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外資系の掟

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外資系の掟



 私は、外資系での仕事の仕方について勘違いしていた。ニューズウイーク13年2月5日号の記事を抜粋してご紹介します。


 日本人が勘違いする外資系の掟
 「実力主義」「グローバルな仕事」という幻想を超えて多国籍オフィスで成功する処世術とは


 入社直後にすべきこと

 大きな誤解の1つが、結果がすべての実力主義の世界というイメージだ。確かに個々の職務内容が明文化され期待に応えられなければ淘汰される。厳密な評価にさらされ、年功序列による昇格もない。

 だがトップの営業成績を収めても、それは「実力」の一部にすぎない。仕事の出来と同じくらい(時にはそれ以上に)キャリアの明暗を左右するのが、上司への忠誠心社内政治の立ち回り方だ。

 大半のグローバル企業では人事部は利益を生まない「コスト」と位置付けられ、権限が弱い。誰を昇格させ解雇するか決めるのは現場の上司だから、上司との「同盟関係」の構築は細心の注意を要する最優先課題だ。

 米企業の元人事担当役員によれば、入社後3~6カ月間は上司や同僚との信頼関係構築に「就業時間の半分」を割くべきだという。「徹底的にごまをすり、会社と上司をたたえる『チアリーダー』に徹する。上司と『友達』になれば、あなたを絶対に手放さない」

 上司の仕事がスムーズに進むよう、厄介な業務や残業を率先して引き受けるのは当然のこと。引っ越しの手伝いや子供の学校探しといったプライベート面のサポートも惜しんではいけない。週末の上司主催のパーティも絶対参加すること。

 コーヒータイムからエレベーター、喫煙所まであらゆる機会を使って社内にネットワークを構築し、自分の個人情報を売り込む努力が不可欠だ。


 英語不要の「日本営業所」

 日本人が外資系の日本支社や日本法人で働く場合、「グローバルな仕事」への期待と現実のギャップに失望する場合もある。

 外資系企業の製造部門や研究開発部門の多くが日本から他のアジア諸国に移管して久しい。その結果、国内の残った機能は日本市場に製品を売る営業部門だけ、というケースが増えていると、アップル日本法人の元代表取締役は指摘する。「そうした『日本営業所』では、社員の大半は英語ができなくてもさほど困らない。日本企業がアジアの販売拠点のローカル人材に何を期待するか考えれば、当然のことだ」


 「外資系」が一般に欧米系企業だけを指す点も不可解だ。今では国内の外資系企業およそ3000社のうちアジア系が20%以上を占める。


 誇り高い日本人の悪い

 では、優秀な頭脳が集まり熾烈な競争を繰り広げるグローバル企業で勝ち残るのはどんな人か。条件はいくつもある。人を引き付けるカリスマ性、説得力のある話し方、プロフェショナルな印象を与える服装……。

 日本人の課題として誰もが口をそろえるのは自己主張の不足

 とはいえ、何でもストレートに言えばいいわけではない。英語文化でも当然、相手のメンツを立てる気遣いは必要だ。

 困難を自力で解決しようとするアジア人の傾向もトラブルを生みやすい。欧米系企業では個人の責任範囲が明確な一方、ミスを犯したらすぐ周囲に頼る方が評価される。チーム全体で解決に当たることでリスクを最小限に抑えられるからだ。


 外国人を採用する本音は

 サンフランシスコで社員30人のベンチャー企業を経営するCEOは、アメリカ人の候補者以上に「資格要件を満たしていること」が必要だと本音を明かす。同社には3人の日本人がいるが、外国人採用の鍵は「給与と経費以上の利益をもたらしてくれる」ことだ。

 営利企業である以上、こうした計算をするのは当然のこと。日本人の勤勉さには定評があるが、それだけに「使い捨て」にされないよう注意が必要だ。


 楽な道ではないし、万人向けでもない。露骨な社内政治に嫌気がさす人もいれば、短期間で結果を求められるプレッシャーに押しつぶされそうな人もいる。「こんなはずではなかった」という違和感を回避するには、その企業文化に心から賛同できるか、入社前に自分に正直に問い掛けることが重要だ。

 実際にはグローバル企業で働くことを選んだ人の多くが、その選択に満足しているという。自分の能力を限界まで出し切る充実感や、努力が数字で明確に表れる心地よさは大きな魅力だ。


                           井口景子さん(東京)、肥田美佐子さん(ニューヨーク)

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(感想・意見など)

 ニューズウイークの上記記事を読んで、もっと外資系での働き方について知りたくなった。そういえばこの間「外資系云々」という本が本屋で平積みされていたなと思い、「外資 NHK 新書」でネット検索すると、1発で探し当てた。

外資系の流儀」 佐藤 智恵さん (新潮新書) 756円 である。

 著者の佐藤さんは、1970年生まれ、東大→NHKディレクター→米コロンビア経営大学院でMBA取得→ボストンコンサルティング→独立という経歴の人である。NHKディレクターの職をなげうって、1000万円の借金を抱えて留学した剛の者である。

 佐藤さんの経験ばかりでなく、約50人の外資経験者からもインタビューしている。外資系で働きたい人ばかりでなく、日本企業で働いている人にとっても参考になることは多いと思われる。日本は特殊なためである。ご一読をお薦めします。

 ところで、日産が外資系だということを知っていましたか?


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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