日本の評判

日本の評判
(東山魁夷せとうち美術館から見る瀬戸大橋)


「週刊朝日」2011年5月27日号 「田原総一朗のギロン堂」から

(見出し)
ホーチミンで知らされた諸外国の「日本の評判」

(内容抜粋)

 「先日、ベトナム最大の商業都市であるホーチミン市を訪れた。同市の昨年の経済成長率は11.8%と、中国よりも高い成長率を見せている」

 「ホーチミン市の日本総領事公邸で行われた日本商工会のレセプションに招かれた。ベトナムに進出している日本企業の支社長などが30人近く出席しており、いずれも50代前後の働き盛りのビジネスマンであった」

 
 「話題はもっぱら東日本大震災に集中した。そこで、恥ずかしい思いをした」

 「私は、日本の現状の問題点について話をした」

 「復旧・復興政策の欠陥ばかりを取り上げて批判を重ねた」

 「いわば、被災者たちに加担する形で、日本批判を繰り返した」

 
 「1人の穏やかそうな銀行マンが、『おっしゃることはよくわかります』と大きくうなずいてから、『問題点はいろいろあるでしょうが、東日本大震災が起きて、意外かもしれませんが、ベトナムをはじめ諸外国の日本に対する評判はよいのですよ』と、私に配慮しながら話した」

 「すると、商社マンの1人も『田原さんがおっしゃるように、家を失い、肉親を亡くし、プライバシーのないひどい避難生活を強いられながら、東北のどの避難所でも暴動や混乱は起こっていない。テレビなどの取材にも、落ち着いて、やさしく受け答えしています。このことに、外国の人々は強く感心し、感動さえしているのです』と強調した」

 「彼らが会ったどの国の人でも、異口同音に『日本人は素晴らしい』『日本人は偉大だ』とたたえてくれ、日本の評価が高まっているのだという」

 「建設会社の支社長はこう話した。『東京でも地震で交通網がまひし、多くの地域で停電も起きたのに、何の混乱も暴動も起きず、誰もが何時間もかけて歩いて家に帰りました。…間引き運転中も駅できちんと列をなして待っていた。どれも上からの命令ではなく、自主的に行った。このような国は世界で他になく、すごい国だと褒められました』」

 「そして出席者たちは『改めて誇りを感じた』『世界中の人々の期待にこたえなくてはならないと責任を感じた』と口をそろえた」


 「私は、欠点ばかりを挙げて日本の批判をした自分に対して、いささかならぬ自己嫌悪に陥った」

 「私を含めて日本人は、どうも日本を強くけなし、悲観的になることがレベルの高い人間だと思い誤っているところがある。そう改めて感じざるを得なかった」


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(感想・意見など)
 
 日本人は民度が高い。これまで先送りしてきたさまざまな問題を、ベクトルを合わせて、解決していこう。

 (謙虚な田原総一朗さんは珍しい。新鮮です)
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子ほか多数。

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