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生殖適齢期

生殖適齢期生殖適齢期

 週刊文春12年4月12日号に私がかねてから言いたかったことが載っている。ご紹介します。


(タイトル)
子供が欲しければ30歳までに産みなさい
不妊治療第一人者
急増する高齢出産を憂う



(前文)

「結婚は40歳くらい」と語ったAKB48メンバー。有名人も晩婚化が進み、高齢出産ラッシュだ。だが、京大の菅沼教授は「女性は30歳までが生殖適齢期」と断言。老化が避けられない以上、産む時期は限られているというのだ。不妊治療現場からの緊急提言。


(本文抜粋)

 「出産が40歳では遅いですか」
 そう問われたら、私は「遅すぎます」と答えるでしょう。高齢出産(35歳以上の初産)をする芸能人が増えていますが、そういったニュースを見て一般の若い女性が「結婚・出産は遅くても大丈夫」と思っているとしたら問題です。

 女性は30歳を超えると妊娠しにくくなり、年齢とともに出産にともなうリスクも高まります。この事実を知って子どもをつくらない選択をしたのなら、個人の自由です。しかし、これを知らずに「生殖適齢期」を過ぎ、後悔する女性があまりにも多いのが現実です。

 そう警鐘を鳴らすのは、産婦人科医で不妊治療の第一人者・京都大学の菅沼信彦教授だ。

 昨年9月、私が会長を務めた「日本母性衛生学会学術会議」の市民公開講座で、衆議院議員の野田聖子に講演していただきました。。彼女は海外で卵子提供を受け、50歳で出産しました。今年1月障害を持つ息子さんの闘病の様子がドキュメンタリー番組で放送され、話題となりましたが、その彼女が講演の打ち合わせの時、こう話していました。

 「40歳を超えると、子どもを作るのがむずかしくなると、だれも教えてくれなかった


 不妊治療の成功率は、30歳ころから落ち始め、35歳を超えると急激に低下していきます。女性は歳を取ると子宮筋腫、子宮内膜症など、妊娠の障害となる病気が増えます。また、ホルモンの分泌量が低下し、排卵に問題が生じやすくなります。

 それに、妊娠できたとしても、高齢になると流産の確率が高まります。受精卵が子宮に着床しにくくなるだけでなく、加齢にともない卵子が劣化して、染色体異常が増えるからだと考えられています。

 同じ理由で、代表的な染色体異常であるダウン症の赤ちゃんが生まれる確率も、妊婦の年齢とともに高くなります。その確率は20歳代だと千人以上に1人ですが、40歳以上になると百人に1人以上になります。高齢出産にはこのような問題もあるのです。


 加齢にともない卵子が劣化

 卵子は、胎児期に女性として卵巣が分化し始めたときに、一生分がつくられます。それが思春期に成長すると、毎月1個ずつ排卵されるようになるのです。
 
 初潮から17、8年ほど、つまり30歳ぐらいまでが生殖適齢期といえます。それ以降は、卵子は劣化していきます。


 加齢にともなう問題はそれだけではない。妊娠できたとしても、高齢だと出産のリスクが高くなるのだ。
 高齢になると出産リスクが上がるのは、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、妊娠糖尿病などの合併症が増えるからです。


 高齢出産が産科医の負担に

 かつては高齢出産自体がめずらしかった。出生時の母親の年齢が35歳以上である割合(第二子以降の出産も含む)は年々上昇し、85年は約7.1%だったのが、2010年には23.8%になった。つまり、女性の四人に一人が35歳以上で産んでいるのだ。

 女性の出産が遅くなっていることが、少子化の一因になっているのは間違いない。菅沼教授は少子化問題を解決するためにも、社会として早く子どもを産むように教育するべきだと提言する。


 体外受精の成功率は30%弱

 不妊治療で子どもをつくることが、不自然なことであるのは間違いありません。それに治療を受けたからといって、必ず妊娠できるわけではなく、体外受精の成功率は30%弱にとどまっています。

 体外受精や顕微授精には健康保険がききませんので、妊娠してもしなくても、場合によっては数百万円という高額な治療費かかります。不妊治療は、肉体的、精神的、経済的にも、大きな負担がかかるものなのです。

 不妊治療を受ける人の中には、若いときにチャンスがあったのに、つくらなかったことを後悔している人がたくさんいます。20歳代で中絶したことを告白し「あのとき産んでおけばよかった」と、泣いて悔やんだ患者さんもおられました。

 そのようなつらい思いをしないためにも、女性は30歳までに最初の赤ちゃんを産んだほうがいいことを、女性にも男性にも、ぜひ知ってほしいのです。


(取材構成・鳥集徹さん)


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(感想・意見など)

 私はこの問題について過去何度かブログに書いてきた。この記事は、私の言いたいことをほとんどすべて言ってくれている。

 不思議なのは、文科省厚労省である。少子高齢化は20年も前から問題になっていた。また、卵子が劣化すること、高齢出産の問題点などは、多少医学をかじった人ならみんな知っている。

 私の周りの20歳代の女性何人かに、学校でこのようなことを教えてもらわなかったかを聞いてみた。全員が教えてもらわなかったとの返事。女性は何歳まで子どもを産むことができると思うかという質問には、40歳という答えが最も多かった。彼女らは、誤った知識をもとに人生を設計している。

 私に言わせれば、文科省や厚労省の担当者は仕事をしていない。国や国民の将来について何も考えていない。クビにすべきである。ただちに、義務教育期間中に、正しい知識を教えるべきである


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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