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100歳急増時代の社会保障

100歳急増時代の社会保障

 
 毎日新聞12年7月14日「経済観測」欄にあの元国税局長の大武 健一郎さん(週刊朝日に不祥事を報道されて以来肩書がベトナム簿記普及推進協議会理事長に変わった)がコラムを寄せている。

 日本は借金まみれである。経済は20年以上停滞し、少子化・高齢化が急速に進んでいる。しかるに政治は実態を冷静に見つめて対処しようとはしていない。民間に比べて高過ぎる公務員給与等は高いままである。医療費・社会保障費は右肩上がりのまま。少子化・高齢化にもキチンとした手が打たれていない。10年間で200兆円という「国土強靭化計画」なる亡霊も出てきた。政治家の多くは次の選挙のことしか頭にない。官僚も含め、30年、50年先のことを考えていない。

 大武健一郎さんの指摘は痛烈である。抜粋してご紹介します。


(タイトル)
100歳急増時代の社会保障


(本文抜粋・一部加工)

100歳以上の人口は、現行の社会保障制度の根幹ができた1965年には198人だった。

・1965年    198人
・1980年    968人
・2010年 4万4400人余

2050年 70万人弱の予想(38年後)

 2010年の4万4400人のうち、自立できている人は2割、寝たきりなど何らかの障害を抱えている人が約8割。

 
 現在国会で議論されている税と社会保障の一体改革の前提の中に、この長寿化がしっかり織り込まれているとは思えない。いまだに1965年ごろに叫ばれた高福祉高負担社会を前提に各種の制度ができている。

 現実は2050年には人口が9000万人に減る一方、100歳以上の人口が70万人にも膨れ上がる。65歳以上の人口は、この時2.6人に1人となる。

 これからの長寿社会にあっては、「元気でない長生き」の人々をどのように支えるかについて、現実を踏まえて答えを作っていかねばならない。

 今の社会保障制度を維持したままでは、元気な若者まで長寿社会を支えるための社会的コストに押しつぶされて、活力ある経済など望むべくもなくなる。

 一体改革では、社会保障のあり方を、この長寿社会を前提にもう一度根本から作り直すことが望まれる。

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プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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