和田はつ子 料理人季蔵捕物控シリーズ★☆☆☆☆

このところ時代小説づいている。
和田はつ子さんの 料理人季蔵(としぞう)捕物控シリーズ1巻目「雛の鮨」(ハルキ文庫 620円)を買った。高田 郁(かおる)さんの「みおつくし料理帖シリーズ」+佐伯 泰英さんの「鎌倉河岸(がし)捕物控シリーズ」のようなものだと思っていた。
1巻目の半分ほど読んで、これならいいんじゃないかと思い、2巻~5巻まで購入した。ところが2巻目の半分くらいで読むのを諦めた。話の展開が不自然でエンターテインメントとして楽しめない。江戸時代の人々の暮らしについて知りたいという欲求にも応えてくれない。なんか稚拙で底が浅い感じ。時間がもったいない。
自分がいいと思わないものを人には薦められない。しかし、1巻目の本の奥付を見ると「第十三刷発行」とある。それなりには売れているようである。それに慰められて、ブックオフに売りに行くことにしよう。3巻~5巻は新品だよ。まぁ、そういうこともあるさ。読みたいものは無限にある。前向きに!
(以上)