高村(こうむら)正彦さん「私の履歴書」⑬から

高村正彦さん「私の履歴書」
 日経新聞17年8月13日
 「私の履歴書」は自民党副総裁の高村(こうむら)正彦さん。
高村(こうむら)正彦さん「私の履歴書」⑬から
★★★★★ 今まで読んだ上田秀人さんの本でベスト。登場人物それぞれの立場の力学、利害、心理がよく描かれている。
高村正彦さん「私の履歴書」
 子どもは少ないにもかかわらず学習塾は至るところにある。この学習塾は町はずれにあるので経営できているのかと心配であったが、先日の日曜日に何か催事があったらしく、写真のようであったので少し安心した。
高村正彦さん「私の履歴書」
 栗林公園北門近くの民家。典型的な百日紅(さるすべり)の樹形をしている。





 高村(こうむら)正彦さん「私の履歴書」⑬から


 高村正彦さん(75)は、山口県出身のベテラン自民党衆院議員(12期)。中央大学卒の弁護士でもある。経企庁長官、法務、防衛、外務の各大臣を歴任し、現在は自民党副総裁。

 「困った時の高村さん」として日本の政治を実質的に進めてきた有力なおひとり。「紛争解決屋」として日本のみならずアジア各地でも各種問題の解決にあたってきた。

 日本経済新聞の2017年8月「私の履歴書」は高村正彦さん。17年8月13日の「私の履歴書」⑬を抜粋してご紹介します。


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    日 中 韓


 外交は最善を尽くしても、想定外の結末を迎えることがある。

 1998(平成10)年7月、参院選で自民党が敗れ、首相は橋本龍太郎さんから小渕恵三さんに交代した。私は外相に起用された

 就任直後、国会で竹下登元首相にばったり出会った。「小渕が訪中するはずだったのに首相になってしまった。高村さんが行くのも一案と思うがな」。

 外務省に戻ると、柳井俊二事務次官らを集め、訪中を決めた。

 北京で再会した唐家セン外相との話し合いは順調に進み、9月の江沢民国家主席の来日時に「21世紀に向けた長期的な協力関係」を示す共同文書を発表することを確認した。「過去にしがみついて、おたくに迷惑はかけません」。唐外相の言葉にほっとした。


 他方、10月に韓国の金大中大統領の来日が予定されていた。金大統領はしきりに「20世紀に起きたことは20世紀のうちに終わらせましょう。いちど文書であやまってもらえば、二度と過去のことを持ち出すことはありません」といってきていた。

 金大統領は日韓関係の改善に本気で取り組んでいる。そう判断した小渕さんは「韓国にはいちど文書であやまろう」と決断した。


 8月下旬、江主席の来日が急に延期になった。揚子江流域などで水害が起き、江主席が救援の陣頭指揮をとることになったのだ。


 10月の金大統領の来日は大成功だった。首脳会談で、小渕さんは「過去の一時期、植民地支配により、多大な損害と苦痛を与えたという歴史的事実を謙虚に受け止める」と謝罪した。金大統領は「今後、過去の問題を持ち出さないようにしたい。将来についても自分が責任を持つ」と答えた。共同宣言には、日本の「痛切な反省とおわび」が盛り込まれた


 中国は態度を急変させた。「先の戦争での中国の被害は韓国より何百倍も大きい」として「おわび」の表現を求めてきた

 11月の江主席来日の前日に到着した唐外相は「韓国との文書におわびを入れて、中国とのにはいれないのは納得できない」と迫ってきた。

 私は「韓国と結んだ基本条約は過去に触れていない。中国とは国交正常化の際、共同宣言に『多大な迷惑をかけた責任を痛感し、反省する』と書き込んだ」と反論し、文書化に応じなかった小渕さんが口頭でおわびすることで決着した。

