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皆保険制度を賢く利用しよう

皆保険制度を賢く利用しよう
(石巻市立病院)

 毎日新聞11年11月25日「経済観測」欄に北海道大学 宮本太郎教授が含蓄ある記事を書いている。ご紹介します。


(見出し)
皆保険制度を守り抜く合意を


(本文抜粋)

 国民皆保険制度は50年を迎えた。日本は1961年に、まだ豊かではなかったにもかかわらず、全国民が公的医療保険に加入する仕組みを実現した。世界で4番目だった。

 その結果、この国は医療を受けやすいという点では際だった国となる。

 医療費の国内総生産(GDP)比は先進国の平均以下だが、年間の外来診療件数は、国民1人あたり13.6回で、アメリカは3.8回、スウェーデンは2.8回

 スウェーデンでは近年、診療所に連絡して7日以内に医師の診療を受けられる、90日以内に専門的治療が開始されるというルールを作った。日本なら問題外の目標だが、2008年の達成率は8割程度。北欧福祉国家がこうした状況なのだ。

 ところが今日、この皆保険制度の基盤が揺らいでいる保険料を支払えない低所得者が増える一方で安易なコンビニ受診が続くなど「内」からの問題もあるが、環太平洋パートナーシップ(TPP)交渉を通して「外」からの圧力も強まりそうだ。

 日本に医療制度の改革要求をつきつけるアメリカは、いまだ公的医療制度が成立していない特異な国である。富裕層を相手に自由診療で稼ぐのがアメリカ医療のビジネスモデルだ。その要求を前に、多くの国が刮黙する公的医療制度を確立した日本が譲歩を重ねるとしたら、それはおかしい。


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(感想・意見など)

 日本の医療制度にもいろいろ問題はある。しかし、身近過ぎて気付きにくいが、皆保険制度は日本の宝改革は必要だが、皆保険制度は守るべきものである。

 TPPの件は措く。

 
 病院をめぐる笑い話がある。ある病院の待合室でおばあさん2人が話している。Aさん「Cさんここ2・3日見かけないわねぇ」 Bさん「Cさん、体調が悪いらしいわよ」

 介護の話。知人が先日亡くなった。役所を定年退職した人。寝たきりになり、議員の斡旋で特別養護老人ホームに20数年入っていた。奥さんはあけすけな人で、「家に居るよりお金がかからず、手もかからず、助かった」。奥さんは外交的な人で、歌に踊りに園芸に旅行にと、趣味三昧。
 一方、順番待ちで老人ホームになかなか入れてもらえず、介護にへとへとになり、困窮している、大勢の人たちがいる。

 
 以前の会社では、私の回りには海外生活を経験した人たちがたくさんいた。上記宮本教授の記事ではアメリカとスウェーデンが例に挙げられているが、私が聞いた話ではイギリスカナダも同じようなものらしい「誰でも、いつでも、どこでも」保険医療が受診できる国というのは珍しいらしい

 
 病気は早めに対処した方が、治りやすく費用もかからない。とはいえ、財源は限られている。安易な受診は控えたい。この素晴らしい皆保険制度を、公平に、賢く利用したい

                                  
                                  以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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