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高知白バイ事件③

高知白バイ事件②
高知白バイ事件②
高知白バイ事件②



 私がかねてから注目し支援している「高知白バイ事件」に新たな展開がみられるかもしれない。11年10月30日のブログ「高知白バイ事件①」に書いたが、私は、この事件は高知県警・高知地検が証拠を捏造・偽証したと思っている。

 
 週刊新潮13年2月21日号の記事を抜粋してご紹介します。


 証拠も捏造!口封じの不当逮捕!
 告発された「高知県警」組織的隠蔽工作

 
 さる1月21日、高知簡易裁判所で奇っ怪な刑事事件の初公判が開かれた。
 被告人の名は、小松満裕(63)。罪名は軽犯罪法違反

 起訴状を一読し、「私は30年近く検察に身を置いておりましたが、このような起訴状を目にするのは初めてのことです」と驚愕するのは、元最高検検事で筑波大学名誉教授の土本武司氏だ。

 起訴状では8月と10月の件を公訴事実としているが、実際にはその前後に数回、いずれも」理由不明のまま逮捕、釈放を繰り返していたという。

 「そもそも軽犯罪法違反というのは最も軽い罪で、起訴猶予となる場合が多いのですが、敢えて起訴に踏み切っている。何か裏の事情があるのではないかと思われます」(同)

 「法律に携わって60年近くなりますが、軽犯罪法違反で公訴提起されるなんて聞いたことがありませんよ」と呆れ訝しむのは、日本大学の板倉宏名誉教授だ。

 さらに驚くべきことは、そんな〝微罪〟でガサ入れ、自宅の家宅捜索まで行なっていたというのだ。


 「でっち上げの事件」

 この小松被告「彼は高知県内で長年『土地改良換地士』という仕事をしている人ですよ」と説明するのは、弁護人を務める元大阪高裁判事の生田暉雄弁護士だ。

 土地改良換地士とは、例えば公共事業で道路などを新設、拡張する際、農地所有者に代替地を〝換地〟する計画に参画する仕事で、農水省所管の国家資格が必要である。

 「そういう仕事柄、これまでもいろいろな不正行為を県警に告発していた。中には警察官が関与した不正もあったようです」

 その過程で知り合った現職の警察官や、匿名の警察官から内部情報が次第に集まるようになり、2年ほど前からそれが顕著になったという。

 その小松さん本人は、今回の公訴事実について、真っ向から否認する。

 生田弁護士「要するに、これはでっち上げの事件なんです。県警もまさか軽犯罪法違反の事件で弁護士がつくとは思っていなかったんでしょう。軽犯罪法違反ででも挙げとけば小松も参るだろう、くらいの脅しのつもりだったんですよ」

 結果、高知県警にとって封印されねばならない〝パンドラの箱〟が開けられることになった。通称『高知白バイ事故死事件』――。


 数多の証言を無視

 06年3月3日、高知県吾川郡春野町(現・高知市)の国道で起きたこの事故は、すでに加害者とされる男性(スクールバス運転手の片岡さん)の業務上過失致死罪による実刑判決が確定し、禁固1年4月の刑にも服して出所している事件である(11年10月30日ブログに詳細)。

 裁判の争点はバスが停止していたか否か検察側の証拠は現場に残っていたというバスのスリップ痕写真と、反対方向から走ってきた同僚白バイ隊員の目撃証言のみ。

 対するバス運転手側は一貫して停止していたと主張。その目撃証言はバスに同乗していた生徒や教師たち、それにバスのすぐ後ろで乗用車を運転していた中学校長など数多あり、おまけに事故直前の白バイの後ろを走っていた乗用車の運転手も、白バイが60㌔どころではない相当な高速で走り去っていた事実を証言した。

 しかし、高知地裁の裁判官は、それらの証言をすべて〝信用できない〟のひと言で無視したのである。

 法定で証言した当時の校長、品原信介氏(64)も憤る。「私はバスの真後ろにいてすべてを見ていた。間違いなく、停まっているバスに白バイが突っ込んだ。白バイは60㌔どころじゃない猛スピードで突っ込んできた。間違ったことは言ってないから、名前を伏せる必要もないです」

