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省あって国なし

省あって国なし
省あって国なし
省あって国なし


 週刊ポスト12年8月10日号が、東日本大震災復興予算19兆円にシロアリ役人が群がって、東北復興とは関係ない事業に予算を流用している実態を暴きだした。9月9日のNHKスペシャルは、「追跡 復興予算19兆円」で同じ問題を扱った。

 中段及び下段のグラフにみるごとく、日本は土俵際にあるにもかかわらず、「省あって国なし」の役人の行動原理は変わらない。官僚を統制するのは政治家であるが、その政治家が頼りない。

 東日本復興のための増税が決まっている。消費税増税も決まったが、その使いみちは財政再建社会保障のためと説明されたが、これにも性懲りもなくシロアリが群がりそうな気配がある。そんなことをすると、いよいよ日本は立ち直れない。絶対に目が離せない。メディアはキチンと正確に報道してほしい。


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 朝日新聞12年11月2日の天声人語を抜粋してご紹介します。


 朝日小学生新聞がなかなかおもしろい。先日は1面トップで震災の復興予算を取り上げていた。直接関係のない事業にも使われてやり玉にあがっている問題だ。


 奇妙さは子どもにもわかりやすい。文房具を買うのにもらたお金でお菓子を買うそれはまずいと誰でも思う。おかしな言い訳をすれば親の怒りに油を注ぐことも想像がつく。だが悲しいことに、日本の政と官の現実である。

 反捕鯨団体の妨害活動への対策(農水省)やら、国立競技場の補修(文科省)やら、えっと驚くのが色々ある。法務省は受刑者の訓練用にショベルカーを購入。

 言い訳に「受刑者の7割が被災地での就労を希望している」とアンケート結果を示した。ところがそれは、問題になってから慌てて実施したというから呆れる。法の元締めが下手な「アリバイ作り」をやってどうする。

 それもこれも、もとはといえば復興基本法が文言巧みに「流用」を認めているためだ。政治家をラッセル車にして霞が関は省益を図り、血税という蜜壺に巧妙にストローを突っ込む。共存共栄の体質は、国家的な危機にも変わらないらしい。

 そして、より大きい蜜壺にも舌なめずりの目が光る。消費増税財政再建社会保障のためだったはずが、抜け目ない付則が加わって、諸々の事業が割り込む気配だ。

 大借金をゆくゆく背負うのは小学生新聞の読者世代。未来からの怨嗟の声は、加齢による空耳ではない。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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