マスコミは正しい報道を!!

(石巻の魚油タンク)
マスコミには正しい報道をしてもらいたい!!
記者クラブにチンタラ居座って、役所のあてがい扶持の情報を垂れ流してほしくない!大本営発表記事は止めてほしい。
一例として、以下の朝日新聞11年12月10日の記事はどう考えたらいいのだろう?
(全国版)
「国家公務員のボーナス(期末・勤勉手当)が9日、支給された。管理職を除く一般行政職で平均61万7100円(平均年齢35.8歳)。」
(地方版)
「(香川)県 一般職平均80万5千円」
「高松市が同(一般職平均)78万6千円」
この記事を読んだ読者の大多数は、国家公務員のボーナスは平均61万7千円余、香川県の地方公務員は80万5千円、高松市が78万6千円だと誤解するだろう。将に官僚にとって思うつぼ。
ウソではない。しかし、ペテンに近いもの。それをそのまま報道していいのだろうか?
これが、正しい報道といえるのだろうか?
以下は私の推測に過ぎない。... ... ... ... ...
・香川県、高松市は恐らく問題ないだろう。
・問題は、国家公務員にあると思われる。国家公務員のボーナスは、本当に県や市と比べて20万円近くも低いのだろうか?
官僚の「霞が関文学」はあまりにも有名になった。公務員互助会にとって都合の悪いことは隠したがる。バブル崩壊後20年間にわたる右肩下がりの時代にあって、今や公務員の優遇(給与・退職金・健康保険・年金・公務員宿舎・雇用…仕事が無くなっても首を切られない・天下りなど。いまは人事院が定年延長を画策中)は目に余る。意識的にか無意識的にかそういうものを低く見せようとする。
国家公務員の1人当たり人件費は1000万円。現業職にいたっては、民間の約2倍。あらゆる制度が民間に比べて優遇されている。人事院の構成員の99%以上は公務員。「公務員の公務員による公務員のためのデタラメ組織」。中立的な「第三者機関」などというのはたちの悪いファンタジー。自分たち公務員互助会にとって都合のいい待遇を「勧告」しているに過ぎない。信用できるわけがない!
●「管理職を除く」に問題はないのか?
管理職を含めたらいくらなのか?プロの記者なら読者・国民を代表して質問し、報道すべきだろう。
●「管理職を除く一般行政職」とあるので、任期が2年~6年の20数万人の自衛官は入っていないとは思うが…?
◎どちらにしても、役所からの情報をあてがい扶持で垂れ流すのではなく、役所のバイアスも考慮に入れて、読者・国民の立場に立って、民間・役所間で比較可能な情報を発信していただきたい。今の情報は正しいとはとても思えない!!
是非とも11年11月21日のブログ「公務員人件費1000万円!―国会会議録から」ほか「てっちゃん 雑文集 公務員」で見て下さい。
以上