 翌日、中国元首として初めて来日した江主席は不満だったのだろう。日本批判を繰り返した。韓国よりも中国が嫌いという日本人が急増した。


 その後、韓国も政権が交代するたびに歴史問題を蒸し返すようになった

 外相就任から4カ月、国益を守ることの難しさを痛感した。


以上


「私を無視したマスコミ…に告ぐ」

「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 正論17年9月号
 加戸(かと)守行・前愛媛県知事 「私を無視したマスコミと前川喜平氏に告ぐ」
「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 加戸氏は閉会後審査の席でも言っていたが、マスコミが「報道しない自由」を行使するのはよくあるらしい。自分らの都合のいいことのみ報道し、不都合なことは報道しない。また、意図的に捻じ曲げる捏造する。騙されてはならない!
「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 四国新聞17年8月11日「加計の学部新設 認可判断保留へ」
 私は最初「正論」9月号を読んだ時はよく分からなかったが、加戸氏によると、文科省・設置審の8人の委員全員が獣医師会の息がかかっているという。ガチガチの岩盤規制。果たしてこの度、「判断保留」になった。加戸氏の「江戸の仇を長崎で」の心配がよくわかる。「加計学園の教員に応募した者は村八分にしてやる」と恫喝したりもしているとか。
 マスコミは本来こういうことを問題にすべき。「安倍憎し」で、エロ前川を持ち上げたり、既得権益を守ろうとして理不尽なことをしている文科省や獣医師会側についたり、北朝鮮からミサイルが飛んで来ようとしている時に、何をやってんだか。
「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 四国新聞17年8月11日
 つい先日まで早明浦(さめうら)ダムの貯水率は50%台であったが、台風5号によってもたらされた恵みの雨で、平年並みの80%台になった。
「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 本津川沿いの墓地(遠景)。灯篭が飾られだした。私は今日墓参りしたが、うちのお寺は灯篭は禁止なので、花だけ手向けてきた。
「私を無視したマスコミ…に告ぐ」
 野生のユリが次々咲き出した。





 
 「私を無視したマスコミ…に告ぐ」


 「正論」9月号に加戸守行・前愛媛県知事「私を無視したマスコミと前川喜平氏に告ぐ」を書いている。抜粋してご紹介します。


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 加計学園問題での前川喜平・前文科事務次官による〝告発〟は、自分の部下が内閣府との折衝で押し切られた無念の思いが原動力となっているようです。安倍政権の支持率が10%も下がりましたが、下げ幅の半分くらいは彼の貢献だと思いますよ。しかし、もう鬱憤も晴れたことでしょうから、そろそろ矛の納め時ではないですかね。

 前川氏が役人の則(のり)を超えていると思うのは、参考人招致の席でも「行政が歪められた」と言っていることです。歪められた行政の責任者は松野博一文科相。国会の場で前川氏は、かつて仕えた松野文科相に向かって「アナタは無能でした。行政が歪められて平気だったんですか」と言っているのに等しいのです。私には彼の神経がとうてい理解できません。

 彼はあたかも自分が文科行政の責任者だったかのような物言いをしていますが、決定権は大臣にあり事務次官はそれを補佐する立場なのです。


 報道しない自由を立派に行使

 参考人招致での私の発言を朝日新聞がほとんど黙殺したことについては、驚きもしません。「安倍政権打倒は社是」との精神は脈々と受け継がれているようですし、私の発言をまともに取り上げたら安倍政権の濡れ衣を晴らすことになってしまいますからね。

 毎日新聞も、おそらく担当デスクの判断で私の発言を削ったのでしょう。それにしても今回「報道しない自由」というのは凄いものだとつくづく思いました

 昔、こんな経験をしました。7年前に日本武道館で開かれた「外国人参政権に反対する1万人大会」で愛媛県知事として挨拶したのですが、中学歴史教科書の採択をめぐって私が訴えられた訴訟について紹介し「原告3459人のうち日本人はたった209人で、残り3250人は外国人。これで外国人に参政権を与えたら、日本人の教育を売り渡すことになりますよ」と発言したのです。

 しかし現職の県知事がそこまで発言したというのに、それを報道したのは産経新聞だけで、他社はすべて黙殺でした。いかに朝日や毎日が「報道しない自由」を立派に行使したかの典型的な例です。賛成・反対はともかく、外国人参政権は国民的関心事だと思うのですが、あの発言が黙殺されたときには唖然としました。


 江戸の仇を長崎で討つ?

