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「大阪維新の会」圧勝!勝因は?

「大阪維新の会」圧勝!勝因は?


 週刊プレイボーイ11年12月26日号の「真実のニッポン」欄に作家の橘 玲(あきら)さんが「大阪維新の会」圧勝理由の経済的な側面について書いています。ご紹介します。


(見出し)
経済格差是正を求める「大衆運動」が
〝第二の橋下〟を生む?



(本文抜粋)

 大阪のダブル選挙で橋下徹氏が率いる「大阪維新の会」が圧勝しました。

 もっとも有権者の関心を集めたのが、地方議員や地方公務員の待遇であることは間違いないでしょう。鹿児島県阿久根市の〝ブログ市長〟は数々の奇矯な振る舞いで批判されましたが、それでも市長選で多くの支持を集めたのは、市議会議員の報酬や市職員の給与の明細を公開したからです。

 それによると、阿久根市職員の平均年収は655万6000円で、平均年収200万~300万円という阿久根市民の2~3倍にあたります。さらに市職員の受け取る退職金は平均で2650万円定年前の退職勧奨に応じた場合は3295万円)で、これは一部上場企業並みの厚遇です。

 市民の代表として税金の使い道を監督する市会議員はというと、議員報酬や期末手当、政務調査費、議員日当などを加えて1年間で435万円の公金を受け取っています。それに対して地方議会の期日は年間で80日(実質は20日)程度で、地方議員のほとんどは本業を持っているため、政治家の仕事は割のいい〝副業〟となっているとのことです。

 
 ここで暴かれたのは、地方議員と地方公務員が自分たちの都合のいいように公金を山分けする実態でした。阿久根市では税収が20億円しかないにもかかわらず、2008年度はなんと27億円を議員や市職員の人件費として支出していたのです。

 
 ではなぜ、このような理不尽な事態が起きているのでしょう。それは「失われた20年」で民間人の所得が減ってしまったのに対して、公人の所得には減額の仕組みが備わっていなかったからです。

 ひとびとがデフレで苦しんでいても、公務員の給与は年齢とともに着実に上がっていきます。それが20年間積み重なって、現在の「公務員天国」ができあがったのです。


 大阪や名古屋でいま起きていることは、公務員と民間人の「経済格差」の是正を求める大衆運動です。この問題は日本じゅうどこでも同じですから、テレビなどで顔を知られた人気者であれば、〝ポピュリスト〟として権力の座を射止めるのは難しくないでしょう。
 ゲームのルールが明かされた以上、私たちはいずれ第二、第三の「独裁者」を見ることになるのかもしれません。


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(感想・意見など)

 ほぼ橘さんの意見に賛成だが、橘さんが触れていないことが1点ある

 それは人事院「勧告」の怪しさである。公務員の給与は従業員50人以上の民間企業の実態に準拠することになっている。本当に人事院がその通り行っているのならなぜ国家公務員の1人当たり人件費が1000万円なのか説明がつかない(11年11月21日ブログ「公務員人件費1000万円!―国会会議録から」など参照して下さい)。

 例えば、原発のコストの例がある。政府は原子力発電を推進したいがために、福島原発事故前まで原発コストは5.9円(1㌔W)で一番安いと言い張ってきた。しかし最近の試算では「最低でも8.9円」と5割高となり、火力・地熱・陸上風力とあまり変わらなくなった。事故の態様によってはもっと割高になりかねない。学者によっては、原子力は15円以上かかるという人もいる。

 つまり、政府・官僚・第三者委員会などの鉛筆のなめ方によってある程度はどうにでもなる。これは、私も長年会社の経営企画部門で仕事をしてきたのでよく分かる。

 
 片山善博慶應義塾大学院教授(元自治省官僚→鳥取県知事→総務大臣)もよく言っている。「人事院もしょせん役所(構成員の99%以上が公務員)。役人が自分で自分に都合の悪いようにする筈がないじゃないか。とにかく公務員専用の制度を作ってはダメ。公務員専用の制度、給与・退職金・年金・健康保険・公務員住宅・雇用などは、すべてなんだかんだと屁理屈をつけて公務員に都合がいいように作ってある」。

 元改革派官僚の堺屋太一さん、古賀茂明さん、橋洋一さん、岸博幸さん、原英史さんなども、ほとんど同じようなことを言っている。


 政治家の人件費を3割カット、公務員の人件費を2割カットし、地方出先機関や天下り先を廃止・整理し(以上で年間6兆円ほど浮くはず)、経済をある程度成長させ、時期をみて、段階的に消費税を10%(5%アップで12兆円の増収)まで上げましょう!

 
 議員定数削減、公務員人件費削減、行財政改革などなくして、消費税率アップは認められない!!


 ブログ「てっちゃん 雑文集 公務員」も見て下さい。


                                     以上


 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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