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地方の問題

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地方の問題
船・LNG船2
地方の問題
(1段目:四国新聞13年2月8日、2段目:日経新聞13年2月26日、4段目:日経新聞13年2月2日)


 
 私のライフワークは、①日本はなぜ先の戦争を行ったのか、②地方の問題、③80年代後半のバブル→90年代初頭のバブル崩壊→今に至るデフレ不況は何故起き、回避もしくはもっと被害を軽微にすることはできなかったのか、の3つである。

 地方の問題は、雇用の問題である。不況になるとまず地方が切られ、ヘッドクオーターの(主として)東京への影響は軽微である。景気が良くなる時はまず東京から良くなり、地方に及ぶのは数年かかったりもする。人口減少時代の現在はますますその傾向を強めている。


 香川県坂出(さかいで)市の番の州(ばんのす)工業地帯にあるコスモ石油・坂出製油所今年7月に閉鎖されるという。国内の石油需要の減少に伴い、大消費地から最も遠い坂出製油所を閉鎖し、供給を約2割減らすという。

 そのニュースを聞き、暗い気持ちになっていたところ、追い打ちをかけられた。常石造船つねいし)が、多度津工場たどつ)を、14年1月を目途に、閉鎖もしくは他社へ売却することを考えているという。リーマン・ショック、続く欧州財務危機や中国・韓国メーカーなどの台頭で、船の受注量が減少しているという。

 そんな中明るいニュースが入ってきた。「シェール革命」がらみの話である。坂出市の番の州工業地帯にある川崎重工・坂出工場大型のLNG燃料船(タンカー、コンテナ船、自動車運搬船など)を生産するという。LNG燃料船は、作るのに高度な技術を必要とするため、中国・韓国メーカーに日本が優位に立てる数少ない分野だという。

 川重では今でもLNGタンカーを生産している。瀬戸大橋や宇多津町と坂出市の境の丘(さぬき浜街道)から川重のドックがよく見えるが、ドックに建造中の船があるのを見るとホッと安心する。「これで暫くは仕事がある」。

 造船といえば、日立造船を思い出す。130年余の歴史がある会社であるが、これまで何度倒産するという話を聞いたことか。一時は杜仲茶まで売っていた。広島県の因島いんのしま)出身の人から話をきいたことがあるが、因島の人はほとんどが日立造船で働いていたため、87年に撤退するときは大変だったらしい。「島が沈む」と言われた。

 今では日立造船は立派な会社となっているが、「名は体を表していない」。ほとんど造船に関係のない会社になっている。私企業が、何十年も存続することがいかに大変か。一度「日立造船」でネット検索してみて下さい。


 例えば、三重県・亀山市が県と市で135億円もの補助金を使って誘致したシャープ亀山工場は、わずか6年ほどで先行きが全く見えなくなってしまっている。

 私が勤めていた会社の関連会社の工場(愛知県美濃加茂市)は、今年3月で閉鎖することになった。基幹工場で、私が勤めていた10余年前には考えもしなかった。5万5千人の人口で、2400人が働いていた。その内正社員の約800人は他市の工場に配転になるという。当然、関連会社や下請企業、地域経済などにも影響がでる。


 わがうどん県は、全国の中でも有効求人倍率は高いほうではあるが(大きな声では言えないが高知龍馬県と比べて下さい)、地方の問題、雇用問題はずっと気になっている。いかにして地方を元気にするか。いったんは教育や就職で地元を離れた人や他の地域の人が、喜んで住める地域にできるのか。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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