 今回の問題のキーマンは、獣医学部新設を阻むため、あちこちに根回しをした日本獣医師政治連盟の北村直人委員長ですよ。彼は私が知事だったときに愛媛まで乗り込んできました。今回、岩盤規制の「獣医砦」を守っていたのは形の上では文科省だったけれども、実質的には農水省と、その後ろにいた日本獣医師政治連盟が最強の軍団だったのだと思いますね。

 北村氏は加計学園の理事長から「安倍晋三首相と知り合いだ」と聞いて、「これは攻撃する材料に使える」と思ったのでしょう。北村氏はある週刊誌で「この問題をオープンにすれば安倍政権はつぶれる」という趣旨のことを話していましたが、安倍政権をつぶしてでも獣医学部の既得権を守ろうとする執念には凄まじいものがあります。


 全国の獣医学部で定員オーバーの水増し入学が常態化していますが、これは獣医師の需要がある証拠です。50年前に比べて例えばペット獣医師は激増していますが、それを水増し入学で対応してきたわけです。それでいて、獣医学部の新設は許さないというのはどう考えてもおかしい

 一方で薬学部は作り放題で、定員はどんどん増えている。こんな矛盾があっていいのでしょうか。


 今ようやく、愛媛県今治市での獣医学部設置の是非について大学設置・学校法人審議会の獣医学専門委員会で審議されていますが、ここには水増し入学を行っている私立大の教授も委員として入っているのです。8人の委員は皆、日本獣医師会の息がかかっているといっていい。自分たちが超えられないほど高いハードルを課すことによって、今治での学部新設がつぶされてしまう可能性があるのです。まさに「江戸の仇を長崎で」ということになりかねないと、私は危惧しています。

 そこで、審議でどの委員がどんな発言をしたか、きちんとメモを残すよう、メモを作るのが好きな文科省に求めるつもりです。


 われわれは10年も前から今治の夢、未来を獣医学部に託してきました。県民、市民の思いが込められているのです。愛媛県や今治市にとっては白い猫でも黒い猫でも今治に獣医学部を作ってくれる猫が一番いい猫なんですよ。


以上


言ってはいけない官僚の真実②

言ってはいけない官僚の真実
 正論17年9月号
言ってはいけない官僚の真実②
 OB座談会(元外務官僚:宮家邦彦さん、元財務官僚:高橋洋一さん、元経産官僚:岸 博幸さん、元経産官僚:石川和男さん)
言ってはいけない官僚の真実②
 香川県立図書館の庭。常に誰かがメンテナンスしている。
言ってはいけない官僚の真実②
 香東川(こうとうがわ)の草刈り。川も常に誰かがメンテナンスしている。
言ってはいけない官僚の真実②
 今日の香東川潜水橋。台風5号の影響でまだ潜水橋は渡れない。明日には渡れるようになるだろう。早明浦ダムの貯水率は50%台であったが、平年並みの80%位まで戻る見込み。台風5号は恵みの雨をもたらした。
言ってはいけない官僚の真実②
 庭に咲いた野生の白ユリ。170~180㌢のが何本かある。何の花が咲くか楽しみで抜かずにいた。抜かなかくてよかった。





 言ってはいけない官僚の真実②


 昨日の続きです。かなり端折(はしょ)っています。いかにしょうもない問題を一部マスコミや野党が騒いでいるか、分かっている人は分かっている。それにしても、他に重要な問題がいろいろあるのに、日本のマスコミは酷い(野党はある程度仕方がない)。興味のある方は「正論」9月号をお読みください。


