朝鮮・韓国2題

『朝鮮紀行』

李朝末期のソウル(糞尿だらけ)

『連合国戦勝史観の虚妄』

日韓併合後、韓国の工業伸長率は世界一

日韓併合後、人口は急増
朝鮮・韓国2題
★ 英国夫人イザベラ・バードは1894年1月から1897年3月の間に4度朝鮮半島の各地を旅行し『朝鮮紀行 英国夫人の見た李朝末期』(講談社学術文庫)を著した。日清戦争が1894年~1895年だから、その戦中戦後にあたる。抜粋してご紹介します。
北京を見るまでわたしはソウルこそこの世でいちばん不潔な町だと思っていたし、紹興へ行くまではソウルの悪臭こそこの世でいちばんひどいにおいだと考えていた。都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。
(朝鮮)国民のエネルギーは眠ったままである。上流階級は愚か極まりない社会的義務(儒教)にしばられ、無為に人生を送っている。中流階級には出世の道が開かれていない。下層階級はオオカミ(両班・官僚階級)から戸口を守るのに必要なだけの労働しかせず、それには十二分な理由がある。首都ソウルにおいてすら、最大の商業施設も商店というレベルに達していない。朝鮮ではなにもかもが低く貧しくお粗末なレベルなのである。
朝鮮の重大な宿痾は、何千人もの五体満足な人間が自分たちより暮らし向きのいい親戚や友人にのうのうとたかっている、つまり「人の親切につけこんでいる」その体質にある。そうすることをなんら恥とはとらえず、それを非難する世論もない。
ささやかながらもある程度収入のある男は、多数いる自分の親族と妻の親族、自分の友人、自分の親族の友人を扶養しなければならない。それもあって人々はわれがちに官職に就こうとし、職位は商品として売買される。居候をおおぜいかかえている男にとって、そこから逃げだすひとつの道は官吏になることなのである。官吏になれば、公金で居候たちを養っていける。であるから官職がどんどん新設される。目的は、国を治める者たちの親戚や知り合いを食わせるため、にほかならない。だからこそ朝鮮では政治の内紛や暴動が頻繁に起きる。
朝鮮には階級がふたつしかない。盗む側と盗まれる側である。両班(ヤンパン=貴族)から登用された官僚階級は公認の吸血鬼であり、人口の5分の4をゆうに占める下人は吸血鬼に血を提供することをその存在理由とする。
宗主国中国の影響のもとに、朝鮮の両班たちは貴族社会の全体的風潮である搾取と暴政をこれまで事実上ほしいままにしてきた。この点について日本は新しい理論を導入し、庶民にも権利はあり、各階級はそれを尊ばなければならないということを一般大衆に理解させる路線をとった。
わたしは朝鮮人の前途をまったく憂えてはいない。ただし、それには次に掲げたふたつの条件が不可欠である。
1.朝鮮にはその内部からみずからを改革する能力がないので、外部から改革されねばならない。
2.国王の権限は厳重かつ恒常的な憲法上の抑制を受けねばならない。
日本がたいへんなエネルギーをもって改革事業に取りかかったこと、そして新体制を導入すべく日本が主張した提案は特権と大権の核心に切りこんで身分社会に大変革を起こし、日本がなみなみならぬ能力を発揮して編みだした要求は、簡単で自然な行政改革の体裁を示していたことを指摘すればこと足りる。
わたしは日本が徹頭徹尾誠意をもって奮闘したと信じる。日本には朝鮮を隷属させる意図はさらさらなく、朝鮮の保護者としての、自立の保証人としての役割を果たそうとしたのだと信じる。
1年有余、失敗はままあったにもかわらず日本は前進をつづけ、有益かつ重要な改正を何件かなしとげ、またその他の改革を始動させた。
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★ 『英国人記者が見た 連合国戦勝史観の虚妄』 ヘンリー・S・ストークス著(祥伝社新書)から抜粋。
日本が韓国を併合したのは、日露戦争の5年後(1910年)だった。日本は韓国を近代化するために、膨大な労力と費用を投入した。日本の努力はたいへんなものだった。義務教育、大学教育、医療、警察制度、軍隊まで、今日の韓国社会の基礎をつくった。
イギリスの植民地支配と異なって、日本は自国の持ち出しで、韓国を建設するために投資をした。
日本の統治は欧米の植民地支配のように、人種的な優越感によるものではなかった。朝鮮人も同じ国民として処遇した。
イギリスのインド統治と比較すると、インドでは白人が優越した。インド人に限らず、アジア人は劣等人間として扱われた。
イギリス統治では、植民地の人々に対する教育は否定され、まったく行なわれなかった。日本は台湾と朝鮮に、それぞれ帝国大学をつくった。イギリスの植民地には、大学がひとつもなかった。いまでも、台湾、韓国では、帝国大学の延長である台湾大学とソウル大学が、最高教育機関となっている。
韓国は反日教育によって、日本へ反発を強めている。私が韓国を取材していた頃は、みなが日本に憧れ、日本を師として韓国が発展することを望んでいた。経営者は誰もが日本を手本にしていた。
サムスンの李健煕(イ・ゴンヒ)会長も、その一人だった。会長とは40年来の友人だ。会長とその父が、韓国財界を牽引してきた。二人とも早稲田大学出身だった。
私が会った韓国政財界のトップは、全員が日本に憧れていた。
「慰安婦」問題は、完全なナンセンスだ。なぜ「慰安婦」問題がこれほど俎上に上るのか、理解できない。「邪悪な日本」というものを設定し、それを宣伝するプロパガンダになっている。
韓国にはアメリカ軍を中心とする国連軍のための慰安婦が、大勢いる。日本男性のセックス・ツアーの相手をする女性たちは、外貨稼ぎのために、ホテルに自由に出入りできる身分証明書を、国が発行していた。
韓国は力をつけている。しかし東アジアの大国は、何といっても、日本、中国、インドだ。韓国は日本とよい関係を結ばないかぎり、いくら背伸びしてみても及ばない。
韓国人は劣等感を癒すために、日本を苛めて、快哉を叫んでいるが、劣等感はネガティブなものだから、やがてはマイナスに作用する。そのうちに、日本という大切な財産を活用できなくなるだろう。
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(感想・意見など)
朝鮮総督には、寺内正毅、斎藤実、小磯国昭などのちに総理大臣になったような一流の人材を充てた。朝鮮名のまま陸軍中将にまでなった人もいた。日本は朝鮮王族を日本の華族に列し、日本の皇族との婚姻を進めた。韓国人で貴族院議員、衆議院議員になった人もいた。当時としては、かなり公正な社会だったはずである。
イギリスなどは、植民地の王妃を兵の慰みものにしたりした。旧約聖書のモーゼの『民数記』31章には「男は子どもでも殺せ。男を知っている女も殺せ。ただ処女はお前たちの慰みに残していい」とある。収奪、収奪、収奪、これが欧米標準だった。その富で繁栄し、仲間うちの白人だけで「民主的な」社会を作った。それをひっくり返したのが日本である。
李朝末期の朝鮮は、日本の奈良時代のようなものであった。道らしき道もなく、物々交換が主流を占める旧い社会。酷い差別社会で奴隷もいた(北朝鮮を見れば推測できる)。日本統治で8割以上の人々の生活は向上したはずである。極端な身分制を排し、多くの人が教育を受け、医療の恩恵にあずかり、人口を増やし、インフラを整備し、農業・工業生産額を飛躍的に伸ばし、生活を改善した。それまでの朝鮮はそのま逆であった。事実に立脚した正しい歴史認識を持ってもらいたい。
以上