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障害者雇用

障害者雇用


 朝日新聞12年6月19日「ひと」欄で障害者雇用に取り組むトヨタマンが取り上げられた。こころに残ったのでご紹介します。


(タイトル)
「カイゼン」で障害者の終身雇用に取り組む

 本田 文利ふみとし)さん (58)


(本文)

 重い知的障害がある12人を含む20人がトヨタの自動車部品を加工する。障害者の終身雇用を始めて2年、製品の不良率は0.02%を維持、親会社も「品質はまったく問題ない」と太鼓判を押す。

 トヨタ系部品メーカーで組合委員長を10年担った。組合員が障害のある子の将来に、沈んだ表情を見せたのが忘れられなかった。

 2008年秋、福利厚生を担う子会社・TGウェルフェアに専務として出向。「社名にウェルフェア(福祉)とあるなら、地域福祉で障害者雇用をやろう」と部品加工を手がける部署を新設した。

 最初は大半が作業台の前で5分も立っていられず、不良率は60%超に。「辞めたい」と言い出す人も相次いだ。トヨタならではのカイゼン流で解決した。徹底した現場主義。家庭を訪ね、給料の使い道や職場の悩みに耳を傾け、日々の成長を連絡帳に記した。作業台の高さを調整し、間仕切りを付けると集中力が続き出した。

 二人三脚で取り組んできた岐阜市の光陽福祉会のメンバーは「難仏(なんぶつ)」さんと呼ぶ。要求水準は高いが、まなざしは優しいからだ。障害者自身も「働いてお金をもらえるのがうれしい」「職場でみんなに会えるのがうれしい」と喜ぶ。

 加工部品は8種類から46種類に増え、20人全員が月2万円の財形貯蓄をする。「定年の時に親がいなくても心配しなくていいようにね」

                                   (文・写真 志村英司さん)

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(感想・意見など)

 私が知る障害者雇用施設といえば、大分県別府市の「太陽の家」がある。整形外科医の中村 裕ゆたか)博士が「保護よりも機会を」をモットーに、1965年に始めた。

 オムロン創業者の立石一真(かずま)さんが賛同し、1972年にオムロン太陽電機㈱を設立。ソニー創業者の井深大(まさる)さん(1978年ソニー太陽)、ホンダ技研創業者の本田宗一郎さん(1981年ホンダ太陽)などを巻き込み、次々と障害者を主体とする会社を設立した(井深大さんの次女は知的障害者である)。

 今では、愛知県、京都市にも事業展開し、2010年3月時点での障害者雇用数は、オムロン45名、ソニー127名、ホンダ94名、三菱商事39名、デンソー75名、富士通エフサス26名などとなっている。

 また、12年6月3日ブログ「クロネコにサムズアップ!」で紹介したスワンカフェ&ベーカリーも2009年大分に進出している。

 優秀な企業は、優秀な人や技術やノウハウやガッツを持っている。今後ともこの傾向を進めていただきたい。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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