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農業補助金の成果

農業補助金の成果
(「五風十雨」…高松市西植田町のレストラン)

 毎日新聞11年11月23日の「経済観測」欄に農業ジャーナリスト青山 浩子さんの興味ある記事が載っていたのでご紹介します。


(見出し)
農業補助金の成果を明らかに


(本文抜粋)

 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加に向けた協議入りが表明された途端、農業振興策の論議が始まった。戸別所得補償増額などの案も出ているが、その前に大切なことがある。戸別所得補償を含め助成金がこれまで農業経営や農村維持にどれだけ貢献したかの検証だ。

 世界各国の農業ジャーナリストが日本を訪れた際、稲作農家に「あなたが国からもらっている助成金の金額は?」と尋ねると、農家の人は目を丸くしたまま答えられなかった。欧州連合(EU)のあるジャーナリストは「私たちの国の農家は金額を堂々と答えますよ」と話した。

 EUは「農業や農村の維持に助成金は必要。そのかわり農家自身も金額や目的を認識すべきだ」という観点に立っており、個人別に受け取っている助成金の種類や金額がインターネット上で一般公開されている。また、環境保全型農業の実践者には加算金を出すなど農業政策と助成金をリンクさせている。

 日本は異なる助成金の算出方法が複雑な上、申請業務を農協(JA)に一任していることもある。シンプルかつ国民全般にも分かりやすい透明性ある制度への改善が求められる。

 助成金が個別の農業経営にどの程度寄与しているのかという分析も深掘りが必要だ。国は農家に「戸別所得補償が役立ったか否か」という二者択一の質問は投げかけているが、実際に経営にどう生かしているのか。長期的に後継者育成、集落機能の維持につながるのか

 これらを明らかにすることで、農業や農地を国全体で守るべきかや増額が必要かという議論につながるのではないか。

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(感想・意見など)

 上記青山さんの意見に賛成である。TPPとのからみで農業にスポットライトが当たっているが、今のままでは、TPPに参加しょうがしまいが、日本の農業の将来はない。農業従事者の平均年齢は66歳。米作農家はもっと高齢。10年後にはどうなる?もっと真剣に農業を魅力のある産業にしなければならない。

 オレンジやさくらんぼが自由化されるとき農業関係者は大騒ぎしたが、結局それほど影響はなかった。米の減反で7兆円、ウルグアイ・ラウンドで6兆円以上のお金が使われたが、それで日本の農業が効率化され強くなったとはとても思えない。あのお金は一体何に使われたの?

 農協(JA)や市町村や都道府県や国の農業関係の職員1人に対応する農家がたったの4軒だという!前記の莫大なお金は、それらの人たちや農業の生産性向上にあまり関係のない農業土木に費やされたと指摘する人は多い。ほとんどが中間搾取(中抜き、ピンハネ)され、肝腎の農業の効率化、競争力向上には役立っていない。

 EUのように、本当にやる気のある農家に絞って、直接戸別補償すべきである。それをインターネットで公開すべき。また、企業の農業参入をもっと自由化すべきである。

 農協(JA)が、非農家を対象に事業を展開するのを禁止すべきである。農協は本来の使命・目的に特化すべき。TPPに関して農協がワアワア言っているが、ウルグアイ・ラウンドの時と違って、同調する人は少ない。農協が実際にこれまで行ってきたことに対して、違和感を持つ人が大変多くなっている農協の存在理由が問われている

 また、農水省の食糧事務所は本来の仕事がなくなったにもかかわらず、2003年から農政事務所、今年9月から地域センターと名称を変えて存続しているが、これを廃止し、国家公務員法に従って、職員を免職すべきである。民間企業なら当然のこと。

 
 今のままでは、中間搾取されるばかりで、日本農業の将来はない

 
 できれば、以下のブログを参照して下さい。

・11年11月11日「TPPと日本農業」

・11年10月14日「おいしい公務員」①

・11年9月30日「腑に落ちる農業論」

・11年3月9日「農協のゆくえ」

                                  以上

 

 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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