いよいよ電子書籍の時代に

いよいよ 電子書籍の時代 がきそうです。日経新聞13年7月3日の1面記事を抜粋してご紹介します。
新刊、原則電子書籍に
角川や学研など 価格、紙の6~8割
出版大手のKADOKAWAや学研ホールディングス(HD)が新刊本を原則すべて電子書籍にする。著者の承諾を得て、紙の出版物の6~8割の価格で販売する。
KADOKAWAは角川書店などグループ各社で年間5千点の文芸書やコミックを出している。著作権管理体制を整備し速やかに電子配信できる体制を整えた。
学研HDも年1千点以上発刊している実用書や専門書などの電子書籍を発売する。昭文社も旅行ガイドブックなどを出版してから1ヵ月以内に、新潮社も単行本を出版してから半年以内に電子配信する方針。
講談社が昨年、業界に先駆けて新刊本の電子化に着手。販売部数が5万部を超えるヒット作が出るなど好調に推移している。
漫画雑誌やコミックから電子化を進めている集英社や小学館の今後の戦略にも影響を与えそうだ。
....................................................................................
(感想・意見など)
私はいま、恐らく本代に月4万円ほど使っている。1番困っているのが本の置き場所である。整理しても整理してもすぐぐしゃぐしゃになってしまう。注意していても、必ず月に1~2冊はダブって買ってしまう。電子書籍だと置き場所に困らない。
もうひとつ困っているのは、紙の本は売れなければすぐ書店から消えてしまう(絶版)ことである。だから、今すぐ読まないがそのうち読もうと思って買う本が多い。電子書籍だとクラウドか何かを使って情報の形で低コストでいつまでも置いておけるので、そのようなことはなくなると思える。
①価格が紙の本の6~8割になる、②そのうち読もうと思って買う本もほとんどなくなるので、①②から本に費やすのは今までの半額程度になると思われる(機器に、そのうち買う予定の本をブックマークできる機能があればうれしい)。
学生時代は、毎日のように、大学生協の書籍部や街の本屋を2~3店はしごしていた。本屋であれこれ本を眺めるのは楽しみのひとつである。しかし、レコード店がCD店になり、CD店が電子配信に押されて減少したような現象が起きると思うと(米タワーレコードの例もある)、時代の変化とはいえ、たいへん寂しい。全米第2位の家電量販店サーキット・シテイや同じく2位の書店チェーンボーダーズ・グループが破綻した例もある。今後5年~10年で激変するのは間違いない。
以上