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「脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命」 ★★★★☆

「脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命」

 「脳がよみがえる 脳卒中・リハビリ革命」 市川 衛さん (主婦と生活社) 1260円


 この本の内容は、2011年9月4日(日)午後9時からのNHKスペシャルで放送され、大きな反響を呼んだと聞いている。何日かあとの深夜に、再放送があった。

(追記)11年9月18日(日)朝10時10分頃からNHKでアンコール放送があった。1200件の反響が寄せられたためという。

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(カバーのそでより)

 脳卒中の常識が変わった! 
 
 全国の患者数は約280万人。6人に1人がなるといわれる脳卒中。
 一命を取りとめても、リハビリ、マヒと付き合う人生が始まります。
 
 「発症後6カ月を過ぎると、リハビリによる大きな改善は期待できない」というかつての常識で、あきらめてしまっている人も多いのではないでしょうか。
 でも、それは違います!
 
 最先端の脳科学を駆使したリハビリで、発症後数年たっても改善する人が現れています。


(以下各章のタイトルとポイントを列挙します)

第1章 脳卒中の常識が変わった!
 
脳卒中のリハビリは、発症6か月を過ぎても、まだまだ改善できる!

●脳卒中は、脳の血管が破れたり詰まったりして、脳細胞が損傷する病気の総称。その結果、手足にマヒが出るなどの障害が起きる。

●脳卒中の兆候は、「手足のマヒ、しびれが起こる」「ロレツが回らない」「立てない、歩けない」「片方の目が見えない」「視野の半分が欠ける」「激しい頭痛」など。脳細胞の損傷を最小限に食い止めるため、症状が一時的に消えても、早く医療機関へ。

●発症後6か月はリハビリの「ボーナス期間」。積極的なリハビリを。

●ボーナス期間が過ぎても、脳は変わる「やわらかさ」を持ち続けていることが判明。6か月であきらめるのは、もったいない!


第2章 あきらめていたマヒが改善! 「川平(ひら)法」の真実
 
従来は改善が難しいとされたマヒの治療を目指す新たなリハビリ法(川平法)が登場。効果を検証する研究が進んでいる。

●手足を動かす際に使う筋肉や神経を事前に刺激して、ラクに動かせるようにすることがマヒの改善に有効という研究成果がある(促通反復療法・川平法)。

●この方法を取り入れた時期だけマヒ改善のスピードが速まったという「介入試験」によって、効果が検証されている。従来のリハビリに加え、新たな選択肢となる可能性が!


第3章 最新研究で見えてきた! 脳の「回復メカニズム」
 
「脳卒中が起こると、脳は若返る」。残された神経細胞を使った新たなネットワークを作ろうとする!

●脳から手などにつながる神経の通り道は1本ではなく複数あるが、普段は「通行止め」に近い状態になっている。

●脳卒中になり、主要な神経の通り道が遮断されると、「通行止め」が一斉に外れ、新たなネットワークを作ろうと、脳が「やわらかく」なる。

●「脇道」の神経ネットワークは、細く弱い。それを強めるには、効果的なリハビリを繰り返し、成果を定着させることが大切。


第4章 新技術で、重度のマヒも改善可能に
 
脳の命令を機械がとらえ、手に伝える!弱い命令でも、増幅してリハビリ可能に!これらが神経ネットワークの強化を助ける!

●患者さんが「自分で意図した結果、手足を動かせた」という経験を積めば積むほど、改善のスピードは速まる。脳の活動を読み取って、それを機械で実現するBMIを利用した新技術の開発が進んでいる。

●脳の命令を増幅する機械や特殊な装具を組み合わせた「HANDS」というリハビリ法も現れている。日常生活のなかで「手を動かせた」という経験を積むチャンスが増える。


第5章 脳の回復が加速する「魔法の言葉」
 
脳はほめられたがっている。「すぐ」「具体的に」ほめることが大切。

●リハビリのあと、すぐほめると効果的。その際、前回よりどのぐらい改善したか、具体的にほめることが大切。実験では、ほめなかった場合よりも格段に歩く速度が速くなった。

●「ほめる」ことを通じて、患者さんの家族など、周囲の人がリハビリに関わることができ、目標に向かって一緒に努力できる。患者さん本人のやる気も高まる。

●目標は低く設定する。目標を達成できたらすかさずほめる。たとえ達成できなくても、ほかの改善ポイントを指摘するなど、本人が前向きになれるよう心がける。


第6章 「脳卒中・リハビリ革命」のこれから
 
リハビリをあきらめない。現在の制度を知り、十分に計画を練ることで人生の質も上がる可能性がある!

●以前は6か月で打ち切られていた医療機関でのリハビリが、医師の「改善が見込める」との診断などがあれば、その期間を超えても受けることができるようになった。

●医師が「大幅な改善が見込めない」と判断した場合でも、だいたい1週間に1回、1時間程度のリハビリを医療機関で受けることも可能に。

●患者さんとその家族が、制度や治療法に敏感になり積極的に関わることで、改善のきっかけをつかめることもある。

                                                    以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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