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何が何でも公務員

何が何でも公務員

 高知新聞の「公の群像」欄は独自取材で興味深い記事が多い。12年4月21日「公務員になりたい⑦」をご紹介します。


(タイトル)
安定意向ですけど…


(本文抜粋)

 「税務課希望。申込書にはそう書いたんですよ。ですけど本音は『それで受かるんやったら、別にどこでもええ』。税務課いうのは希望者が少ないと聞いていましたから、受けがええやろうかと思うて…」

 大阪府吹田市出身。高知県、まして宿毛市には何のゆかりもない。

 「宿毛は大学の時に遊びにきとったし、公務員試験いくつか併願したんやけど、受かったのここだけなんで。田舎暮らしが好きとかいうんじゃないです」


 公務員になって実際、どう?
 「民間企業と違って、明日クビになるとかないわけでしょう。職にあぶれる今の時代に正直、幸せやと思います。将来の生活設計を立てやすいし。子どもできた時点で、あぁ、公務員で良かったと」

 「上向いとかなあかん、と常に思ってるんですよ。僕としては。やっぱり向上心がないと」

 「あかんところは、変えていく。そうせんと(慣れ切って)ズブズブになる…

 席を囲んでいた同僚が「一人で上向いても無理やぞ。同じ課に3人くらいおらんと」と突っ込みを入れた。


 安定志向。これが今どきの公務員志望の核心だとしても、問題は「なってどうするか」。

 脇から酔った同僚が口を挟んだ。「向上心捨てたら、公務員ばぁ楽な仕事ないがよ。けど、『あの人ダメでしょう』ゆうて陰口言われたないもんな。市民からも、役所の中からも」


..........................................................................


(感想・意見など)

 私は知らなかったが、本気で公務員を志望する人にとって、予備校通いは半ば常識らしい。

 それにしても、吹田という都会から宿毛とは。宿毛市は高知県の南西部、愛媛県と接する人口2万人強の小さな市である。産業と言っても漁業、農業しか思いつかない。

 小さな地方都市では、家の都合で息子・娘に近場に住んでほしいと望む親にとって、市役所は最高の職場である。何といってもクビを切られない。給与、退職金、年金、労働時間など待遇はダントツである。その職を何の縁もゆかりもない県外人に明け渡さざるを得ない親の心境は察するに余りある。

 最近毎日新聞に載っていた川柳…「公務員2割カットで俺の倍」…地方ではオーバーな話ではない。


 12年1月6日ブログ「非公開大好き公務員労組」、12年3月29日「浅尾慶一郎衆院議員の日本再生案」にも書いたが、公務員は働く人も働かない人も給与に差はあまりつかない。働かなくてもよほどでない限りクビにならない。義務を果たしていない恥知らずに限って、「権利」を声高に主張している。そして実態として、裁判等においても恥知らず達の「権利」が守られている。

 公務員の社会は、人としての誇りを捨てた人たちにとっては天国。プライドのある人は葛藤に苦しんでいる。それが上記の言葉になっている。「上向いとかなあかん、と常に思ってるんですよ」「そうせんと(慣れ切って)ズブズブになる…」「向上心捨てたら、公務員ばぁ楽な仕事ないがよ。けど、『あの人ダメでしょう』ゆうて陰口言われたないもんな」


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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