故郷(ネパール)に学校を作る①

故郷(ネパール)に学校を作る
 日経新聞17年12月11日「人間発見」①
故郷(ネパール)に学校を作る
 日経新聞17年12月13日「人間発見」③
故郷(ネパール)に学校を作る
 県立図書館昼どきのロビー。多くの人が食事をしている。高松市中央図書館にはカフェがあるが、ここにはない。持参の弁当やコンビニで買ってきたものだと思われる。
故郷(ネパール)に学校を作る
 隣家の雑種犬。昔は必ずこのように塀越しに顔を出していたが、近ごろはおせ(四国の方言で大人)になったのでたまにしか顔出ししてくれない。私の家では昔は犬も猫も飼っていたが、病人がいると世話ができなくなり、厳禁した。その代わりよそのを可愛がっている。
故郷(ネパール)に学校を作る①
 近所の神社の猫たち。近ごろは口笛を吹くとミャアミャアなきながら寄ってくる。6匹までは確認している。





 故郷(ネパール)に学校を作る①


 日経新聞17年12月11日から14日までの「人間発見」欄、YouMeNepal代表理事 ライ・シャラドさんの活動を抜粋・編集してご紹介します。


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 子どもの貧困 救うのは教育
 私財投じ 母国の支援活動


 NPO法人「YouMeNepal」(夢ネパール、東京・渋谷)の代表理事を務めるライ・シャラドさん(30)は立命館アジア太平洋大学(APU。大分県別府市)に留学中の2011年、故郷ネパールのチェーマック村に学校を作った。社会人になってソフトバンクに勤める今も、故郷の子供たちに良質の教育を受けさせ、貧困から抜け出せるように支援活動を続けている


 チェーマック村はネパール東部、カトマンズから200キロ離れたエベレスト山の南側に位置する標高1800メートル、人口約3500人の村です。

 村の公立学校は、教員に意欲も能力もなく、非常にレベルが低い。高校に入れないと仕事がないので、中東やアジアで低賃金の重労働に就くしかありません。5人のいとこも全員が出稼ぎに行きました。村から働き盛りが消えました。

 貧困から抜け出すにはもっとレベルの高い学校が必要です。留学中にアルバイトでお金をため、周りの学生に500円、千円の寄付を募り、村人の支援も受けて、大学4年の時に30万円でわらぶき校舎の「夢学校」を作りました。

 徐々に理解も広がり、今では教員が14人、保育園3学年、小学校7学年の197人が学んでいます。日本人の寄付でコンクリートの校舎も完成し、授業はネパール語のほか、算数や科学は英語です。
 開校後にネパールと日本でNPOを設立しました。


 夢学校の規模は順調に拡大しているが、経営は火の車だ。

 最大の悩みは教員の人件費です。村には英語で教えられる人はいません。都市部から招くしかないのですが、相場の3倍を出さないと寒村に来てくれません。1カ月の経費は30万ネパールルピー(約30万円)。授業料や日本人里親と寄付会員50人の支援だけでは11万同ルピーがせいぜいで、日本で講演会や報告会を開き寄付を募ったり、私の貯金や給料から補填したりして、しのいでいます。数年後に高校進学実績が出るまで、今が一番大事な時期だと思っています。


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 首都のエリート校に進学
 教育が私の人生を変えた


 妹が5人、弟が1人の7人きょうだい。故郷の村には10歳まで暮らした。

 村では朝4時に起き、往復2時間かかる20リットルの水くみから一日が始まります。

 村の公立学校は小中学校が一緒です。
 3年生を終えた10歳の時に、首都カトマンズにある英イートン校の姉妹校に入学しました。1学年99人の少数精鋭教育。66人は王族やエリート層の子弟ですが、残りの33人は地域や民族のバランスを配慮して全国から選びます。国が学費から寮費、小遣いまで全額を支給し、英国式教育を徹底的にたたき込みます。全国33人の1人に選ばれ、私の人生に奇跡が起きました。

 当時、村からカトマンズまでは、3日間かけて3千メートル級の山を2つ徒歩で越え、さらに夜行バスに14時間乗る長旅です。99人の仲間と過ごした8年間は素晴らしい日々でした。

 この学校は、1960年代に当時の国王が故郷のリーダーを育成する学校を作りたいと英国政府に働きかけて誕生しました。その理念は素晴らしく、卒業生はオックスフォード大学やケンブリッジ大学など欧米の一流大学に進学しました。でも、彼らは欧米にとどまり帰国しないので、リーダー育成の願いはかないませんでした。


