「夢をかなえるゾウ2」★★★☆☆

「夢をかなえるゾウ2」★★★☆☆



 「夢をかなえるゾウ」は200万部を売り上げた。売れ過ぎだとは思うが、それなりに面白かった記憶がある(そういう意味では「もしドラ」に似ている)。TV番組にもなったはずである。評価は★★★★☆。

 「夢をかなえるゾウ2 ~ガネーシャと貧乏神~」(水野敬也さん 飛鳥新社 1575円)はその続編である。途中なんども放り出しそうになった。それでも我慢して読んでいると、8割くらい読み過ぎたあたりから面白くなってきた。したがって、評価は★★★☆☆。

 即ブックオフ行きだと思っていたが、一応、本好きの人に貸し出そうと思っている。「最初は面白くないが、だんだん良くなる法華の太鼓だよ」とか言って。

 「夢をかなえるゾウ」は、先日文庫版が出た。最近は文庫化が早まっている。文庫を待つ手もある。


以上

和田はつ子 料理人季蔵捕物控シリーズ★☆☆☆☆

和田はつ子 料理人季蔵捕物控シリーズ☆



 このところ時代小説づいている。
 
 和田はつ子さんの 料理人季蔵(としぞう)捕物控シリーズ1巻目「雛の鮨」(ハルキ文庫 620円)を買った。高田 郁かおる)さんの「みおつくし料理帖シリーズ」+佐伯 泰英さんの「鎌倉河岸(がし)捕物控シリーズ」のようなものだと思っていた。

 1巻目の半分ほど読んで、これならいいんじゃないかと思い、2巻~5巻まで購入した。ところが2巻目の半分くらいで読むのを諦めた。話の展開が不自然でエンターテインメントとして楽しめない。江戸時代の人々の暮らしについて知りたいという欲求にも応えてくれない。なんか稚拙で底が浅い感じ。時間がもったいない。

 自分がいいと思わないものを人には薦められない。しかし、1巻目の本の奥付を見ると「第十三刷発行」とある。それなりには売れているようである。それに慰められて、ブックオフに売りに行くことにしよう。3巻~5巻は新品だよ。まぁ、そういうこともあるさ。読みたいものは無限にある。前向きに!


(以上)

「鬼手」「政界汚染」★★★★☆

「鬼手」「政界汚染」★★★★☆「鬼手」「政界汚染」★★★★☆

鬼手」 濱嘉之さん (講談社文庫) 630円
政界汚染」濱嘉之さん (文春文庫) 730円

 
 
 濱嘉之(はま・よしゆき)さんの警察小説の魅力は、その経歴に由来するところが大きい。元警視庁公安捜査官。警察庁警備局、内閣情報調査室(内調)にも勤務。警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、危機管理コンサルティング会社代表を務めつつ、小説も書いている。

 
 「鬼手」は駐在刑事という変わった役どころが面白い。スーパーコップ。こういう駐在さんがいてくれると住民は安心できる。濱さんの小説にしては珍しくダメ警官も描かれている。

 私の家に数か月前、近所の派出所の警察官がやってきた。家族構成などを聞かれたが、警察官の手元のカードを見ると20年以上も前のもの。20年間誰も巡回してこなかったようである。仕事をしているのか?

 「鬼手」は、「世田谷駐在刑事」としてTBSでドラマ化されるとのこと。


 「政界汚染」は濱さんお得意の公安警察もの。11年9月13日ブログ「完全黙秘」で活躍した青山望警部を中心とした同期の警部カルテットが主人公。

 この本で面白かったのは、中国西部地域の青海省・甘粛省・チベットに、いくつかの電子監視所があり、電話やインターネット、世界中の無線電波を監視する中国版エシェロンが存在するという情報。また、中国は政府が国民を監視するため、PCなどの装置にはスパイチップが組み込まれているとのこと。

 中国は通信機器の分野ですでに世界大手の企業があり、その背後には中国軍が存在しているため、アメリカやインドではその商品を「スパイ部品」とみなし、事実上の輸入禁止措置をとっている。しかるに、日本は野放しで、丸の内に自社ビルを堂々と構え、経団連にさえ加入しているという。日本は相変わらずのスパイ天国。


 警察組織、政界を知り尽くしている著者でないと書けないことがギッシリ詰まっている。外れがない。コストパフォーマンスが高い。エンターテインメントとして安心してお薦めできる。


以上

「居眠り磐音」江戸地図

「居眠り磐音」江戸地図「居眠り磐音」江戸地図

 「居眠り磐音」江戸地図 (双葉文庫) 820円


 今日、本屋で「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの3巻~6巻を購入した。合わせて「居眠り磐音」江戸地図も購入。

 私は東京で勤務したのは3年弱。土地勘があるのは、五反田、品川、蒲田、原宿、渋谷、新宿辺りである。電車でいうと、東急池上線、山手線の西半分。
 ここ3年くらいは、気に入って上野や谷根千辺りをうろついている。

 この小説の舞台である両国、本所、深川辺りは全く不案内。どうせ38巻?全巻読むのは間違いのないこと。物語の舞台となっている町の様子がよく分かったほうが面白い。

 昨日も午前3時ごろまで読んでしまった。いい加減にしておかないと…。分かってはいるのだが。


... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ...


(追記)

 2月16日(木)NHK「ブラタモリ」は「都会に残る江戸の運河 江東区小名木川(おなぎがわ)の秘密」であった。ズバリ「居眠り磐音」の世界。来週は後編。楽しみである。

居眠り磐音 江戸双紙シリーズ

居眠り磐音 江戸双紙シリーズ

居眠り磐音(いわね) 江戸双紙シリーズ1 「陽炎(かげろう)ノ辻」 佐伯泰英(やすひで)さん (双葉文庫) 680円



 さあ困ったゾ。とうとう手を出してしまった。

 昨日、上田秀人さんの「将軍家見聞役 元八郎」シリーズ全6巻を読んでしまって、とうとう佐伯泰英さんの「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズを手にとってしまった。

 このシリーズは今のところ38巻ある。「密命シリーズ」でさえ26巻だったのに。このシリーズは漫画にもなっている。08年NHK土曜時代劇でドラマ化もされた。面白いに決まっている。

 1巻目の「陽炎の辻」第1刷は2002年4月。1月ほど前に買った手元の文庫本は2011年11月印刷で第62刷!いかに売れているか!いかに支持されているか!
 
 いろいろ勉強しなければならないのに、やるべきことがいっぱいあるのに……困った困った(笑)。
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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