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「ホテルローヤル」

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「ホテルローヤル」




 『ホテルローヤル』 桜木 紫乃さん (集英社)1470円、今回の第149回直木賞受賞作である。

 
 「ホテルローヤル」というラブホテルを舞台にした7編からなる短編集である。男と女と北海道(地方)がキ-ワードである。貧しく、つましく、切実な男女の物語である。北海道が舞台というのもいい。

 著者自身中学3年生の時から、両親が始めたラブホテルに住みこみ、掃除その他の雑用を手伝ってきたという。男女のことを知るには少し早過ぎるように思うが、そうした場合、おかしな方向にいくか、かえって真面目に育つ。少し状況は違うが、警察官や教師の子供がそうなり易いと聞いたことがある。著者は幸いなことに後者であった。

 直木賞選考委員の林真理子さんは、著者の作品を「貧乏」「官能」「昭和」がキーワードで、著者のことを〝文壇の壇蜜〟と呼ぶ。

 私は、読みだした本はできるだけ読み切るほうである。途中で投げ出したのは覚えているだけで3冊。その内の1冊が同じく直木賞受賞作の小池真理子さんの『恋』である。誰かにいいと言われて読みだしたが、男女のドロドロに辟易して半分くらいで投げ出した。苦手である。

 『ホテルローヤル』は読み切った。しかし論評する自信はない。作品よりも著者に興味を持った。いろいろな新聞の切り抜きをみても分かる。直木賞に選ばれて色々な媒体に感想を書いているが、どれにもキラリと光る言葉がある。苦労してきたが、感謝を忘れず、発展の可能性を感じさせ、前向きに努力している人は魅力がある


(追伸) 週刊文春13年8月29号「阿川佐和子のこの人に会いたい」のゲストは桜木 紫乃さんである。いい感じである。是非お読みください。


以上


 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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