 2005年に初めて訪日したことが、日本留学を目指すきっかけになった

 生徒会長だったので、外務省の招待プログラムに参加できました。東京の街はきれいで、夜中でも若い女性が1人で歩いている。京都、広島、大阪と回り、広島の宮島で生まれて初めて海を見て、船に乗りました。

 どうして日本はこんなに発展できたのだろう。もともと関心はありましたが、ますます興味が湧きました。米国留学を考えていたのが、真剣に日本留学を目指すようになりました。

 (担当:横山晋一郎編集委員)


 つづく


世界は逆行を始めた

世界は逆行を始めた
 週刊文春18年2月18日「池上彰のそこからですか!?」
世界は逆行を始めた
 日経新聞18年2月14日
世界は逆行を始めた
 朝日新聞18年2月11日
世界は逆行を始めた
 四国新聞18年2月7日
 私はサイモン&ガーファンクルのファン。初めて買った音楽媒体がS&Gのカセットテープ。確か京都・四条烏丸の十字屋。寺町通りの電気屋でソニーのテープレコーダーとタイマーを買い、新聞配達をしていたので朝S&Gの音楽で起きていた。「サウンド・オブ・サイレンス」「明日に架ける橋」「コンドルは飛んで行く」「スカボロー・フェア」……。
世界は逆行を始めた
 十字屋で貰ったS&Gのポスター。50年近く共にある(四隅を押しピンで止めて10カ所ほど異動したので、一回り小さくなっている)。10年ほど前か、S&Gの日本公演に名古屋ドームまで行ったこともある。幸いにも、サイモンさんは「不定期の音楽活動は続ける」とか。
世界は逆行を始めた
 近くの神社に参拝に行ったら、馴染みになった猫がさい銭箱に乗ってきた。





 世界は逆行を始めた


 私が一般庶民だからだろうが、中国にしろ、ロシアにしろ、北朝鮮にしろ、その他の国にしろ、他国を侵略するエネルギーがあるのなら、なぜそれを自国民の生活向上のために使わないのか不思議でしょうがない。専守防衛はやむを得ない。それを上回る部分(軍事費)は自国民の福利増進に使うべきであると思うが…(北朝鮮などは核・ミサイル開発のために百万人単位の餓死者を出している)


 そうはいっても、力の空白地帯を見つけると、躊躇することなく簒奪(さんだつ)する国が現にあることも厳然たる事実世界は逆行を始めた備えておくべきである。


 週刊文春2月15日号「池上彰のそこからですか!?」を抜粋、一部編集してご紹介します。


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 スウェーデン、戦争に備え徴兵制


 いまヨーロッパでは、徴兵制復活の動きが始まっています

 フランスでは、2015年に起きたパリ同時多発テロ以降、テロ対策に警察だけでなく軍隊も動員されています。主要施設の警備には人手がかかり、兵士の疲労も蓄積しています。

 こういう状況を見た一般国民の中からも徴兵制復活を求める声が出てきたのです。

 徴兵制復活についてマクロン大統領は「若者に国に対する奉仕を経験させる」と説明しています。

 ただし、兵役の期間は一カ月。18歳から21歳までの男女約60万人が対象です。兵士になっても武装はさせず、正規軍兵士の補助的な業務に当たります。軍の人手不足対策と、若者たちに危機意識を持ってもらおうというのが目的です。


 このところヨーロッパでは、ロシアの脅威に対抗するために徴兵制を復活する動きが目立っています。たとえばスウェーデンは、今年1月から徴兵制を復活させました。北欧諸国はフィンランド、ノルウェー、デンマークも徴兵制がありますが、スウェーデンだけは2010年に廃止していました。

 近隣の軍事大国ロシアがウクライナのクリミア半島を占領したり、ウクライナの東部の武装勢力を支援したり、エストニアやラトビア、リトアニアのバルト三国への軍事的圧力を高めたりしていることは、もはや看過できないというわけです。

 兵役の期間は11カ月ですが、今回の徴兵制では初めて女性にも適用されます。


 ロシアへの恐怖高まる

 スウェーデンの対応はこれだけではありません。この春には、戦争など有事に対する備えを呼びかけるパンフレットを470万の全世帯に配布します。自宅に食料と水を備蓄し、自治体に対しては、かつての東西冷戦時代に作った防空壕を再整備するように求めています。

