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ボロボロ司法

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 ■上の写真は12年10月19日の毎日新聞パソコン(PC)遠隔操作事件で、警察は、各地で、4人を誤認逮捕した。

 杜撰な捜査で逮捕したことは問題。もっと問題なのは、やってもいないのに4人の内2人(神奈川、福岡)が「自供」したこと。警察・検察の誘導があったのは間違いない

 今回の事件は、人は、何日も、何十日も、時には何百日も勾留され取り調べを受けると、やっていなくても「自供」することを、図らずも立証した。警察・検察は、「自供」するように誘導する。

 実際にも、警察・検察のいう通りに「自供」したほうが、保釈も早いし、検察の求刑も軽いし、判決も軽くてすむ。収監されても早い段階で仮釈放される。

 否認し続けると、なかなか保釈されないし、求刑も重いし、判決も「反省の情がみられない」として重くなる。収監されても「反省していない」として仮釈放が認められず、刑期一杯勤めさせられる。官の意向に逆らったものは、警察、検察、裁判所、刑務所に酷い目にあわせられる。

 刑事裁判の有罪率は99.9%やっていなくても「私がやりました」と認め、あとは警察・検察のストーリー通りに「自供」したほうが「利口」である。何十日も勾留されると、民間企業はほぼクビになるし、自営業者は潰れる。実刑と執行猶予付きでは天と地ほどの違いがある。弁護士でさえ、「自供」を勧める。

 大阪地検特捜部、東京地検特捜部の検事を勤めた田中 森一もりかず)さんは、著作の中で、「われわれはプロである。素人が絶対敵う筈がない。裁判官を騙すのもチョロイもの。有罪にするための調書の書き方を知っている」と豪語している。


 
 ■下の写真は12年10月19日の讀賣新聞東電OL殺害事件で、東京高検が18日「元被告を犯人とするには合理的な疑いがあり、無罪は明らか」とする意見書を東京高裁に提出したことで、公判は1回で結審し、早期に元被告の無罪が確定する見通しである、とのこと。

ただ、記事の最後に「検察側は、これらの鑑定結果だけでは第三者Xが真犯人とまでは断定できず、元被告の犯行の可能性が完全に消えたわけではないとして、意見書に元被告への謝罪などは盛り込まなかった」とあるのが気になった。ことここに至っても、反省が足りない

 第三者Xの精液や体液、東電OLの爪の間の付着物など多くの証拠のすべてを握っているのは、警察・検察である。捜査の初めからゴビンダ・マイナリさんを犯人と決めつけ、間違った方向へ突っ走ったのは警察・検察である。早い段階で軌道修正して、謙虚な気持ちで手持ちの証拠を洗い直していれば、このようなことにはならなかった(15年だよ)。

 
 日本の場合、その証拠を開示するかどうかは検察の裁量に委ねられている。検察は、被告に有利な証拠をしばしば隠す。重大な犯罪だと、警察・検察は数十人から百人もの捜査員を動かせる。対する弁護側は1人、多くても数人である。象とアリ。話にならない。

 証拠は税金を使って集められたもの。国民のものである。公共物である。証拠は、正義を実現するためにのみ使われなければならない。警察・検察の私物ではない。警察・検察の恣意に委ねるべきものではない


 ・証拠の事前全面開示、が必要である。

 あわせて、

 ・取り調べの全面可視化(録音・録画)

 ・「人質司法」の見直し、が必要である。


 また、裏金などで上層部が汚れていると、正義にもとるし、下がやる気をなくす。裏金の撲滅も必須である。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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