ゾンビ天下り先

(防衛省)
朝日新聞 8月17日一面トップ記事より
(見出し)
廃止補助金姿変え継続
防衛省 天下り先98%落札
(前文)
防衛省が昨年廃止したはずの基地周辺の住宅防音工事に関する補助金を、各地の防衛局が発注する公共工事の形にし、職員の天下り先に出し続けていることがわかった。
事業は一般競争入札で発注し、誰でも参加できる形にしていたが、入札直前に天下り先以外の参加が難しい条件をつけてライバルを排除していた。
(本文抜粋)
防衛省は昨年、事業仕分けで「天下り団体への資金還流だ」と指摘されたことを受け、補助金の廃止を決定。その代わり、2011年度に「事務手続き補助事業」という事業を新設した。
事業の発注形態は一般競争入札だったが、急きょ、個人情報を適正に管理できる団体を第三者機関が認証し交付する「プライバシーマーク(Pマーク)」か、同等の認証を持っている業者しか参加できないと告知。
その結果、ほとんどが協会だけが参加する「無競争入札」となり、協会は4月1日から8月16日までの総契約額6億9600万円の98%に当たる、6億8400万円を得た。
防衛省が設定した予定価格に対する落札額の割合をみると、競争があった入札が74%だったのに対し、協会だけの参加で無競争になった入札は93%で、競争をなくしたことで、税金の無駄遣いにつながったことが分かる。
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(感想・意見など)
もはや、日本古来からの言い伝え「役人を見たら、泥棒と思え」や、
ベンサムの「民主主義は、役人どもの手による抑圧と略奪から社会の成員を守ることを目的とする」が、万古不易の真理というほかない。
こういうことを企み、繰り返し続ける、唾棄すべき、こずるいスカンク役人どもを、罰することはできないものか!!