 スウェーデンにとっては、目と鼻の先のバルト三国の情勢が緊迫化しているからなのです。

 もともとバルト三国は、ロシア帝国に支配されていましたが、独立志向が強く、1917年のロシア革命に乗じて翌年に独立を達成しました。しかしロシアがソ連になってもバルト三国を我が物にしたいという欲求に変化はありませんでした。バルト海への出口として重要な位置を占めていたからです。

 その結果、1940年にソ連に併合されてしまいます。しかし1941年、ドイツがソ連を侵略。バルト三国を占領します。さらに1944年から45年にかけてソ連が再び占領。バルト三国は、ソ連とドイツによって翻弄されたのです。

 1980年代後半になってソ連が弱体化すると、バルト三国の独立熱は再燃。1991年9月に揃って独立を達成しました。これが大きなきっかけになり、同じ年の12月、ソ連は崩壊します。

 かつての「偉大なロシア」復興の野望に燃えるロシアのウラジミール・プーチン大統領は、旧ソ連時代の領土を回復したいという欲望を隠そうとはしないのです。ロシアがウクライナのクリミア半島を占領したのも、かつての領土回復の動きの一環なのです。


 こうしたロシアの領土拡張の野心がスウェーデンには脅威です。もしロシアがバルト三国へ軍事侵攻する際には、スウェーデンも巻き添えになる恐れがあるからです。心配するだけの根拠もあります。それは、2013年3月にロシアがスウェーデンのストックホルム群島の東端で軍事演習をした際、これがスウェーデンへの核攻撃を想定したものだったというのです。

 この演習では、スウェーデン領空の境界付近までロシア空軍の爆撃機と戦闘機が急速に接近。これに危機感を覚えたスウェーデン政府は、NATO(北大西洋条約機構)に加盟していないのに、NATOに戦闘機の覇権を要請。NATO加盟のデンマーク空軍の戦闘機2機が現場に急行しています。

 これを受けてスウェーデンは、隣国フィンランドやデンマークと軍事協定を結んでいます。北欧諸国はどこも人口が少なく、ロシア軍が押し寄せたらひとたまりもないからです。


 東西冷戦が終わって、世界は軍縮の方向に動き出していたのに、現在ではこのありさま。世界は逆行を始めたようです。


以上


「諸国民の公正と信義」を信頼できない!

「諸国民の公正と信義」を信頼できない!
 産経新聞18年1月9日
「諸国民の公正と信義」を信頼できない!
 産経新聞17年3月10日
 ロシアの周辺諸国侵略で、2015年リトアニアが、2018年スウェーデンが徴兵制を復活。フランスやその他の国にも徴兵制復活の動きがある。
「諸国民の公正と信義」を信頼できない!
 『報道特注(本)』(育鵬社) 1404円
「諸国民の公正と信義」を信頼できない!
 旧香川県立中央病院は16億円余をかけて解体中。もうスカスカになってしまった(後方は県庁本館、数百メートル離れている)。
 家族に病人が多かったためこの病院には大変お世話になった。地下駐車場に車を入れて(これが大変、小一時間待ったこともある)、何十回通ったことか。
「諸国民の公正と信義」を信頼できない!
 今夜の庭。雪が少し積もっている。





 「諸国民の公正と信義」を信頼できない!


 日本の周辺諸国の動きを見ていると、普通の人なら、日本国憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」などできないことが分かる中国しかり、ロシアしかり、北朝鮮しかり。力の空白地帯を見つけると、ためらうことなく簒奪(さんだつ)する。それが世界の現実である。

 それを防ごうと思えばある程度の武力、諜報力は必須である。

 産経新聞18年1月9日「正論」欄にロシア政治の専門家、木村 汎(ひろし)北海道大学名誉教授のコラムを抜粋してご紹介します。


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 ロシアの「発言力」を封じ込めよ


 昨年の国際場裏で、最も大きな影響力を発揮した国は―。北朝鮮、米国と並んでロシアと答えて構わないだろう。ロシアは、国民総生産(GDP)でいうと世界で第12位以下である。単なる「地域的大国」(オバマ前大統領)にすぎないはずの存在が、なぜ国際政治で大きな発言力を持ちうるのか。


 3つの優位性がぐらつき始めた

 ロシアは、他国に比べ次の3つの点で優位な立場に立つ

 第1は、国連安保理の常任理事国として拒否権を行使できることだ。とはいえ昨年来、中国がロシアと必ずしも足並みを揃えず、ロシアが拒否権を発動しても、中国が棄権したり賛成に回ったりするケースが起こり始めた。

