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選挙権を獲得するため何人の人が亡くなったのだろう

選挙権を獲得するため何人の人が亡くなったのだろう。


 
 
 選挙権を獲得するため世界中で何人の人が亡くなったのだろう?
 
 誰にも分からないだろうが、選挙に行くたびにそれを思う。恐らく何十万人ではきかないだろう。それを思うと棄権するわけにはいかない
 中国は事実上共産党の一党支配で選挙がない。一年間に約20万件のデモ・暴動が起きるそうである。もし中国で自由な選挙が行なわれるようになったら、劇的に変わるだろう。


 
 毎日新聞12年12月14日専門編集委員西川 恵さんのコラムを抜粋してご紹介します。


  民主主義支える選挙


 選挙権、つまり誰にも強制されることなく自分の意思に基づいて投票する権利は民主主義を根本で担保している。選挙権のないところに本当の民主主義はない独裁国家において、民主化運動がまず掲げるプログラムが「結社の自由」と「自由な選挙である。ひと言で自由に政府を選ぶ権利である。

 
 冷戦を終結に導くことになる東欧の民主化に先鞭をつけたのはポーランド。それを可能ならしめたのも民主化勢力が「結社の自由」と「自由な選挙」を手中にしたことによってだった。

 ベルリンの壁崩壊の約7カ月前(1989年4月)、共産党政権は労働者側に一部制限付きで結社の自由と自由選挙を認めた。「世論をなだめつつ、政権側が主導権を握り続けるをための妥協策」と当時はみられた。

 ところがフタを開けると非共産党系の議員が大量当選40年余にわたる共産主義政権の支配を終焉させ、首相に非共産党員のマゾビエツキ氏が選ばれた。

 19世紀半ば、米国社会を観察したフランスのトクビルは「選挙とは制度の中に組み込まれた革命にほかならない」と指摘したが、ポーランドはそれを地で行った

 1989年8月24日、マゾビエツキ新首相が万雷の拍手の中、議会に初登壇する模様を現地で取材した。上院議員に当選したアンジェイ・ワイダ氏(著名な映画監督)は私に「暴力でなく、自由な選挙でこの日を勝ち取ったことを私は絶対忘れないだろう」と感動を隠さなかった。

 ポーランドに誘発されて、他の東欧諸国に民主化運動が広がって行く。23年前、ベルリン、プラハ、ブタペストと東欧各国の首都で、石畳を踏みしめてデモ行進する人々の「結社の自由を」「自由な選挙を」の声が寒空に響いていた


 戦後の日本は米国による上からの民主化のため、このあたりの切実さを実感する機会はほとんどないが、この光景を羨望のまなざしで見ている国の人々がいまなお世界にはいるのだ。


 「結社の自由」と「自由な選挙」によって民主主義は制度として確立するが、投票行動によってこれは機能する。それは政権運営の負託と同時に、「私は関心をもって監視しているとの意思表示である。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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