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 宮家 これまでの日本の官僚は、行政的な部分と政治的な部分を非常にうまく使い分けてきました。そうした観点から前川氏をみていると、彼の言動は「官僚独立自治王国」の裸の王様の断末魔といえます。
 戦後の官僚と政治の関係をみると、戦前からの政治家が公職追放されてしまって素人が当選してきた一方、役人はあまり公職追放されなかった。そのため戦後は情報力の面でも判断力でも、官僚の側の力が強かったのです。そして政治家も政治的な判断・決断を官僚に任せてしまった。
 そんなことがありながらも、官僚は身分保障があって守られているため政治責任は取らない。そういう理想的な官僚の自治王国ができたのです。それが壊れるきっかけが「内閣人事局」の発足でした。

 これまで各省庁は事務次官を頂点とする自治王国であって、一種の社会契約があって低賃金で深夜労働もあるけれども政治家に阿(おもね)る必要はなく、民間の平均以上の生涯賃金が保証されるという暗黙の了解があったわけです。しかし、天下りができなくなり、事務次官に人事権がないとなれば、誰も言うことを聞かなくなります。優勝な人材の採用もままならなくなるでしょう。

 高橋 有能な人材は、民間に進んで稼いでもらえばいいんです。内閣人事局を作ったときに、制度上は「出入り自由」にしたのです。公務員と民間との行き来はできるようになっている。それから政治任用の公務員と通常の公務員とを分けています。そのように、公務員制度は変わりつつあるのですが、そうした観点からみると前川氏は旧時代の遺物だと思います。それを持てはやしているマスコミは、一体何なんでしょうね。

  この過渡期に、世の中の進化についていけない一部のメディアが前川氏を持ち上げている。

 高橋 官僚制度には身分保障があり、そして官僚は確実に昇格します。そして給与保証がある。その三つの保証に少し手を付けたのが内閣人事局だけれども、降格もなければクビもない。民間の観点からすれば全然、大したことじゃないんです。一体、何を騒ぐほどのことがあるのでしょうか。


 宮家 あと2つ指摘したい。われわれ役人は「大蔵省主計局」という幻想を作ったんです。国会議員を説得するときに官僚は「先生のおっしゃる通りですが、主計局がうるさいんですよ」」と、旧大蔵省主計局をスーパー官庁に仕立て上げていたんです。国税庁は税務調査をかけられるから、誰も主計局には逆らえない、そういう幻想を作りあげて政治家に対する魔除けにしたのです。それから、官僚は族議員を養成することによって「毒をもって毒を制す」で他の議員を制して、官僚の自治王国を守ってきた。
 ところが、スーパー官庁の幻想は「ノーパンしゃぶしゃぶ」の事件で吹き飛びましたし、族議員も雲散霧消してしまった。官僚の自治王国が風化していくのも当然といえます。

 問題は、今後どうするのかということです。政治がこの体たらくで、スタッフである官僚がこの状況で人材が入ってこない。日本にはしっかりした民間のシンクタンクも育っていません。なぜかといえば行政機関が日本唯一のシンクタンクだったからです。

 高橋 私なんかは役所を辞めてから、霞が関に対抗するシンクタンクを作って、現実にいろいろな政党などと契約を結んで、ちゃんとビジネスになっています。

  今、働き方改革ということが言われていますが、事実上「終身雇用はもう無理だよね」ということです。だから事業規制も緩和して転職もより自由に、と民間も変わり始めています役所も、この動きに応じてかわっていく必要があります

 石川 現役の官僚たちに「どうやって生きているの」とよく聞かれるんです。私は一人シンクタンクをやっていますが、役所を辞めてどうやって食っていくのか、ということで私のライフモデルに興味があるんですね。


