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諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ

諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ
諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ
諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ
諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ
諸行無常…ピンクのクラウンとどぶねずみ色のカローラ

(上からクラウン、カローラ、アクア、インプレッサ、ノート)

 
 
 昨年11月に車を12カ月点検に出したついでに、HONDAのN-ONEを見てきた。その帰り途、新車として出たばかりのN-ONEが道を走っているのを見た。「そういえば、夏ごろに11代目になる新型カローラが出たはずなのに、見かけたことがないなぁ」と思った。

 カローラは、46年前に産声をあげ、国内で1000万台近く、世界で4000万台を売り上げた世界一のベストセラーカーである。世界140カ国以上で毎年100万台以上売れている化け物のようなクルマである。

 30年くらい前には、係長になったらカローラ、課長はコロナ、部長はマークⅡ、いつかはクラウン…というヒエラルキーがあり、カローラはずっとトップを走っていた。しかし、5~6年前だったか、常勝カローラをHONDAフィットが抜いたと話題になったことがあった。

 その後はプリウス、最近はアクアも加わり、トヨタのハイブリッド車が常にトップをとっている。カローラは見る影もない。特に現在の11代目は悲惨な状況。諸行無常である。

 実は、カローラは先代(10代目)から国内線用モデルとなっている。日本では5ナンバー枠(横幅1700ミリ)を超えると売れなくなる。先代を開発するにあたってアンケートをとったところ、5ナンバー枠を超えたら買わないという声が4割もあったそうである。20年以上前に造った日本の道は、5ナンバー枠を基準に造られているため、横幅の広いクルマは不便である。

 「世田谷の路地に往生するポルシェ」 (相模原 水野タケシさん)

 しかし国際基準は、1750ミリ以上である。日本で3ナンバーのクルマが売れ出したのは、たかだか20年前の日産の「シーマ現象」からである。

 11代目のカローラは、ユーザーの声を採り入れて、ボディをコンパクトにし、最少回転半径を短縮し、とり回しし易くしている。しかしいかんせん、あまりにもデザインが地味すぎる。ユーザーの平均年齢は60歳を超えてるはずである。しかし、老人は「老人用」なるものを嫌う。トヨタは早晩手を打ってくるはずである。


 その対極をいっているのが、今度のクラウン。ここ2代ほどのクラウンはスポーティで品のあるデザインであったが、売れ行きは漸減している。新型は、フロントグリルを王冠(クラウン)をモチーフにした迫力あるというかアクの強いデザインを採用している。今年中にピンクのクラウンも出すという。若い世代を取り込みたいからであろう。ハイブリッド車の値段を下げ、燃費性能も大幅に改善した。魅力的である。

 私の好みではないが、ベンツBMWもアクの強いデザインになってきている。ただ上品なだけでは売れないのかもしれない。TOYOTAの別ブランドレクサスも順次フロントグリルを「スピンドルグリル」に統一するという。実車を見たが、写真でみるほど違和感はなかった。レクサスとして統一したイメージを与えられて、いい試みだと思う。

 
 最近面白いのは、マツダスバルである。

 マツダ車にあまりいいイメージをもっていなかったが、2011年10月に東北地方をデミオのレンタカーで走ったとき、印象が変わった。峠道を実にスポーティに走る。ヨーロッパで人気があるのが分かる。どのクルマもデザインがいい。ロータリーエンジンは残念だったが、スカイアクティブとかクリーンディーゼルとか、頑張っている。2年間広島にいたことも多少影響しているかもしれない。

 スバル(富士重工)は、GM破綻に伴いトヨタ陣営に入り、軽自動車の製造を諦め、思い切って北米中心に切り替え、クルマを大型化し、北米で人気を博している。インディアナ州の工場でトヨタのカムリも生産し、工場稼働率を上げることができたため、コストパフォーマンスが高いという。独特の水平対向ボクサーエンジンや四輪駆動技術などで、スバリストを惹きつけている。オプション装備の衝突回避支援システム「アイサイト」の装着率が大変高いそうである。インプレッサなど大型化とデザインのよさで、実に魅力的なクルマに生まれ変わった。選択と集中のいい見本である。

 
 日産ノートも最近モデルチェンジしたが、よく売れている。ノートの特徴は、デザインはほぼHONDAフィットのコピーで、長さを200ミリ伸ばしていること、上級車にフォルクスワーゲンTSIのように過給器(スーパーチャージャー)を着けてパワーと燃費の両立を図っていることである(ダウンサイジングターボ)。問題は、そのスーパーチャージャーの値段が20万円もすることで、ガソリン代を145円とすると、30万㌔も走行しないと元がとれないことである。10万円なら文句はないのだが。

 三菱は、2度のリコール隠しで見放した。三菱電機の防衛省過剰請求の件もある。高知が発祥の地(岩崎弥太郎)であり、向かいの岡山県水島に工場があり、頑張ってほしいのだが。


 それにしても、デザインと会社のあり方は重要である。



以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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