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原則はマル秘

原則はマル秘 週刊エコノミスト13年12月24日号




  
  原則はマル秘


 週刊エコノミスト13年12月24日号「闘論席」に、元経済産業省官僚の古賀 茂明こが・しげあき)さんが興味あるコラムを書いている。堺屋太一さんといい、官僚経験者でなくては分からないことは多い。抜粋してご紹介します。


 特定秘密保護法が成立したが、私は、この法律に関する議論の前提について大きな疑問を感じている。

 これまでの議論は、「行政情報は原則公開である」ことが前提だ。しかし、公務員であった私から見れば、これはほとんど絵空事である。

 例えば、経済産業省では、パソコンを開いて、ワード文書を立ち上げると、白紙の文書が立ち上がることはない。右肩に黒字で「機密性」という3文字が最初から打ち込まれて出てくる。公開文書にするには、わざわざ「機密性」の文字を削除しなければならない。うっかり忘れても自動的に秘密になる。全ての文書は原則秘密で、公開はあくまでも例外なのだ。

 我々が今、真っ先に考えるべきことは、原則非公開の役所の情報をどうやって公開させるのかということだ。秘密保護の強化はその後の議論である。

 なぜ、政治家や官僚が何でも秘密にしたがるのか。それは、自らの保身のためだ。誰がどういう情報に基づいてどんな議論をして政策を決めたのか。それらが秘密にされるので、政策の失敗について役人が責任を問われることはない。だから、秘密指定は解除せず、保存期間が過ぎたら、さっさと廃棄する。秘密があったことさえ分からない。

 2014年の国会では、情報公開法公文書管理法を抜本改正し、その上で特定秘密保護法についても秘密の範囲の限定第三者機関によるチェックの仕組みなどについて施行前に大改正するべきだ。

 国会では少数でも、多数の国民の支持があれば、決して不可能ではない。


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(感想・意見など)

 外交や防衛など安全保障にかかわる機密を守るべきというのは正しい。しかし、先日成立した特定秘密保護法は問題が多過ぎる。60年もの長期にわたって秘密にするのはあまりにもやり過ぎ。場合によっては永遠に秘密にすることも可能だとか。秘密にすると必ず腐敗する。いま以上に官僚のやりたい放題になる。チェック機能も極めて杜撰。

 情報公開法・公文書管理法を強化し、秘密の範囲を限定し、確かな第三者機関によるチェックの仕組みをつくるべきである。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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