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BRUTUS「旅に行きたくなる」から

BRUTUS「旅に行きたくなる」からBRUTUS「旅に行きたくなる」から

 BRUTUS「旅に行きたくなる」12年3月15日号が興味深い。

 
 特別付録「ニッポンの巡礼BOOK」は12年2月18日ブログ「御師(おし/おんし)」で触れた伊勢参りにも触れている。

 江戸時代を通じて何度か伊勢参りのブームが起きているが、人口2000万~3000万人の時代に数百万人が伊勢参りをしたという。最も人気の高かったのが伊勢神宮だが、次いで高野山、金毘羅宮、東西両本願寺、成田山、善光寺などの人気が高かったという。

 
 私が個人的に興味を持っているのが「抜け参り」である。村役人や主人や親などの許可を得ずに(従って道中手形も路銀もなしに)参宮することをいう。

 スタイルは、着の身着のままで、頭に笠、手に柄杓(ひしゃく)、背中にゴザというのが一般的だとか。関所は道中手形がなくても通してくれた。道中「お蔭参りです」と柄杓を差し出すと、街道の人たちがお米やお金を施してくれた。時には宿まで提供してくれたとか。村役人や主人や親などは、抜け参りをして帰ってきた者を罰しない習わしであった。

 
 司馬遼太郎さんだったかが書いていた。
 
 ある朝お店の前を掃除していた小僧さんがいなくなった。店の前に箒が立てかけられていた。番頭さんが探しまわると、目撃者がいた。小僧さんが柄杓を持って街道を走っていたと。番頭さんは「ハハーン」。

 約一か月後の早朝…小僧さんは何食わぬ顔をして店の前を箒ではいていた。番頭さんは一言「ご苦労さまでした」。


 日本の文化はディープです。

 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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