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生活保護を考える②

生活保護を考える②

 高知新聞平成の市町村職員たち 公の群像」〈生保という仕事〉の続き12年2月16日(第8回)分をご紹介します。


(本文抜粋)

 「書くつもりですけど」
 「え、書くんですか?となると、そりゃ増えますよねぇ」

 生活保護費というのは、一体どれくらいもらえるものか。その額を記事にすれば、保護申請はやっぱり増えるだろう、という福祉事務所でのやりとり―。

 生活保護をめぐる誤解は多い。親族がいると受け取れない、年金をもらっているから対象外、自己破産しないと需給は無理―などなど。

 それ以前に「〝福祉〟のお世話になるほど落ちぶれたくない」という考えが、とりわけ年配層には根強い。

 しかし、そもそも生保とは最低生活水準を維持できない困窮者を救う制度。水準に満たなければ、自立できるまでその分を補ってもらえる。憲法25条が保障した国民の正当な権利だ。

 
 
 保護を受ければ、国民年金(満額ですら月6万6千円)や最低賃金に近いパート収入だけに頼る暮らし向きよりもはるかに楽になるという、不合理な現実がある。

 
高齢世帯のケース

 独り身で高知市内に居住。年金も収入もない。家賃は支給上限と同額の3万2千円のアパートに住んでいるとして、この高齢者への支給月額は10万6500円。これには「冬期加算(11~3月)」と介護保険料分が含まれている。

 
小学生と3歳児がいる母子世帯

 母親は無職。家賃が上限と同じ4万2千円として、支給月額は16万8620円

 母子家庭には生保とは別枠で児童扶養手当4万6550円、子ども手当2万円を加えると、毎月23万5170円学校給食費も払わなくていい

 医療費の自己負担がなく、地方税、国保料(税)、公共料金などを払わずに済む


 保護を受けずに働く者の方が苦しいという逆転現象」が生ずる。
 この矛盾こそが生保を押し広げる〝促進剤〟なのだ。



......③に続く





 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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