 第2は、ロシアがヨーロッパとアジアの両方に跨(また)がる大陸国家であること。そのためにロシアは両地域で生起する全ての事柄に関わる権利を持つと主張する。現に、北朝鮮の核保有をめぐる「6者協議」に参加していた。ところが、ヨーロッパや特にアジア諸国側はロシアを必ずしも、自分たちの正式メンバーとは認めていない。

 第3は、ロシアが世界有数の資源大国である点だ。しかし近年、米国はシェール・オイルやガスの開発に成功し、世界一の資源大国の地位に躍り出た。2014年7月以来の国際的な原油価格の暴落や、G7がロシアに科している経済制裁によって、資源依存型のロシア経済は苦境に陥っている。これらの理由で、ロシアはエネルギー資源を政治的、外交的な手段として有効に使えなくなりつつある。


 プーチン大統領が試みる〝反撃〟

 以上、指摘した3つのロシアの幸運をフルに利用することに加えて、プーチン現大統領はさらに次のような人為的な努力によって、ロシアの対外的発言力を増大させようと試みる

 1つ目は、自らの長期政権がもたらす優位性の活用だ。プーチン氏は2000年から18年近くにもわたってロシア最高指導者のポストを占めている。

 その間に、ブッシュ、オバマ、ブレア、シュレーダー、サルコジ、ベルルスコーニといった米欧の指導者たち、そして森喜朗氏から野田佳彦氏に至る7人もの日本首相は、国際政治の舞台から去っていった。結果として、主要国のベテラン指導者として残っているのは、事実上プーチン氏だけ。

 2つ目は、プーチン大統領がロシア国内で準独裁体制を敷いていることである。己の思うがままに外交政策を採用し、即時に実行可能である。
 
 プーチノクラシー(プーチン統治)下では、言論、出版などの民主主義的な諸権利が制限され、3大テレビは全て国有化されているので、国民、知識人、メディアからの批判を気にしなくてすむ。三権分立も機能せず、議会は翼賛機関と化しており、プーチン大統領が下す政策を自動的に承認する。

 3つ目は、プーチン大統領の天才的とさえ評すべき外交能力だ。例えば潜在的な敵国が露呈する僅かな間隙や力の空白を目ざとく見つけるや否や、直ちにそれに付け込み、ロシアの勢力範囲を拡張させることに躊躇(ちゅうちょ)しないジュージア(旧グルジア)から南オセチアとアブハジア、ウクライナからクリミアを事実上、簒奪した電撃作戦。シリアへの空爆や北朝鮮への接近はその好例である。

 しかもプーチン氏は、一旦入手した領土、拡張した権益は決して手放そうとしない。


 G7はトリックに乗せられるな

 今年3月18日のロシア大統領選では、現職プーチン氏の4選はほぼ百パーセント確実である。では4期目のプーチン大統領も、第3期同様の対外的成功を入手しうるのだろうか。数多くの要因にかかっているが、G7の対応次第である。

 とすればG7はプーチン流外交の特徴を学習し直し、彼が用いる戦術やトリックに乗せられないようにすることが肝要になる。次いで「自国第一主義」を標榜するあまり、G7の結束が後回しになる傾向を自戒することだ。そうして初めて、G7はプーチン流の電撃的分断作戦から危険を回避し、ロシアに国力以上の得点を稼がせないようにできるだろう。


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(感想・意見など)

 経済力から言えば、ロシアは韓国以下のGDP世界12位以下、北朝鮮は日本の中小の一県分に過ぎない。それが世界をかき回している。そのエネルギーをなぜ国民生活の向上に使わないのか不思議で仕方がない(ロシアは人口は韓国の約3倍なので、1人当たりDGPは韓国の約3分の1)

 日本では、四半世紀(25年)前まで、朝日新聞をはじめとする新聞・テレビなど、岩波書店をはじめとする出版界、学界、論壇、法曹界などの主流はマルクス主義で、親ソ連、親中国、親北朝鮮であった。今なおその尻尾をつけている人が多いヨーロッパでは、共産主義者は絶滅危惧種


 『報道特注(本)』(育鵬社)という生田輿克(いくた・よしかつ:築地マグロ仲卸商)、和田政宗(元NHKアナウンサー、参議院議員)、足立康史(あだち・やすし:元通産官僚、衆議院議員)氏3人の対談本がある。その一節を抜粋してご紹介します。

