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新帝国主義の時代

新帝国主義の時代 高知13年12月8日




 中国、ロシアなどの台頭で、いま世界は新帝国主義の時代に突入している。そのあたりを中央大学教授の田中 素香さんが要領よくまとめている。抜粋してご紹介します。



 世界変えたリーマン危機


 2008年9月のリーマン・ショックから5年余り。世界は2010年ごろと大きく違って見える

 当時は危機の元凶の米国とユーロ危機の欧州長期経済停滞日本デフレで低成長だった。
 
 対照的に中国を先頭にBRICsなど新興国は高度成長し、「21世紀は新興国の世紀」は、リーマン危機で折り紙付きと見られていた。


 だが今年末の状況はどうか?米国果敢な対策により金融危機を乗り切り、平均2%台の成長を持続しシェール革命など明るい展望も見える。

 09年に4兆元(57兆円)の景気刺激政策で高度成長を取り戻した中国は過剰投資がたたり成長率は7%台に下落した。主要輸出国である欧米の低成長によりリーマン危機までの輸出主導高度成長モデルは崩壊し事態は深刻である。

 内需型景気政策でリーマン危機を乗り切った中国は、鄧小平流の「平和な台頭」路線を投げ捨て、外国利権の拡張と国益の一方的な主張、軍事力による威圧路線を強めている


 世界政治中国をめぐり大転換した。戦後、米国主導、西欧や日本の協調により樹立された脱帝国主義の世界統治原則(平和主義、多国間主義、無差別主義など)中国が対抗しているからだ。

 過去5世紀、一貫して保持してきた世界制覇が危ないという危機意識が欧米を捉えている。リーマン危機まで中国に太陽政策をとった米国も11年ごろから路線を転じた

 方策は、民主主義的資本主義連合とその経済力の並行的強化である。米国・欧州連合(EU)の環大西洋貿易投資協定、日本・EUの経済連携協定の交渉はその始まりだ。中国も友好ブロックの形成に努めるであろう。

 リーマン危機は世界の在り方を変えたのである。


以上

 
プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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