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世の中分からない

世の中分からない

 世の中分からない。暮しの手帖56(2-3月号)、潮田道夫さんの「今日よりも明日」欄に面白い話が載っていた。ご紹介します。


―森信茂樹中央大学教授の話―


 大蔵省で間接税担当課長をしていたとき、欧州から「日本の焼酎に対する酒税の税率がウイスキーに比べて低過ぎて、世界貿易機関(WTO)のルールに違反する」と抗議された。

 確かにその通りだったので、曲折の末ウイスキー税率を半分にし、焼酎の税率を3倍にするしかなかった。

 焼酎は全滅かと思われたが逆だった。スコッチは高級感が薄れ売れなくなった。これに対し焼酎は味を磨き新製品を投入して商品価値を高め、あの焼酎ブームを引き起こした。いまや一時的なブームでなく、焼酎は競争力の強いもうかる商品になった。


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(感想・意見など)

 私は酒は飲めるが飲兵衛ではない。あまり酒のことは知らないが、記憶では、20年くらい前までは「ジョニーウォーカー黒ラベル」とか「オールドパー」とかは高級酒で、それほど気軽に飲めなかったように思う。

 一方、焼酎といえば、他の酒が高過ぎて気軽に飲めない飲兵衛のオヤジが飲む安酒というイメージがあった。

 確かに誰しも、ウイスキーの税率が半分になり、焼酎の税率が3倍にもなれば、勝負あったと感じたはず。しかし、現実は逆であったところが面白い。

 焼酎業界が大変な危機感をもって努力し、キャンペーンを行ったことも事実であろう。ウイスキーの値段が下がって高級感が薄れ、有難味がなくなったことも一因。私も酒屋のチラシを見て、ええジョニ黒ってこんなに安かったのとガッカリしたおぼえがある。むかし有難がって損をした、という感じである。

 若い人には、昔の安酒=焼酎、焼酎=オヤジのイメージはない。焼酎はすっかり根づいた。

 対するウイスキーは?サントリーはハイボールという楽しみ方を懸命に訴求している(トリス→吉高、角瓶→小雪、菅野)。ハイボールはウイスキーの救世主となるのだろうか?


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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