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中国社会の二重基準

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中国社会の二重基準
(2段目:産経13年3月1日、3段目:産経13年1月11日、4段目:讀賣13年1月4日)


 毎日新聞13年3月1日「経済観測」欄に元駐中国大使の宮本 雄二さんが中国について書いている。同感することが多い。抜粋してご紹介します。


 中国人のダブルスタンダード

 
 中国社会には二つの基準がある。「」の基準と「」の基準だ。

 「」は身内、つまりインナーサークルであり、「」はそれ以外。インナーサークルは、血縁、地縁だったり、学校や職場の縁だったりする。

 中国人の「」への不信感は根強く、容赦はしない。中国での買い物は値段交渉が普通だが、知恵比べの世界であり、賢い人が得をし、愚かな人は損をする。悪いのはだまされる方で、ルールなき戦いでもある。

 「」は全く違う。命をかけて守り合う信義の世界であり、任侠(にんきょう)の世界だ。ここで最も重要なのは「義」であり、中国語では「良心」となる。この世界に入るとだまされることは決してない。


 二つの基準の登場は、中国の経てきた過酷な歴史によるところが大きい。
 
 中国の歴史を読むたびに、いかに多くの人々が、いかに簡単に命を落としてきたかを思い知らされる。飢饉、動乱、暴君、異民族の侵略、内戦……。その中を中国人は生きてきた。だから力を合わせないと生き残れないことを身に染みて知っている。それがインナーサークルとその基準の始まりだと思う。逆にのものは信じない。疑ってかかるし、愚かな者からはむしりとる

 こう考えると日本企業が中国市場で苦戦する理由も分かる。インナーサークルに入らない限り、知恵比べのルールなき戦いを強いられる。中国という土俵で日本人が勝つことは至難の業となる。

 中国が世界貿易機関(WHO)に加盟し法令や規則は整備されてきた。ルールは定まり始めたのだが、参加するプレーヤーの考えはまだ昔を引きずる。日本企業の苦労はもう少し続きそうだ。


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(感想・意見など)

 中国、韓国とも、法治国家というよりも、人治国家である。法が軽視され、その時その時の治める者の意思が優先される。治める者の利害や気分次第であったり、統治者が代わればルールが変わったりして、治められる者はたまったものではない。何千年とそういうことが続いてきて現在の国民性が作られた。「苛政(かせい)は虎よりも猛(たけ)し」。

 作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんは、「弱肉強食の帝国主義的傾向を強める中国について『国際社会が沈黙していれば、自国の利益を一方的に主張し、ルールを勝手に作り、躊躇なく権益を拡大していく』と指摘している。

 産経新聞13年1月11日から。韓国は、1965年の日韓基本条約で韓国併合時の問題はすべて片付いているのに、あれやこれやと問題を蒸し返してくる。慰安婦問題に火がついた時、韓国政府が非公式に「強制性を認めれば事を荒立てない」と伝えてきたから、証拠はないが謝罪した方が得だと判断し、河野談話を発表したが、だまされたと、当時の官房副長官石原信雄氏が語っている。韓国人の国民性をよく研究していないからこういうことになる。宮本元中国大使の言うように、彼らにとっては「悪いのはだまされる方で、ルールなき戦いでもある」。

 日本は、何百年も前から法治国家であった。讀賣新聞13年1月4日「編集手帳」から。「元禄の昔、大阪の米市。井原西鶴が商人の手締めに感服している。〈千石万石の米をも売買せしに、両人手打ちて後は、少しもこれに相違なかりき〉(『日本永代蔵』)拍手によって取引が成立し、しかも必ず守られるというのである」。


 いい悪いではなく、彼我の差はあまりにも大きい国民性をよく知ってつき合うべきである。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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