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DNA鑑定の「光と影」

DNA鑑定の「光と影」
(「冤罪の恐怖」 大谷 昭宏さん (ソフトバンククリエイティブ) 1470円)


 毎日新聞 11年8月21日 「反射鏡」欄 論説委員 伊藤 正志さんの記事から


(見出し)

東電社員殺害事件とDNA鑑定の 「光と影」


(本文抜粋)

 犯罪捜査の切り札、時に冤罪を晴らす手段として最新のDNA鑑定は「光」を放つ。

 だが、目をこらせば、その裏に暗い「影」がある。それは最先端の科学を扱う側の問題だ。

 裁判官出身の森炎弁護士が「なぜ日本人は世界の中で死刑を是とするのか」(幻冬舎新書)で、…端的に指摘する。

 森弁護士は、DNA鑑定の画期的な発展を前提に、捜査機関による証拠の捏造も新たな局面に入ったとして、こう書く。

 「全く無関係な者を犯人に仕立て上げることなど、いとも簡単にできるようになってしまいました。提出を受けた検体をほんの少し、被害者の持ち物に付着しさえすれば、それだけで鉄壁の証拠が作り出されてしまいます。(略)完全冤罪がインスタントで作り出せるということです」

 現在、DNA鑑定は指針策定を含め警察に運用が任されている。試料の管理に警察以外の第三者を介在させ、方法についても明確なルール作りが必要だ。


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(感想・意見など)

 背筋の凍るような話である。

 DNA鑑定の進歩などと無邪気に喜んでばかりはいられない。悪用されたら、弱い一市民などイチコロである。

 警察・検察・裁判所などの構成員の人権教育、風土改善も必要だが、性悪説の立場からの新しい仕組み作り、ルール作りが必要である。
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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