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官尊民卑―年金②

官尊民卑―年金②

 週刊ポスト11年11月4日の年金記事が興味深いのでご紹介します。


(タイトル)

年金550兆円を蒸発させた
亡国の年金改悪
「30年計画」を暴く


PARTⅠ

保険料と消費税で「二重取り」
私たちの「お金」が公務員に盗まれている

(本文抜粋)

 野田政権の増税大合唱が始まった
 消費税増税が「年金充実」のためではないという証拠がある

 増税したカネの使い途。政府の方針通りに消費税率を5%引き上げると、税収は約13兆円増える。『社会保障と税の一体改革』によると、税収のうち社会保障の充実に回るのは1%分の2.7兆円で、年金分はそのうち6000億円にすぎない

 増税の大半は官僚たちの利権予算を減らさないために使われる。

 一体改革案には、現在65歳の年金支給開始年齢を「68~70歳」へ引き上げることが盛り込まれている。

 現在、厚生年金の平均支給額は月額約16万円。支給開始年齢が65歳から70歳に引き上げられると、5年分だから1人ざっと1000万円が減額される

 年金官僚たちが莫大な無駄遣いを続けてきた結果、同省の内部試算では年金財政には厚生年金と国民年金合わせて「550兆円」の債務が隠されている

 70歳支給で1人1000万円ずつ年金を減らせば、厚生年金加入者は3444万人だから、支給総額で344兆円が浮く。これから厚生年金に加入する19歳以下の世代の削減額まで含めると、隠れ債務をなくせるという計算である。

 これでは国民は消費税と年金保険料の「二重詐欺」に遭っているようなものだ。


公務員共済の赤字をサラリーマンが穴埋め

 官僚たちは自分たちの役得年金は決して手放さない。

 官僚は特権維持のためお荷物はすべて厚生年金に押しつけてきた
 
 国鉄、専売公社、電電公社などが民営化される際、多くの退職職員を抱える旧国鉄と専売公社の共済年金の財政は極度に悪化していた。

 役人は政府の現業部門の職員年金を国家公務員共済で救済すれば自分たちの特権年金が減ることから、各共済を厚生年金に合併させて赤字を民間サラリーマンの保険料で穴埋めさせた

 その総額はこれまでに1兆4000億円を超え、今後も16年間にわたって2兆円以上を負担させられる計画になっている。

 それに比べて、国家公務員が旧国鉄年金で負担したのは400億円程度に過ぎない。こんなやりたい放題で、サラリーマンの年金はかすめ取られてきた

 それを監視すべき大メディアも、役得官僚とガッチリ手を握って年金改悪に協力している。

 野田政権が国民に押しつけようとしている年金改悪は、増税官僚と年金官僚、御用メディア一体の国民収奪シナリオ。



PARTⅢ

やつらは「年金財源」は自分のカネと思っている
豪華官舎、レジャー施設、グリーンピアほか

年金官僚は「どうせ国民は気づかない」と思っている

 「100年安心」を掲げて小泉内閣が年金制度を改悪したのが04年。たった7年でまた改悪である。

 厚労省の役人や天下りOBたちは、「年金財源は自分のカネ」とばかりに、好き勝手に流用した。その総額は6兆8000億円にのぼる

 全国に大規模リゾートや多目的ホールを建設し、豪華官舎や専用のゴルフ練習場をつくり、公用車やマッサージ器まで年金財源で買いまくった。社会保険庁長官の接待費などコンパニオンをあげた飲み食いはもちろん、観光目的の海外旅行にも職員を派遣した。

 その象徴が年金受給者の福祉還元として全国に建設された年金リゾート「グリーンピア」事業だ。年金保険料1953億円をかけて建設された13か所のホテルは最終的に48億円で売却された国民のカネをドブに捨てたのである。


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(感想・意見など)

 厚生年金と聞いてどうしても忘れられないのは、厚生年金制度の生みの親、元厚生官僚の花澤武夫さんの話である。花澤さんの著書「厚生年金保険制度回顧録」には以下のような記述があるという。

 「この膨大な資金はどうするか。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものをつくって……そうすると厚生省の連中がOBになったときの勤め口に困らない。何千人だって大丈夫だ。これは必ず厚生大臣が握るようにしなくてはいけない

 「年金を払うのは先のことだから、今のうちにどんどん使ってしまっても構わない

 厚生年金制度の生みの親が、もともとそういう精神で創設している。のちの厚生官僚が、膨大な財源を食い物にしたのもむべなるかなである。

 国民は、ドロボーに大切な虎の子を預けてしまったようなものである。これでは国民は救われない。

                                      以上
 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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