 弁護を担当した梶原守光弁護士も、「あれだけ大量の証人に偽証させるなんてできるわけがないのに、裁判所はスリップ痕の写真だけで判断した。あんなおかしな裁判はありませんよ」

 だが、肝心のそのスリップ痕写真が捏造であった可能性が高まってきた


 不可解なスリップ痕

 片岡さんは2010年10月に高知地裁に再審請求し、弁護団は問題の写真のネガを裁判所から入手し、専門家に鑑定を依頼していた。

 生田弁護士「フィルム鑑定の権威である千葉大学の三宅洋一名誉教授にお願いしたんですが、完全な捏造であるという鑑定書がすでにできあがり、先月末に裁判所に提出しました。これで再審請求も必ず通ります。これは並みの冤罪事件ではなくなる。意図的にスリップ痕という証拠を捏造したのですからね」

 一審判決後に片岡さんの依頼で事故を鑑定した日本自動車事故解析研究所の石川所長によれば、「あのスリップ痕には、①タイヤの溝がない、②本来アスファルトの凸凹の凸部分にゴムの付着があるはずだがない、③普通はない濃淡のムラがある、④最低でも数日は残る痕跡が翌日に消えた、⑤何故か後輪の痕がない、など5つの不審点がある」。

 ある高知県警関係者によると、「今回の三宅先生の鑑定書では、証拠写真のフィルムネガが事故後に製造されたものだと判明したことや、捏造の方法についても言及されているらしい」。

 前出の小松さんは、以前からこの白バイ事件が高知県警によるでっち上げであることを各方面に告発していた。

 生田弁護士「小松さんが私に弁護を依頼してきたのも、私が再審請求の弁護団長だったから。彼のもとには県警の腐敗を嘆く現職の警官らから詳細な告発が寄せられている。すでに捏造の実行犯も特定しています」。警視1名、警部2名が実行犯だという。

 「事故死した白バイ隊員は過失ゼロのため殉職扱いと聞いた。殉職者は二階級特進の栄誉を受け、殉職者の上司、補助者も一階級特進になり給与も退職金も上がる。事実、その3名は特進しているんです」(同)

 さらに問題なのは、この証拠捏造が内部で知れ渡っているため、不祥事を起こしても処分されない警察官が続出していること。

 「中には、本部長に対して直接〝処分するなら白バイ事件の真相を暴露する〟と開き直る輩もおり、本部長も黙認しているのだと、小松さん宛に届く内部告発文書には記されている。冒頭陳述では県警の数々の不正行為とその隠蔽工作について具体的に記述しています。こうした告発の口封じのために小松さんを不当に逮捕したのだと立証するためです」(同)

 県警の対応もさることながら、高知地裁の判断もいまこそ問われている


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(感想・意見など)

 警察、検察、裁判所など(権力と言い換えもいい)は、自分たちの組織や自分たち自身を守る必要がある時は、平気で市民・国民を陥れる。「高知白バイ事件」はまさにその典型である。

 しかし、私は、この事件は10年もすると真実が世に現れると思ってきた。なぜなら、この事故の直後、現場に集まった警察官は30名以上にのぼったという。証拠を捏造したもの、目撃証言を偽証したもの、検察官、その周りの人たちを含めると何十人になることか。秘密が守れるはずがない。

 関西の警察の腐敗を描いた「悪果」の作者黒川博行さんや北海道警シリーズで道警の悪行を描いている佐々木譲じょう)さんのもとには、現職・OB警察官からの告発が相次いでいるそうである。自分の職場が汚されることに我慢ならないまともな警察官も大勢いる。中には、そのまま小説にしたら嘘過ぎて、小説にならないようなこともあるという。

 こういうことは際限がない。世の中を少しでも良くしようと思うなら、闘い続けるしかない。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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