルホストは、間もなく24時間営業をやめる。定休日導入も検討課題だという。マックも24時間営業店を減らす。コンビニも、半数くらいは文字通り7-11でいいのではないか。

高松三越のチラシ
新年は1月3日(火)午前10時から初売出し。

産経新聞16年12月22日
「楽天トラベル」によると、年間人気上昇エリアランキングで香川県が5位、今年の訪日外国人客の人気上昇ランキングで高松地域が1位となった。瀬戸内国際芸術祭、お遍路の「逆打ち」などが貢献したらしい。
週刊文春「ユニクロ潜入記」は、やっぱりたいしたことがない!
特に意外なこともなく、なぜこれだけ執拗に特集しているのか理解に苦しむ???
第5弾で驚愕の展開があるのか?
以上
お薦め漫画本4冊





漫画を通じて日本は大人気
お薦め漫画本4冊
● 「健康で文化的な最低限度の生活」 第2巻 596円
生活保護に最前線で向き合うケースワーカーのリアルを描いている。
● 「いちえふ」 第2巻
福島第一原子力発電所労働記の2巻目。「フクシマの真実」を暴く漫画ではなく、「福島の現実」を描いた原発ルポ漫画。
● 「中国嫁日記」 第4巻 1026円
相変わらずほのぼのしているが、後半3分の1はジンサンが不妊治療を受ける話。
作者の井上純一さんは、実生活で、K水の横領によりほぼ無一文になったそうであるが、それが心配。人生どこに落とし穴があるか分からない。
● 「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」 1080円
スウェーデン人のオーサが13歳の時見たテレビ番組「セーラームーン」で人生が変わり、スウェーデンで漫画家とイラストレーターとして仕事をした後、憧れの日本に引っ越してきた。3年間日本のシェアハウスに住み、毎日何かに感動したり不思議を発見している様子を描いている。日本とスウェーデンのことが分かる。
以上、4冊お薦めします。
世界を知るために…NW
オバマ大統領が「アメリカは世界の警察官ではない」と言った途端、
「2014年は秩序が崩れた1年」
ニューズウィーク14年12月23日から
香港雨傘革命うたげの後
米、丸腰黒人を白人警官が次々射殺
ギリシャ政治危機再燃
米軍低コスト新レーザー兵器導入
ルクセンブルグが多国籍企業と税秘密協定
米各界で強姦発覚
軍隊、大学、芸能界(レディーガガ、マドンナ、シンディ・ローパー…)…
米、相変わらず拷問を
逆らう者には容赦しない米の岩盤
ロシアがウクライナに軍事介入
イスラム国の残虐性が際立った
イスラムの女性蔑視も目立った
エボラ出血熱、マレーシア航空機事故、セゥオル号沈没…
アフリカから欧州へ、メキシコからアメリカへ…不法移民・難民の流れは止まらない。
世界を知るために…ニューズウィーク
私が世界を知るために必ず目を通す雑誌がニューズウィーク日本版である。日本は幕末以降、語学ができて、欧米の新潮流をいち早く紹介する学者が、偉い学者と見なされた時期があった。「追いつけ」「追い越せ」の時代はそれでもよかった。しかし、今は違う。
日本の新聞・雑誌などにはまだその風潮が残っている。朝日新聞などは典型である。成功したから中々転換できない。すぐに上から目線で、「それにつけても金の欲しさよ」ばりに「…だから日本はダメなんだ」。
先日も、フランスに住む特別編集委員とかの冨永 格とやらが、2面の半分のスペースを割いて何を言いたいのかさっぱり訳の分からぬことを書いていた。もはや過去の人。誰か早く引導を渡すべきである。
そういう日本にあって、世界を意識させてくれるのがニューズウィーク日本版である。12月23日号で460円。日本の新聞・雑誌とは少し違った角度で物事を斬ってくれることも多い。お薦めします。
(年末、日ごろの寝不足がたたり、風邪をひき、微熱と咳、体の節々の痛みが続きました。何事も、健康であってこそです。来年は少し生活習慣を改めようと思っています。よいお年を)
以上
「2014年は秩序が崩れた1年」







