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高齢出産のリスク

高齢出産のリスク高齢出産のリスク高齢出産のリスク


 週刊現代12年6月30日号の特集の1つが「国民的大問題 高齢出産のリスクを考える」である。

 私はかねてから以下のように主張してきた。

○卵子は、女性が胎児の時に一生分作られ、30代半ばごろから急速に老化する。妊娠しにくくなり、流産や先天異常が起きる確率が飛躍的に高まる。

○子どもが欲しい女性は、できれば20代のうちに、遅くとも30代半ばまでに出産すべきである。

○上記のような事実を知っている人は大変少ない。義務教育中に学校で少なくとも2回は教えて、国民的常識とすべきである。

  
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 以下、週刊現代の本文を抜粋してご紹介します。

 たとえば、世界中の医師に最も読まれている権威ある医学誌『The New England Journal Medicine』では、40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、生まれてきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が発表されている。ちなみに20歳の母親からダウン症児が生まれる確率は1667分の1、25歳では1200分の1であり、実に12~16倍以上の開きがある。

 なぜ、高齢出産のリスクはこれほど高いのか。京都大学医学部教授の菅沼信彦医師が解説する。
 
 「女性が高齢になると、卵子も老化していくと考えられます。卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。ですから、卵子が卵巣の中にある期間が長くなるほど、遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下してしまう。ダウン症をはじめ、生まれてくる胎児の先天的な異常や疾患は、この卵子の老化が原因のひとつになっています」

 「また、流産はごく普通の妊娠でも1割前後発生しますが、その原因のほとんどが染色体の異常によるものです。母親が年をとるごとに染色体の異常も起こりやすくなりますから、したがって高齢出産では流産の確率も高まるわけです」


 高齢出産のリスクは、胎児だけに降りかかるわけではない。もちろん、母親自身の健康にも深く関わってくる。

 長野県の諏訪マタニティークリニック院長で、生殖医療の第一人者である根津八紘(やひろ)医師は「私の医院では45歳以上の患者さんには不妊治療の受診を一切ご遠慮いただいています」という。その理由を尋ねた。

 「45歳以上の方は妊娠率が非常に低く、たとえ妊娠しても流産することも多く、治療が功を奏する確率が低いのです。また、子育てという局面を考えても、母乳で育てられる人は減り、体力的にも非常に厳しくなる傾向がある。高齢出産は妊娠・出産・育児それぞれで問題を抱えていると言わざるを得ない」

 根津医師は、高齢出産の最大リスクとして、本人の健康状態を挙げる。

 「動脈硬化が原因で、妊娠中に脳内出血や脳血栓、妊娠性高血圧症(いわゆる妊娠中毒症)を起こしたり、また加齢で産道が硬くなって難産になることも多い」


 「先頃50歳という超高齢で出産した野田聖子さんが『生理がある間は妊娠できると思っていた』とおっしゃっていましたが彼女のように知的な女性ですら、妊娠・出産の知識がなかったというのが日本の実状。だからこそ、若いうちから適正な教育が必要なんです」


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・12年2月15日のブログ「卵子は急速に老化する」

・12年4月12日のブログ「生殖適齢期」なども見て下さい。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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