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世界と日本に対する現状認識③

世界と日本に対する現状認識③

 
 毎日新聞12年4月19日「経済観測」欄 三菱商事会長 小島 順彦よりひこ)さんのコラムをご紹介します。


(タイトル)
世界の変化と日本の課題


(本文抜粋)

 世界と日本に対する現状認識を述べたい。

 第一に、各国の人々の意識や世界のルールが今まさに変化を遂げようとしている。例えば、米国金融街でのデモに見るように、「経済成長は確かに大事だが、同時に所得や地域間の格差を是正しなければならない」という意識がインターネットの効果もあり世界で広く浸透した。

 また、世界の基本的なルールである資本主義や市場原理などに、よりふさわしい運用方法がないのかという議論も活発になっている。


 第二に、日本の最重要課題は①震災復興、エネルギー政策②成長戦略③TPP④財政再建⑤少子高齢化対策――と考える。

 復興の加速と同時に、原発事故の原因を徹底究明した上で原子力利用のあり方と向き合わなければならない。
 日本の国際競争力を引き上げる観点から成長戦略を描き、TPP参加により海外の成長を取り込むべきである。
 社会保障削減と消費増税は達成しなければならない。
 子供をもうけようと思う環境づくりと併せて、労働力を維持するためにも女性が働き大いに活躍できる社会をつくるべきである。


 第三に、日本が課題を解決し変化する世界に情報発信するには、グローバル人材の育成が急務である。

 人に尽くし社会に尽くすという「志」を持った人材を育成することが国の未来を開くことにつながる。海外に出れば語学力も大事だが、まず自分なりの歴史観と意見をしっかり持ち、国際的舞台でも意思疎通と議論が十分できる人材が求められる。そのような人材を育成すれば、国際社会における日本の存在感もおのずと立て直されよう。


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(感想・意見など)

 先の「日本総合研究所」は確か三井住友グループのシンクタンクである。
 上記の小島さんは三菱商事の会長であり、総合商社の情報収集力は外務省に優るとも劣らないと言われる。また、三菱グループにも優れたシンクタンクがある。

 TPPに関しては賛否両論ある。TPPにどう関わるかは別として、グローバル化から逃げる訳にはいかない。今後どうあるべきかについて、それほど意見の相違はあるとは思われない。

 90数兆円の国家予算の内、過半が借金である。ここに至って、消費税増税に関して絶対反対派は少数だと思われる。徹底的にムダを削減してから上げるべきとか、デフレを脱却してから上げるべきとか、それはそれで分かる。議員の中には次の選挙に落ちるのを恐れて、己の保身のために反対している者が多い。

 あとは政治の問題である。党利党略、保身を忘れて、政治を進めてほしい。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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