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せめてなりたやイタリアに?

せめてなりたやイタリアに?せめてなりたやイタリアに?
(12年3月23日 日経新聞)

 12年4月16日日経新聞の「核心」欄にコラムニストの土谷 英夫さんが「イタリアに出来るなら」と題してコラムを載せている。ご紹介します。


(本文抜粋)

 4年ほど前にこの欄に「イタリア化する?日本」と題して書いた。

 両国ともさえないのが政治と経済。首相がくるくる代わる。日本は第2の経済大国の座を中国に奪われ、イタリアも1人当たり国内総生産(GDP)で一時抜いていた英仏に水をあけられた。GDP比の公的債務残高は2.2倍の日本が主要国でワースト1、1.3倍のイタリアが続く。

 そのイタリアで〝異変〟が起きた。ユーロ危機渦中の昨年11月に就任したマリオ・モンティ首相が仕掛け人だ。経済学者で、大学学長やEU(欧州連合)委員などを歴任した「政治家ではない首相」が、選挙で選ばれた人が一人もいない専門家内閣を率いて懸案を次々片づけている

 イタリア在住の塩野七生さんが、月刊文藝春秋の巻頭随筆で4回続けてモンティ改革を取り上げた。

 辛口の作家らしく、最初は、有権者ではなく市場に選ばれた内閣で「(税金を)取れるところならばどこからでも取る、という会計士内閣」と酷評していた。

 ところが3回目には「この3カ月間の成果は、一言で言えば、目ざましいにつきる」「多くの政策が、ハイ次、という感じで実現されている」と手放しに近い好評値に変わった。

 欧州メディアが「スーパー・マリオ」と呼ぶモンティ首相が先月来日し、講演するのを聞いた。講演口調ではなく、かんで含めるように話す。年金改革でノルウェーやスウェーデンを見習った、と語り、「われわれは北欧的な地中海国家になる」と聴衆を笑わせた。

 この半年、消費税(付加価値税)などの増税年金受給年齢の引き上げ既得権益に切り込む競争促進策など、痛みを伴う政策を次々に実現した仕上げが正社員の解雇条件を緩める労働市場改革で、内閣の命運をかけるという。

 イタリアの事情を長々と紹介したのは、ほかでもない。「決められない」日本の政治家も、少し見習っては、と思うからだ。


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(感想・意見など)

 誰もが「決められない日本」にうんざりしている。民主党の主張も自民党の主張も大差はない。8割方は同じ。現にいま民主・自民・公明3党が妥協して通した法案などは、2・3年前に自民党が通そうとしたものとほとんど変わらない。先日、岡田副総理も、野党時代に細部にこだわって反対するのではなかったと反省していた。

 民主党にしろ、自民党にしろ支持率は20~25%前後。有権者の5分の1か4分の1しか支持していない。選挙があったとしても、単独で政権を取ることは考えにくい。やらなければならないことは山積している。「小異を捨てて大同につく」の精神でサクサク改革を進めてほしい。残された時間はほとんどない。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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