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欧州債務危機、FISHが焦点に

欧州債務危機、FISHが焦点に
欧州債務危機、FISHが焦点に
欧州債務危機、FISHが焦点に
欧州債務危機、FISHが焦点に
(1段目:毎日新聞13年3月12日、2段目:讀賣13年2月6日、3段目:日経13年1月10日、4段目:朝日13年2月21日)


 欧州債務危機は、昨年までは巨額の公的債務を抱える「PIIGS」と呼ばれるポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペインの5カ国が問題ありとされた。欧州連合(EU)などが支援し、欧州中央銀行(ECB)も国債買い支えなど火消しに動いたことから、債務危機問題は一応鎮静化の兆しをみせている。

 ここにきて、フランス、イタリア、スペイン、オランダの4カ国「FISH」の経済低迷が新たな足かせになっている。

 フランス、イタリアは、雇用規制など経済面で非効率的な構造的問題を温存していること、スペイン、オランダ銀行と家計の過剰債務が問題となっている。

 ドイツは労働市場改革、経済構造改革に成功したが、フランスは、保守系のサルコジ政権が退陣、社会党政権のオランド大統領は雇用確保と富裕層・大企業増税を打ち出したため経済政策でつまずいている。大企業からは悲鳴が上がり、企業や富裕層はベルギーやロシアなど税金の安い国に逃げ出している。イタリアでは緊縮財政を進めてきたモンティ政権が総選挙で敗北、行く手に暗雲が立ち込めてきた。

 2012年11月、労働市場改革をすすめてきたイタリアのモンティ首相とファルネロ労働相に脅迫状が届いた。事実、1999年と2002年には、労働法制改革をすすめてきたローマ大学教授とモデナ大学教授が暗殺された。労働組合は、労働市場改革には徹底的に抵抗する。

 ヨーロッパといっても色々で、イギリスはアメリカのやり方に近い。英独は競争力強化のため法人税を引き下げた。フランスは英独の逆のやり方である。北欧諸国は「フレキシキュリティー」といって、労働者の解雇は比較的自由で、失業者の職業訓練は国の責任である。国は、危なくなった企業を救わない。500万人や1000万人の人口の国でそのようなことをすると、共倒れになりかねない。時代に合わせ、前に向いて進むしかない。

 ユーロ圏で経済規模2位~5位を占めるフランスなど4カ国が経済構造改革を進め、成長力を取り戻さなければ、欧州の経済再生は遠のくばかりである。他人ごとではない。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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