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「生きる悪知恵」

「生きる悪知恵」

 
 西原 理恵子さんが人生相談に関する本を出したらしいというのを聞いたか読んだかしてすぐ本屋に走ったが、売り切れてなかった。内容も見ずに注文した。本店にはあったらしくすぐに入ってきた。「生きる悪知恵」 文春新書 840円。さいばら節爆裂!!一部抜粋して内容をご紹介します。



◆誰だって働けなくなる日は来るんだから、とにかく働けるうちは働いてお金を貯めておけ、と。だから、今でも仕事はどんどん入れてる。国とか会社とかアテにしてたらひどい目に遭いますよ。よく派遣切りとかいいますけど、半年先に契約切られるってわかってて何もしていない人がいるでしょ。「どういうこと?」って思いますね。


◆失業後なかなか仕事が見つからず、派遣だった妻が正社員に。「あなたは主夫をやって」と言われ……、という相談(38歳男)に対して

⇒ 何を悩んでいるのか、意味がわかりません。「ふざけるな!」と言いたいぐらい。毎日、全部家事やって、奥さんを送り出せっての。それから職探しでも自宅でできる仕事でも何でもやればいいじゃん。
 だって、そのために結婚ってシステムがあるんだよ。どちらかが失業したり病気になったりしたら、もう一人が頑張って支えるというのが結婚でしょ。なのに、何をウダウダ言ってるの?何か勘違いしてるんじゃない?


◆だいたい、男も女も結婚したら生涯浮気しちゃいけないの?恋愛なんて5年ぐらいで終わっちゃうんだから、あとは「家族」としての長い人生が待ってるわけでしょ。そこで浮気ダメって言うんなら、病気もダメなの?ケガもダメなの?会社がつぶれてもダメなの?って話になるじゃない。


◆いつまでたっても親と仲よくできません、という48歳男性の相談に対して

⇒ まるで私と母親の関係みたいですね。親と子は別の人間だし、別の人生なんですよ。仲よくできないものはしょうがない。そうはいっても、「親も年だし、そろそろ介護のことも考えなきゃ」と思うかもしれません。でも、それこそお金で解決しなきゃいけない問題なんです。介護はプロしかやっちゃいけないんです。だから、そのためにもお金を貯めておかなきゃいけない。
 親孝行もいいけど、そのへんちょっとはき違えて、優先順位を間違ってる人が多いんですよ。家族のことを考えたら、姥捨て山に捨てなきゃいけないときがあるんです。


◆しっかり治してしっかり舐めろ。


◆だいたい男の人にとって今の結婚は分が悪すぎなんですよ。奥さんが専業主婦だったりしたら自分の稼ぎの9割5分持っていかれて、それで「浮気はするな、酒も飲むな、海外旅行に連れていけ、子供の面倒を見ろ」って、それは嫌だと思うでしょう。


◆「週刊新潮」の編集部に「もうすぐ浩宮さまと結婚するから、早く記者会見を開いてください」っていう女が何度も来てたんだって。しょうがないんで「ここが記者会見場なので、ここに行ってください」って「週刊文春」の住所と地図を書いて渡したら、女がじーっとそれを見て「この会社からここに来るように言われたのよ!!」って。「やられた!」「文春恐るべし!」みたいな。それで「最後どうしたの?」って聞いたら、「朝日新聞社の住所を渡した」って(笑)。


◆最近、涙もろくて困るんです……、という昭和の男51歳からの相談に対して

⇒ 「少年兵は簡単に人を殺す」って(戦場カメラマンだった)鴨ちゃんに効いた話だけど、それは生きていくうえでのいろんなことを知らないから。子供はすぐ虫を殺すけど、大人は「かわいそうだから、やめておこう」ってなるのと一緒。大人の涙は、いろんなことを経験してきたから出る涙なんだよね。
 私の周りの大人もよく泣く。もう泣きまくり。男の人も女の人も。この年になるとみんなもう背負ってるものがいっぱいになっちゃって、ちょっとしたことで「あぁ……」って溢れてくる。
 やっぱり今まで我慢してきたことがたくさんあるわけで、そろそろ体の中の〝我慢の箱〟がいっぱいなんですよ。だから溢れてきてるわけで、それを無理に止めるとホントに心の病気になってしまう。遠慮せず、泣いてください。


◆カネを貸さなかった友人が死んでしまいました。もしあのとき貸していれば、こんなことにならなかったのでは……という思いもあり、重く苦しい気持ちになってしまいます、という46歳男性からの相談に対して

⇒ 悲しいけど、間違ってません。貸しても貸さなくても、結果は同じ。あなたの友人は死んでます。貸しても点滴1本よけいに打つだけのことにしかなりません。その点滴がなくなったら死ぬんです。
 だいたい「事業が軌道に乗らず」って、その運転資金をきちんと用意しておくのが商売だからね。銀行とかちゃんとしたところから借りるのが商売であって、友達に借りるというのは商売じゃない。


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(感想・意見など)

 本音炸裂!この年になり、この本を読んで思うのは、例えば、朝日新聞とかNHKとか岩波書店の本を読んだり見たりして、それだけで自分の人生観・世界観を作ったらえらいことになるということ。

 朝日とかNHKはお茶の間メディアであり、10歳の子どもが見ても人畜無害なものである。ほとんど建前、きれいごと(直球)。ものごと・世界の半分にしか言及していない。それはそれで大事ではあるが、世の中きれいごとだけで片付かないことの方が多い。自分がその考え方(変化球)を採用するか否かは別として、そういう考え方があり得るということは知っておいた方がいい。

 西原さんのこの本の副題は「正しくないけど役に立つ60のヒント」である。それをもじって言えば朝日、NHK、岩波などは「正しいけど役に立たない…」ということになる。朝日、NHK、岩波などの解毒剤として読むべき本である。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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