軍隊、大学、芸能界(レディーガガ、マドンナ、シンディ・ローパー…)…







世界を知るために…ニューズウィーク
私が世界を知るために必ず目を通す雑誌がニューズウィーク日本版である。日本は幕末以降、語学ができて、欧米の新潮流をいち早く紹介する学者が、偉い学者と見なされた時期があった。「追いつけ」「追い越せ」の時代はそれでもよかった。しかし、今は違う。
日本の新聞・雑誌などにはまだその風潮が残っている。朝日新聞などは典型である。成功したから中々転換できない。すぐに上から目線で、「それにつけても金の欲しさよ」ばりに「…だから日本はダメなんだ」。
先日も、フランスに住む特別編集委員とかの冨永 格とやらが、2面の半分のスペースを割いて何を言いたいのかさっぱり訳の分からぬことを書いていた。もはや過去の人。誰か早く引導を渡すべきである。
そういう日本にあって、世界を意識させてくれるのがニューズウィーク日本版である。12月23日号で460円。日本の新聞・雑誌とは少し違った角度で物事を斬ってくれることも多い。お薦めします。
(年末、日ごろの寝不足がたたり、風邪をひき、微熱と咳、体の節々の痛みが続きました。何事も、健康であってこそです。来年は少し生活習慣を改めようと思っています。よいお年を)
以上
「妖怪ウォッチ」「牛すき鍋膳」など


「妖怪ウォッチ」「牛すき鍋膳」など
● 「妖怪ウォッチ」① 小西紀行さん (小学館) 432円
● 「神さまの言うとおり」① (作)金城宗幸さん (画)藤村緋二(あけじ)さん (講談社) 473円
● 「寄生獣」① 岩明均(いわあき・ひとし)さん (講談社文庫) 680円、3冊を買って読んだ。
どれも面白い。「妖怪ウォッチ」は、子供が夢中になるのは分かる。
「神様の言うとおり」は、映画の宣伝で初めて知った。実写映画の方が面白いかも。
「寄生獣」は、昔から漫画誌でその存在は知っていたが、ホラーものが苦手なので、きちんと読んだことはなかった。
改めて思ったが、日本の漫画(コミック)は、漫画はもとより、ゲームになったり、アニメになったり、実写映画になったり、すごいものだと見直した。元は紙と筆(鉛筆)さえあれば、魔法のようにいくらでも想像を膨らますことができる。ハリウッドも日本の漫画から目が離せないだろう。
鳥獣戯画や北斎漫画の伝統がある。完全に日本文化の一角を占めている。小学校低学年から読み始めたが、死ぬまで読むに違いない。
昼食は、吉野家に行った。「牛すき鍋膳」並 味付けが少し濃い目だったが、昨日のジョイフルを2段階ほど上回っている。しかも、値段はジョイフルの735円に対して630円。吉野家の完勝である(ゼンショー「すき家」はいくら味が良く、値段が安くても行かない。ヤマダ電機、和民などと共にはなからパス)。
吉野家は、「牛すき鍋膳」がなかったころよりお客様は確実に増えている。午後2時ごろ行ったが、営業マンやタクシーの運転手が多かった。吉野家は「買い」だ!
2・3日前、マックの折込チラシが入っていたが、行きたいとは思わなかった。魅力的な商品が見当たらない。マックは混迷を極めている。盛者必衰。
以上
「 国芳一門浮世絵草紙 」★★★★☆


「 国芳一門浮世絵草紙 」★★★★☆
昨日は8月1日。旧暦の8月1日(新暦の8月末~秋分のころ)を八朔(はっさく:八月朔日)という。
江戸時代の江戸では、徳川家康が初めて江戸に入府したのが8月1日とされ、大名や旗本は白帷子(かたびら)に身を包んで江戸城に参上し、将軍にお祝いを述べた。吉原では、遊女たちが白無垢姿で客を迎えた。
PCが故障しここ3週間ほど、佐伯泰秀(やすひで)、上田秀人、佐藤雅美(まさよし)、風野真知雄(かぜの・まちお)、辻堂魁(つじどう・かい)、河治和香(かわじ・わか)さんなどの時代小説を数十冊読んだ。
頭の中は半分江戸時代。讃岐産ではあるが、半分江戸っ子気分。
「 国芳一門浮世絵草紙 (くによしいちもんうきよえそうし)」の作者河治 和香さんは、東京生まれ。しかも葛飾区柴又生まれ。生粋の江戸っ子。頭の中は、ほとんど170年から180年前の江戸時代のままに違いない。
時代は天保のご改革のころ。質素倹約の水野忠邦(ただくに)、妖怪とおそれられた鳥居耀蔵(ようぞう)、遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元(さえもんのじょうかげもと)などが活躍した時代である。
主人公は浮世絵師歌川国芳(くによし)とその娘でおきゃんな登鯉(とり)。脇役として、国芳の弟子の梅屋、芳宗、芳鶴、芳虎、芳艶、芳兼、芳藤、芳玉など。
ライバルは歌川国貞(のち三代目豊国)一門。歌川広重、葛飾北斎とその娘お栄(えい)など錚々たるメンバーも登場する。
粋といなせと洒落とぐだぐだの江戸庶民の物語である。面白かったので4巻目と5巻目を宮脇書店に注文した。
以上