 宮家 政治任用についてですが、大臣補佐官などを任命するだけではダメで、事務次官、そして局長を採らなければ。

 高橋 海外では、次官の3分の1くらいは政治任用するのが通常なんです。日本でもそうするよう公務員制度改革の議論で主張しましたが、実現できませんでした。海外で「日本の次官は皆、生え抜きです」というとビックリされますよ。

 宮家 国家観とか忠誠心の問題ですが、外務省の官僚でも、入省して10年もすると国家という意識はあるんだけれど、まず「わが省」が念頭にあるわけですよ。私も27年在籍して「わが省」意識があったけれども、辞めた後は「わが国」のために仕事をしている。辞めたほうが国のことを考えるようになるんですね。

 石川 なぜならば、権限がなくなるからですよ。

 宮家 そう。権限があると、それを守る必要がありますから。
 日本という国はユナイテッド・ミニストリーズ・オブ・ジャパン、すなわち各省庁による連合政権であって、それを壊そう、という話です。

  役所のビジネスモデルはどういうものかといえば「貸し借りを通じた自らの影響力の最大化」なんですよ。役所というのは儲けは関係ありませんから、権限や予算を増やすことに集中するわけですが、そこで他省庁や業界との貸し借り関係を増やすことで自分の影響力の最大化を図っているのです。
 今回、文科省が騒いでいるのは自分たちの影響力最大化を妨害された恨みでもあるわけです。

 高橋 加計学園の問題であまり理解されていないことですが、文科省の告示があって、そこに獣医学部の新設は受け付けないと書いてあるんです。それを今回、国家戦略特区という仕組みを使って、新設を申請してもいいよ、と直しただけの話です。このレベルの話で、なぜすったもんだしているのか理解不能です。あんな告示を出していたこと自体がおかしい

  自分たちの好き勝手に行政を歪めていたんです。その告示を基に、貸し借り関係の最大化を図り、天下り先を作ってきたといえるでしょう。

 宮家 官僚制度は変革の時期を迎えていますが、国の大事な政策を誰が誰と相談して決めていくかという意思決定過程が問われています。国の重要政策の決定プロセスを考え直すいい機会とすべきだと思います。

  世の中全体として、古い仕組みが許容される時代ではありません。今回の獣医学部新設をめぐっては族議員もいろいろ絡んでいるわけですが、こうした族議員制度も変えられるか。
 メディアもまた、明らかに変な発言をする人をヒーロー扱いしてしまうような状況から脱却できるか。
 国民もまた、NHKや朝日新聞が描く勧善懲悪の構図に乗せられて都議選ではおかしな投票行動をしたりしましたが、そうした昭和的な価値観から考えを進化させられるか。
 前川氏の問題は、もろもろのプレイヤーが世の中の変化に適応できていけるかが問われている点で、面白い試金石になっているように思います。


以上


言ってはいけない官僚の真実①

言ってはいけない官僚の真実
 正論17年9月号
言ってはいけない官僚の真実
 OB座談会(元外務官僚:宮家邦彦さん、元財務官僚:高橋洋一さん、元経産官僚:岸 博幸さん、元経産官僚:石川和男さん)
言ってはいけない官僚の真実①
 AERA17年8月14-21日合併号の朝日新聞広告。私はまだ読んでいない。
 今回「現代の肖像」は前川喜平。恐らく6ページ建て。「恋活BARラブオンザビーチ」の常連客(何十回もいったとか)を「いい人」に仕立てあげ、持ち上げているのは間違いない。
言ってはいけない官僚の真実
 元香川県立中央病院。解体中のはずなのだが?こういうやり方は初めて見た。
言ってはいけない官僚の真実
 今日の本津川(ほんづがわ)。香東川(こうとうがわ)は台風5号の降雨で濁流が渦巻いており潜水橋は渡れないが、本津川はもう通常の状態に戻っている。10年ほど前の台風で溢れたが、その後浚渫や護岸工事をし、整備された。ジョギングしたり、犬の散歩をする人が多い。





