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子育て支援3

子育て支援3
朝日新聞12年1月10日 

 私は、11年3月12日のブログ「子育て支援」に下記のように書いた。


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 麻生首相が「幼保一元」を口にして、すぐ引っ込めたことがある。その時新聞に載った川柳がある。「言い出してすぐ引っ込める甲斐性なし」。どこからか横槍が入ったと思われる。その一端を窺わせるものがある。
 
 「文藝春秋」10年11月号に学習院大学の鈴木亘(わたる)教授が「待機児童80万人の元凶 公立保育所の給料が高すぎる」「常勤保育士は年収800万円。組合が効率化に反対する」と、一文を寄せている。

 私はこの時、自民党政権で「幼保一元」は百年たってもできないと、自民党を見限った。「30年子どもを減らし続けた自民党」。

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 どこからかと書いたが、その1人は、森喜朗元首相である。森さんは文教族の親玉で、そのバックには文科省や幼稚園の経営者や幼稚園教員組合などがある。保育所には、厚労省、保育所経営者、保育士の組合がある。一国の首相(この場合は麻生さん)といえども思い通りにならないことをまざまざと見せつけられた。

 前記での説明はつく。私が長い間疑問であったのは、自民党を長い間縛り続けているイデオロギー(観念、思想)である。

 
 そのイデオロギーの一端を窺わせる論文があった。朝日新聞12年1月10日若宮啓文主筆の手になるものである。抜粋してご紹介します。

 
 「経済の陰りで田中(角栄)路線の福祉は続かず、やがて鈴木善幸、中曽根康弘両政権の行政改革で縮小されるが、それを準備したのが79年に大平内閣が出した『日本型福祉社会』論。家庭こそ福祉の基盤との考えだった」

 「ブレーンのひとりは学習院大教授の香山健一氏。福祉国家は人間の自律精神を奪うと批判した文藝春秋75年2月号の『日本の自殺』の中心筆者だ」

 「そんな保守の思想は自民党が刊行した『日本型福祉社会』(79年)に鮮烈だ。高福祉・高負担の北欧型を「愚行」と酷評。北欧に多い未婚の母など論外との前提で、①母子家庭の手厚い保護は離婚誘発のおそれがあり注意すべき老人の世話は子供の家庭が責任をもち、公的サービスは例外の事情に限る――など、いま読めば驚くような中身だった」

 「石油ショック後も政治が甘く見たのは激しい少子高齢化だった。寿命は伸び続ける一方、出生数は73年を境に急減、出生率も70年代半ばから「2」をどんどん下回り、将来の人口減が確実になっていた」

 「路線を正すなら、家庭の美風に頼るより、むしろ『中福祉・中負担』を鮮明にして負担増を求める道があったろう。大平首相は導入に失敗した一般消費税について『財政ではなく、社会保障のためだと訴えればよかった』と側近に悔やんだが、あとの祭りだった


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(感想・意見など)

 私は不思議でならない。自民党員は愛国者のはずである(私も違った意味で愛国者である)。30年も前に少子化は分かっていた。少なくとも20年前には誰の目にも明らかであった。

 何故考え方を改め、政策を変更しないのだろう?それとも、自分さえよければ、日本人がいくら減ろうと構わないのだろうか?世の中はどんどん変化しているというのに、まだ「家庭の美風」「日本型福祉」という考え方に縛られているのだろうか?結果が出ていないのに、アホとしか思えない。

 現在、国が高齢者と子育て世代に費やすお金の比率は11対1だという。これを大胆に改めなければならない。千葉大の広井良典教授の言うように「人生前半にこそ社会保障を」とういう発想に切り替えるべきである。そのためには高齢者にもう少し厳しくてもいい。

 非正規雇用の男女が結婚できて、安心して子育てができるような環境をつくるべきである。女性が不利にならないような配慮も必要。合計特殊出生率を1.7か1.8程度には回復したい。


以上

 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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