久しぶりに東京に行きました。














4月29日(晴れ時々曇り)、久しぶりに東京に行きました。
飛行機からの瀬戸内海、東京湾がきれいでした。
まず、高校時代の友人金子光史さんが主宰する「フェースofワンダー」の作品展に行きました。神奈川県藤沢市の蔵まえギャラリー。金子さんは学校の先生をしていた時から、主として障がい児を対象にアートを教えていました。退職した今はその活動を広げて、首都圏に何カ所も教室をもっています。その作品展です。
盛況でした。ひとつひとつ作品を見ていくと、自由で色遣いが素晴らしい。カラフルなカエルの絵が欲しかったのですが、大きさが大きいのと、どう見ても今回の作品展の目玉のひとつなので遠慮し、小品で気にいった2点を購入しました。
夜は、新宿。紀伊國屋書店の4階紀伊國屋ホールで鍼灸師の竹村 文近(たけむら・ふみちか)先生の『響きあう鍼灸』(毎日新聞社)出版記念のトークショー。私は竹村先生の著作は3~4冊読んでいて、興味をもっています。400席が9掛けくらいの入り。
司会は、参議院議員でジャーナリストの有田芳生(よしふ)さん、女優の加賀まりこさん、吉行和子さん。途中で「Aスタジオ」の収録を終えた笑福亭鶴瓶さんが飛び入り参加して盛り上がりました。
竹村先生の治療の特徴は、鍼灸師はとにかくあん摩・マッサージに習熟して、治療家としての手をつくるべきだというところにあります。そうなれば、手が自然と打つべきところを見つけ、そこに鍼を打てばいいと言う。もう1つの特徴は『はり100本』という著作があるように、鍼数が多いこと。ふつうの鍼灸師は20~50本くらいだと思いますが、加賀さんや吉行さんには250本も打つという。
以上の人はみんな竹村先生の患者で、他にも小泉元首相、タモリさん、ピアニストの山下洋輔さん、タレントのベッキーさんなどもいます。ベッキーさんも鶴瓶さんと一緒にサプラズゲストとして参加する予定でしたが、急きょ仕事で海外に行ったという。
こういう激務で「一寸先は闇」のような人たちが鍼灸を好むというのはよく分かります。「治療後の心身共のスッキリ感はなにものにも替え難い」「無理をしても先生がいるから大丈夫と思える」「だから、先生、健康で長生きして下さい」と口ぐちに言っていたのが印象的でした。
途中新宿の回転ずしで食事して、ホテルに帰って、マッサージをたのむ。中年の女性。あん摩の手技。力が強い。年季が入っていてかなり上手い。50分5000円。こういう場合一見(いちげん)ということで手を抜く人も多いが、今回は値打ちがあった。
4月30日(小雨気味)。昨夜のマッサージが効いたか、8時半にモーニングコールをセットしていたが、気付かずに10時まで寝てしまった。あわてて支度する。
上野の国立科学博物館へ行った。「江戸人展」他を観た。このところ江戸づいているので大変興味深かった。庶民と支配階級の人で、顔の骨格が違っていたというのが面白い。庶民は固いものを食べ、上の人は柔らかいものを食べていたせいらしい。打ち首にされた人の骨や、なます切りにされた人の骨もあって、興味深かった。
国立科学博物館はちょっとやそっとでは観きれない。次は、国立科学博物館と深川江戸資料館だけでスケジュールを組もうと思っている。やはり東京はすごい。ふつうある地方に行っても観たいところは3~5箇所程度である。東京と京都は100箇所はある。
先日Eテレアートシーンで紹介があった汐留のパナソニックセンター「幸之助…展」にも行こうかと思っていたが、靴が合わず足が痛くなってきたので、1便早い飛行機で帰ることにした。地方に住んでいるとクルマにしか乗らないが、東京はやはりよく歩く。
1便早い便にはしたが、羽田で整備に時間がかかり40分も遅れた。降りるとき高松空港で1000円入りの封筒を渡された。迷惑料だとか。結構飛行機には乗ったが、初めてである。
高松空港の端に電池が焼けて有名になった全日空787が1機ぽつんと駐機していた。羽田では、やはり離れたところに6~7機のボーイング787がかためて駐機してあった。
歩いて暑くなると上着を手に持ち、寒くなりまた着たり、調節に難儀しましたが、有意義な2日間でした。
(以上)