 言ってはいけない官僚の真実①


 何回も書いているが、加計学園の獣医学部新設問題に関し、前川喜平・元文科エロ次官が記者会見まで開いて「行政が歪められた」などと告発した。

 朝日新聞、毎日新聞、テレビ朝日、TBS(毎日系)、NHKなどのメディアが反安倍内閣ということでこの前川エロ次官を持ち上げ、加計学園を十数年前に誘致した加戸守行・前愛媛県知事などの証言を無視したのは、分かりやすい

 分からないのは、前川エロ次官の動機である。私の数十年にわたる職業倫理からは計れない。

 「正論」2017年9月号で4人の官僚OBが座談会をしている。その話は分かりやすく、私の常識とも合致している。抜粋してご紹介します。


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 石川 前川前次官の行動について、政府内での政策決定について、水面下では激しいやり取りが行われていると国民の前に知らしめたこと自体は、評価していいかと思います。
 ただ、次官にまで上り詰めた方がなぜ公式な文書を出さずに〝怪文書〟に近いものだけを出してきたのか、このやり方は疑問です。表に出た、この場合は内閣府との間で了承の得られた文書を示して戦わなければ、説得力がありません。

  前川氏の言動に評価できる点など全くありません。今回の問題は、事務的な交渉で文科省が内閣府に負けただけのことです。それに不満があったのであれば、なぜ前川氏は事務次官として交渉決着のタイミングで声を上げて抵抗しなかったのか。辞めた後になって文科省内部のいいかげんな創作文書を元に騒ぐな、と強く申し上げたい。前川氏は官僚のクズだと思いますよ。

 高橋 前川氏は文科省の天下り問題では懲戒処分を受けている「天下りキング」です。組織ぐるみの天下りを受けて、文科省改革が行われようとしていた。前川氏は今回、それを阻止するために騒いでいるだけのことで、なぜそれにマスコミが飛びついたのか非常に疑問ですね。

  本来、前川氏は天下り問題で懲戒免職になってしかるべき人です。実際、首相官邸の中でそうした議論もあったんですが、官邸は温情でクビにはしなかった。それが辞めた後で前川氏が「総理のご意向があった」などと騒いでいるのは、恩を仇で返したようなものです。

 宮家 お三方の前川氏批判に付け加えることはありません。


つづく


 

規制と競争

規制と競争
 朝日新聞17年7月31日1面
 今回の加計学園問題報道であまりにも偏っているとの批判が多かったため、法科大学院を例に挙げ、規制緩和にも問題があることを言いたかったのだろう。
規制と競争
 朝日新聞17年7月31日27面
 それにしても、朝日新聞、毎日新聞、テレ朝、TBSなどの加戸前愛媛県知事の証言無視はひどい。公務員獣医師、産業動物獣医師不足に悩んできた愛媛県は、今治市に十数年前から獣医学部開設を計画し、各大学に声をかけ、唯一応募してきた加計学園に賭け、12年前から15回も開設を要望してきた。日本の獣医学は国際的にも遅れている。それなのに、52年間も新設を排除してきた。獣医学界グダグダの責任は文科省・農水省にある。
 メディアは本来ならその点を指摘すべきなのに、憲法改正を掲げた安倍内閣を打倒するため、親しい友人というだけで問題にし、信頼に値しない前川前次官(私の周りのきちんと働いてきた人で彼を評価する人はいない)を持ち上げて利用した。極めて偏向している。
規制と競争
 朝日新聞17年5月27日
 2カ月も前に麻生太郎財務相はこう言っている。
 「獣医学部新設については、法科大学院(ロースクール)の開設や接骨院などで働く柔道整復師を増やした規制緩和を挙げ、『増やした結果、質が悪くなった。(獣医学部が)できあがった後のアフターケアもきちんとしないといけない』と語った」。これは正しい。
 柔道整復師については、「てっちゃん 雑文集 柔道整復師」で15年11月10日のブログ「柔道整復師に存在理由はあるのか?」や16年10月20日「柔道整復師 『受領委任制度』をやめるべき」を読んでください。
 司法制度改革は悪いことばかりではない。私は経営企画部門にいたとき、社内弁護士や顧問弁護士をよく利用した。その経験から、不祥事の続く高松市長に弁護士の活用を提言したことがある。現在高松市では任期付きで弁護士を抱えるようになった。企業内弁護士も増えているようである。日本社会はもう少し(事前に)弁護士を活用すべきである。
規制と競争
 月刊Hanada17年9月号
 元時事通信社特別解説委員の加藤清隆さんと元テレビ朝日報道局コメンテーター・現東海大学教授の末延吉正(すえのぶ・よしまさ)さんの対談。
 現在のメディアは政治運動化(左傾)していて、テレビなどでも演出、切り取りが日常茶飯事で、事実が歪められているという。末延さんはテレ朝の「報道ステーション」などによく出ていた。自らも覚えがあるという。

