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ドイツは変わることができた

ドイツは変わることができた 朝日13年12月5日




 昨日と同じ問題を、朝日新聞13年12月5日の「経済気象台」で扱っている。抜粋してご紹介します。



 ドイツを変えた危機感

 ドイツが元気だ。経済は底堅く回復し失業率も低い。経常黒字は拡大を続け、他国からはやっかみの声が上がる。強さの理由を、弱いユーロに求める向きが少なくない。そのおかげで輸出競争力が強まり、経済成長を牽引しているというわけだ。

 しかしそれ以上に重要なのは、ドイツが労働市場改革という「身を切る」改革によって競争力と抵抗力を強めてきたという事実だ。

 2000年代初頭、ドイツは低成長、高失業率、深刻な財政赤字に侵された「欧州の病人」だった。しかし、2000年代前半にシュレーダー政権(社会民主党)が行なった労働市場改革で、状況は大きく変わった

 失業手当を受給していた長期失業者は、職業紹介を受けて就業することを促された。その結果、サービス業を中心に短時間・低賃金の雇用が増えた。それが、製造業を含めた全体の賃金水準を抑制した。

 また労働時間貯蓄制度によって、景気の繁忙に応じた柔軟な労働時間調整が可能となった。それに伴い残業割増賃金は削減され、企業は労働コストを抑制することができた。

 つまり全体としてみれば、労働市場改革は、労働コストを生産性に見合った水準に調整=抑制することで失業を減らし、競争力と成長力を高めた


 自由主義的な改革を批判されて、社会民主党は選挙で敗れ、シュレーダー首相も辞任を余儀なくされた。労働者の権利を守るはずの社会民主党が、なぜそのような改革を進めたのか。ドイツで尋ねた多くの識者の答えは、ドイツを危機から救うにはそれしかなかったから、というものだった。    (山人さん)


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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