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足立 日英議連っていうのがあって、イギリスの議会に行って、議員同士で昼食会したんです。そこで1人ずつしゃべっていったんですけど、大平さんっていう(日本)共産党の人が「私は憲法改正反対なんです」ってぶったわけですよ。

 イギリスの議員がね、「いや~今日は良いものを見た」って言ったの。まず、「生きている共産党を初めて見た」。「理論としては共産党というのは知っている。でも、歩いている共産党は初めて見た」って言ってね。ヨーロッパって、それくらい共産党がないんです。


以上


中国軍のサラミ戦術

中国軍のサラミ戦術
 毎日新聞18年1月25日「木語(もくご)
中国軍のサラミ戦術
 中国が勝手に主張する第一列島線、第二列島線。
中国軍のサラミ戦術
 外国の軍隊がいると不愉快な事も起こりえる。フィリピンがアメリカ軍を追い出した途端、中国が武力をもって空白地帯を埋めに来た。現在ミスチーフ環礁は中国が建造物を構築して実効支配している。
中国軍のサラミ戦術
 南シナ海の中国人工島。帰属に争いのある岩礁を埋め立てて軍事基地化。
中国軍のサラミ戦術
 同じく南シナ海の中国人工島。まさに不沈空母。
中国軍のサラミ戦術
 産経新聞17年12月26日
 中国は、2017年中に南シナ海に穿設した大型レーダーや管理棟、地下貯蔵施設などの総面積が29万平方メートル(東京ドーム6個分)に達すると公表。また「必要な軍事防衛の強化などのために島嶼(とうしょ)の面積を適切に拡大した」と認め、今後も人工島造成が継続されるとした。中国はまだまだ拡張するつもりである。
中国軍のサラミ戦術
 2010年9月、尖閣諸島沖中国漁船衝突事件。録画を見ると、明らかに中国漁船が意図的にぶつけている
 1969年国連アジア極東経済委員会(エカフェ)が、尖閣諸島海域に、石油、天然ガスなどの埋蔵資源があると発表。それ以降1970年頃から、中国は尖閣諸島の領有権を主張し始めた。中国・朝鮮などは、過去にさかのぼって自国に都合がいいように歴史を捏造・改竄、主張する。
中国軍のサラミ戦術
 数百隻の漁船が押し寄せてきたこともある。中国政府から金を貰っていると話した漁民もいる。
中国軍のサラミ戦術
 讀賣新聞18年1月13日
 1月11日中国の新型攻撃型原子力潜水艦が尖閣諸島の接続水域に進入した。どんどんエスカレートしている。しかるべき対抗措置を取らなければ、南シナ海のように強奪される。
中国軍のサラミ戦術
 中国空母「遼寧(りょうねい)





 
  中国軍のサラミ戦術


 毎日新聞1月25日「木語」中国専門家の坂東 賢治専門編集委員のコラムを抜粋してご紹介します。


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 サラミ戦術の限界


 ピザのトッピングなどに使われるサラミはイタリア発祥とされるが、ハンガリーのサラミも古い歴史を持つそうだ。

 第二次大戦後、ソ連占領下で影響力を拡大したハンガリー共産党の第一書記、ラーコンの言葉として残るのが「サラミ戦術」だ。サラミを薄く切るように少しずつ状況を変えていけば抵抗は少ないという意味を持つ。

 ラーコンは権力掌握後、銀行の国有化を例に「最初は控えめに要求し、そのあと、要求を増やした」「つまり反動分子を挫折させてくれるサラミ戦術なのだ」と語っている。

 中国も海洋進出で「サラミ戦術」をもちいてきたといわれる。南シナ海では漁船や海警局の公船、軍艦と徐々に活動を活発化させ、既成事実を積み重ねながら権益確保を図ってきた

 フィリピンベトナムなど関係国は反発したが、紛争に発展するほどではなかった。

 しかし、気がつけば中国が実効支配する岩礁が埋め立てられ、軍事力展開も可能な巨大な人工島が造成された

 東シナ海も似た状況だ。中国公船が尖閣諸島周辺の領海に初めて侵入したのは2008年。10年に巡視船と中国漁船が衝突した事件を機に公船の接続水域への侵入が増え、12年の尖閣「国有化」以降は公船の領海侵入が常態化した。

 今年は新年早々、中国の新型原子力潜水艦が尖閣諸島の接続水域に進入した。国際法違反ではないが、これが常態化されてはたまらない。政府の抗議は中国の「サラミ戦術」を意識してのことだろう。