●今日ネットに出ていたニュース

『加計問題報道時間比較』 7/10~7/11合計30番組を調査

 加計問題報道全体の時間→8時間45分59秒のうち

前川喜平前文科省次官「行政が歪められた」→2時間33分46秒
加戸守行前愛媛県知事「歪められた行政が正された」→6分1秒
原英史国家戦略特区WG委員「規制改革のプロセスに一点の曇りもない」→2分35秒

 圧倒的にエロ前川の言い分を報道し、加戸氏、原氏はほとんど無視。これが実態!この集計には当然NHKも入っていると思われる。NHKも偏向していることになる。マスコミは自分たちに都合の悪い情報は伝えない!これでは視聴者が加戸前知事の貴重な証言を知る由もない。物事は十数年前から始まっているにもかかわらず、ここ1・2年にのみ焦点を当てている。

規制と競争
 今日知ったが、香川大学幸町(さいわいちょう)キャンパスの正門前のローソンが閉店していた。より正門に近いところにセブンイレブンが出店し、競争に敗れたのだろう。厳しい!





 規制と競争


 「規制と競争」は頭の痛い問題である。

 共産主義国家は、計画経済で国家がすべて計画し、統制し、人民の要望に応えられると考えた。初期スターリンのソビエトは、計画経済によりうまく工業化を成し遂げたと考えられていた。現讀賣新聞代表取締役主筆の渡邉恒雄(ナベツネ)氏は、日本共産党の東大細胞に所属していたこともあった。後に首相になった岸信介も、後に韓国大統領になった朴正熙(パク・チョンヒ)も、一時、共産主義思想に染まったことがある。のちに苦笑とともに語っている。当時、共産主義は魅力的な思想であった。

 しかし、共産主義が上手くいかないのは歴史が証明している。飢餓や弾圧や虐殺で1億人以上が死亡したと言われている。実に無惨な実験であった。現在も、ロシア、中共、北朝鮮等々ロクな国がない。今や欧米諸国でまともな共産党はない。

 ロシアのウクライナ紛争やクリミア半島奪取で、ロシアの隣接国家や北欧諸国はすべて徴兵制を採用・復活している。女性まで徴兵の対象にしている国もある(ソ連兵・ロシア兵がどのようなことをするかは、11年9月6日のブログ「『口に出せなかった戦後史』から」を読んでください。先日亡くなられたドイツのコール元首相の奥様の話です)。


 基本は自由競争だが、過当競争に陥らないように最小の規制を行うというのが現実的な選択ではないか。しかし、規制を行うということは、既得権益者と監督官庁の癒着・腐敗を必ず生む。それは今回の獣医師問題にも表れている。


 今回の問題で、日本のマスコミの多くが、事実(である)を伝えるのではなく、読者・視聴者を自社の考える方向(べき)へ導くべく印象操作(偏向)しているのが明らかになったことは収穫であった。それにしても酷い!


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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