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公務員年金救済のための年金統合

公務員年金救済のための年金統合



 この間まで、いろいろな政党が「公務員給与2割削減」を言っていたのに、みんなの党を除いてうやむやになってしまった。東日本大震災の復興財源として、2年間限定で、平均7.8%カットで終わり?2年後には元に戻すの?


 官尊民卑で、公務員が困れば民を食いものにする構図は相変わらずのようである。


 AERA13年5月20日号の記事を抜粋してご紹介します。


 「官民格差の是正」は、まやかし
 狙いは公務員年金救済

 公務員の共済年金と会社員の厚生年金の統合が決まり、準備が着々と進む。
 大義名分は官民格差の是正だが、それとは異なる実態が浮かび上がる。


 国家公務員の共済年金は、保険料率(16.216%)は会社員(16.766%)より低いのに、年金の平均受取額(月21万4千円)は5万3千円も高い。現役世代が払う保険料が少ないのに、リタイア組がもらう年金が多い。

 そこで、公務員の制度を会社員に合わせることが打ち出され、昨年8月に、私学共済も含めた3共済と厚生年金を統合する「被用者年金一元化」の法律が成立した。

 「財政破綻を目の前にした官(公務員)の年金を、民(厚生年金)に救済させるのが狙いです。たかり、と言ってもいいかもしれません」(元立正大学大学院教授・国際年金比較研究所理事長の渡辺記安(のりやす)氏)

 渡辺氏が着目するのは「年金扶養比率」というデータ。1人の年金受給者を、何人の現役世代で支えているかを示している。国家公務員の共済年金を見ると、2011年度末の年金扶養比率は1.52


 過去にも共済年金救済

 厚生年金の11年度末の扶養比率は2.33

 「このままだと公務員の年金は、5年後には運営できなくなる可能性もある。慌てて対処したというのが一元化を進めた背景でしょう」(渡辺氏)

 年金一元化した場合の、11年度末の扶養比率は2.21

 過去にも、厚生年金に統合された共済年金がある。1997年4月の旧3公社(日本鉄道、日本たばこ産業、日本電信電話)だ。

 統合直前の扶養比率は、鉄道は0.66、たばこは0.97とともに1を割り込んでいた。年金の受給者よりも、それを支える現役の人数の方が少なくなってしまい、財政破綻をきたしていた。同時点の厚生年金の扶養比率は4.76。厚生労働省も「救済のための統合だった」と認めている


 資金運用、組織は別々

 一元化と言いながら、資金や組織が統合されない点も、疑問視されている。

 まず、資金。厚生年金の積立金は、統合前の14年度末に143兆5千億円と見込まれる。これは年金給付額の4.2年分に相当する。そこで、3共済から共済年金への「持参金」も、それぞれ4.2年分にする。

 この結果、公務員共済は44兆7千億円のうち24兆円だけを、私学共済は3兆7千億円のうち1兆7千億円だけを、厚生年金と統合する。

 「公務員共済の方が高齢化の比率は高い。一元化後の年金支払いの割合が多くなるのだから、それを見越して多めの持参金で統合するのが筋でしょう」(元JPモルガン証券副社長・中西健治みんなの党参議院議員)


 次に、組織一元化した後も共済組合はそのまま残り、保険料の徴収や年金の給付にあたる。積立金から持参金を差し引いた、公務員共済の20兆7千億円、私学共済の2兆円は、各共済が引き続き運用する

 それだけではない。厚生年金に持参して統合したはずのお金についても、その運用は従来通り各共済がすることになっている。


 天下り先温存の思惑

 「統合する以上は、運用のスケールメリットを追及すべき。厚生年金の積立金を扱っている年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で一括運用すべきです」(中西氏)

 背景に垣間見えるのは、官僚の「天下り先」の温存だ。国家公務員共済組合連合会の常勤役員9人が全員天下り。財務、防衛、文部科学、厚生労働、総務、外務省、会計検査院、人事院の出身。


 気になるのは、共済に残る巨額の積立金の使い道

 公務員の年金には「職域加算」と呼ばれる有利な加算金がある。15年10月の一元化に伴い廃止されるのだが、現在の受給者はもちろん、そえまでに保険料を払った人には、支払った額に応じて現行制度が適用される。その給付に充てるのだという。

 さらに、現役世代向けに新たな年金支給の制度ができた。
 官民格差の是正を掲げながら「既得権」が事実上、残る

 「官は特別、という結論ありきでした」(国会審議を振り返って中西氏)

 「年金は、制度設計にも運営管理にも、公平性や透明性、効率性が求められる。基本に立ち戻って一元化を見直すべきです」(渡辺氏)



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(感想・意見など)


 一元化すべきでない。公務員共済も私学共済も勝手にやって行き詰まってもらえばいい

 「年金一元化」「年金統合」というのはウソで、正しくは「公務員年金救済」

 救済される方がそこまで徹底的に勝手なことを言うのであれば、救済してやる必要はない。中西氏や渡辺氏の言い分が正しい。

 この一事をとっても、官が「自分たちは特別」と思っているのがうかがえる。民を食いものにするシロアリ、寄生虫である。目を離すと裏で何をするか分からない、絶対に信用できないこそ泥のような連中である。


以上
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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