 16年の蔡英文総統就任以降、台湾への圧力もじわじわと強化されている。昨年は海軍の空母「遼寧」や空軍の編隊が台湾周辺を頻繁に行き来した。今年も年初から「遼寧」が台湾海峡を往復した。

 台湾海峡の中間線付近に新たな民間航空路線を開設したことも台湾の反発を生んでいる。15年に台湾側の抗議でいったん取り下げた路線だ。一歩下がったように見えてもあきらめていないのが中国だ。

 米国に次ぐ世界第2の経済大国になった中国の活動範囲が外へと広がっていくことは止められまい。しかし、中国側に周囲への配慮がなければ摩擦は高まるばかりだ。


以上


 

人権無視国家「中国」

人権無視国家「中国」
 日経新聞18年1月25日「春秋」
中国で進化する超AI監視社会
 週刊プレイボーイ18年1月29日号
 「中国で進化する超AI監視社会が世界を覆う日」
中国の「シャープパワー」に対抗せよ
 毎日新聞17年12月6日
 「北京住民を選別 『浄化』で消える出稼ぎの村」 480カ所もの村があっという間に消え、多くの出稼ぎ労働者が家や職を失っている。「環境浄化」のため「低端(低ランク)人口の強制排除」が進む。人権など糞くらえ。
「強大な中国」受け入れよ!
 日本の土地所有権は強過ぎるため、この道路・トンネルなど何十年かかったことか。中国では、高速道路や高速鉄道、高層ビル群など、住民を強制排除してあっという間にできる。
人権無視国家「中国」
 日経新聞17年12月23日 「北京市、看板一万枚撤去」
 京都市が十年以上かけてやろうとしていることを1と月ほどでやってしまう。
人権無視国家「中国」
 クローン猿作りは、人間と類人猿ではDNAが2%くらいしか違わないため、欧米や日本では倫理と科学的な安全性の面からためらいがある。クローン人間作りは禁じられているが、中国ならやりかねない。
人権無視国家「中国」
 日経新聞18年1月23日
 1月の「私の履歴書」は草笛 光子さん。うっかり読んでしまったのが運の尽き。テレビは、特にドラマはほとんど観ない。映画は年に1、2回。劇場に行くことはない。しかし、草笛さんは存じあげている。それにしても、舞台(芝居)がこれだけ大変だとは知らなかった。ギャラは恐らく、テレビ>映画>舞台。しかし役者として魅力があるのは、舞台>映画>テレビ、なのだろう。それにしてもこんな大女優だったとは知らなかった!





 人権無視国家「中国」

 
 中国がどんどん存在感を増している。自由で民主的で、先進国並みの法治主義の国なら問題ない。自由もなく、民主的でもなく、法治も怪しい。人権軽視もはなはだしく、膨張主義で世界のルールも守らない。中国のやり方が世界のデファクトスタンダード(事実上の標準)になるのは御免である。

 日経新聞1月25日の「春秋」をご紹介します。

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 最初は驚き、やがて、怖くなる。最近、中国初のニュースで伝えられる人工知能(AI)やインターネットを駆使した監視システム「天網工程」のことだ。14億人の身分証などを中心としたデータベースと、全国各地の2千万台もの街頭カメラがその根幹をなしている。

 個人を識別する機能で、信号無視といった違反の取り締まりや犯罪者の摘発に威力を発揮するそうだ。それだけならまだしも、スマートフォンの位置情報や買い物の履歴から、市民の日常もつかめるようになるらしい。北京市の公園のトイレには顔認証でペーパーが出る仕組みまで導入されたと聞けば、空恐ろしくもなる。

 雑踏に投網(とあみ)を打つような情報収集は、人々の幸福な暮らしに役立つものなのだろうか。「習近平国家主席の思想を憲法に書き込む方針」といったニュースを合わせて耳にすると、事態は正反対のようだ。政権にたてつく人物や予備軍をマークする目的が見え隠れする。ネットでの検閲対象語「敏感詞」も増加の一途という。

 人間を労役から解放し、情報格差をなくすはずのAIやネットが、人の自由を縛りつつあるとみえる。歴代の王朝は国内の統治や思想の統制に知恵を絞ったが、今、現れ始めたのは、電脳の宝刀を手にした新たな装いの国のようだ。手法を学ぼうという指導者が出てくるかもしれない。願わくは、世界の標準にならぬよう


以上


プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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