FC2ブログ

日本産業の現況

日本産業の現況

 
 朝日新聞12年4月28日「経済気象台」の記事をご紹介します。



(タイトル)
空洞化の現実


(本文抜粋)

 パナソニック、ソニー、シャープ、NEC、マツダ、住友金属、任天堂、TDK……。いずれも我が国を代表する大企業製造業。だが、今年3月期決算ではみんな大きな赤字。

 東京電力や中部電力の電力会社、川崎汽船、日本郵船などの海運業、ローム、太陽誘電、日本ガイシ、そして経営破綻したエルピーダメモリーといった最先端企業。つまりあらゆる分野で多くの企業が赤字だ。

 日本は工場建設費は土地価格を含めて世界で最も高いとされ、人件費もアジアで一番高価、電気料金も高い。法人税や相続税も世界的にも高率だ。輸出コストは超円高の追い打ちで猛烈に膨らんでいる。これらすべて政治的無策の結果だ。

 少子高齢で人口増加は無く、内需の拡大や市場の活性化もなく、それに対する具体的政策もまったく無い。

 これらのハンディを負って国際競争を勝ち抜ける企業はない。現にこの国から出ていく企業はあっても、この国へシフトしてくる企業はほぼ皆無。これも政治の責任だ。

 消費税論議で長い日時を費やし、経済成長政策の立案も実効も無く、いまや製造業を中心とした我が国の産業構造そのものが、崩壊寸前だ。

 一方、独フォルクスワーゲン社は2011年の決算で1兆7千億円の純利益を発表。ユーロ安の結果であり、昨今のドイツ経済の姿である。

 日銀と政府が連携の薄い経済政策をそれぞれが行い、超円高が続く。企業活動の活性化を目指した環境整備や、外交を通じての為替安定政策こそが政治の責任と役目だ。     (樹)


...........................................................................


(感想・意見など)

 
 最近発表された企業の人員削減計画…パナソニック3万5千人、TDK1万1千人、NEC、リコー、ソニー各1万人……。今日、半導体大手ルネサスエレトロクニクスが、システムLSIの不振で、6000人の人員削減を発表した(数日後に1万数千人と報道あり)。
 
 去年は仕方ないとしても、この夏の電力供給も今だにはっきりしていない。国の方針が定まらない。いつまでたっても決められない。最終的に誰が責任をもって決めるのかも分からない。企業はどちらに向いて走ればいいのか決めようがない。その間赤字がどんどん膨らむ。「これらのハンディを負って国際競争を勝ち抜ける企業はない」。

 いい加減にしないと、そのうち底が抜けたようになってしまいかねない。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

最新記事
カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター