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検察の〝証拠隠し〟を防げ

検察の〝証拠隠し〟防げ

 毎日新聞 11年8月20日 苅田伸宏さんの記事をご紹介します。


(見出し)

検察の〝証拠隠し〟防げ

日弁連が事例収集

(リード文)

 公判前整理手続きなどで検察側が存在する証拠を「不存在」と答えるケースが相次いでいる問題で、日本弁護士連合会が開示ミスの事例収集に乗り出した。被告・弁護側に不利益な「証拠開示漏れ」を防ぐ狙いがあり、既に約10件を把握している。

 具体的データを踏まえ、来春にも捜査で得た全証拠一覧表の提示義務化などを求める意見書を法務省や最高検に提出する方針だ。


(本文抜粋)

 現在、捜査機関が各事件で集めた全証拠を提示する義務はなく、弁護側は証拠の存在を類推して請求している。しかし、実際には請求した証拠があるのに、検察側が何らかの理由で「存在しない」と答えたため、審理が紛糾して遅れたり、証人尋問の機会を逃して被告の不利益になったりする問題が起きている。

 明らかになった事例の中には、検察側が「多忙で見落とした」「前任者が開示したと思っていた」など不注意ともいえる理由で証拠はないとしたケースも。

 また、大阪地裁の殺人事件の裁判では、司法解剖記録のような基本的な証拠がないとされ、弁護側独自の鑑定作業に支障が出た。その後、存在が明らかになり、裁判長が「猛省を求める」と検察を批判する異例の事態となった。

 (日弁連3年後検証小委員会)委員長の前田裕司弁護士は「現行制度では検察による証拠隠しをふせげない」と話している。


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(意見・感想など)

 この件は11年3月4日ブログ「司法がおかしい!」、11年6月3日「布川事件…」でもさんざん言及してきた。

取り調べの全面可視化(録音・録画
証拠の事前全面開示
③「人質司法」の見直し・改善 

 以上3点は、司法改革の必須事項である。

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(追記……11年8月25日)

 毎日新聞11年8月25日 一面トップ記事 から

 名古屋高裁金沢支部で再審開始の可否が審理されている86年の福井女子中学生殺害事件で、2審の公判で「事件当日、血の付いたトレーナー姿の元被告に会った」と逆転有罪の決め手となる証言をした知人男性(46)が毎日新聞の取材に応じ「事件の夜は会っていない」と証言を覆した。

 2審で「会った」と証言した理由について「1審の無罪判決後、福井県警に呼び出されて警察側のストーリーを押しつけられ、自分の記憶が間違っていると思った」と説明。有罪の根拠が大きく揺らぐことになる。


 再審弁護団事務局長の吉村悟弁護士は「他の目撃者の多くも警察のストーリーを押しつけられている。捜査は難航しており、焦って強引な取り調べをしたのではないか」と指摘している。

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 この種のことは、他にもありそうである。

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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