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新聞切り抜き2題

新聞切り抜き2題 朝日13年12月26日
新聞切り抜き2題 毎日13年12月27日
新聞切り抜き2題 「無知の涙」 永山則夫(河出文庫)





 新聞切り抜き2題


 昨年末の新聞の切り抜きを整理していて、特にこころに響いた2題を抜粋してご紹介します。


 ★ 朝日新聞13年12月26日「天声人語」から

 ありきたりに思える言葉に歴史が潜んでいる。政府の手厚い沖縄振興予算に、仲井真知事は「格別のご高配を賜りましたことに深く感謝申し上げます」と談話を出した。この言葉が、ただちに過去と結びつく沖縄の人は少なくないはずだ。

 沖縄戦の末期、海軍部隊の司令官だった大田実少将は、自決を前に一本の電報を海軍次官に打った。焦土と化した沖縄の惨状や、住民の協力などを綿々とつづった電報は、有名な一文で結ばれていた。
 「沖縄県民斯ク戦へり 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ


(感想)

 テレビで沖縄県仲井真知事の感謝の言葉を聞いて、即座に大田少将の遺言の一節を思い浮かべた。沖縄戦満鮮からの引き揚げの悲劇、餓島(がとう)と呼ばれたガダルカナルインパールの悲劇を思う時、いつも涙があふれそうになる。


***** ***** *****

 
 ★ 毎日新聞13年12月27日の記事から

 「死刑囚の大半 不幸な子供時代」
 今年8人執行 谷垣法相が心境吐露

 谷垣禎一法相は、記者会見で、今年8人に対して死刑執行を命じたことに関し、「罪はもちろん憎むべきだが、非常にかわいそうな子供時代を送った者(死刑囚)がほとんど。こういう生き方しかできなかったのではないかと感じさせる面もあった」と述べ、複雑な心境を吐露した。

 「私が今まで(裁判)記録を調べてきた限りでは、こんな幸せな子供時代を送ってきたのにこんなに凶悪な犯罪を犯したのかという者はほとんどいなかった」と発言した。  【伊藤一郎さん】


(感想)

 谷垣法相の言葉を読んで、すぐに永山則夫を思いだした。1949(昭和24)年北海道生まれ。青森の中学校卒業後、上京。各種職業を転々とする。68(昭和43)年タクシー運転手、警備員など4人を連続射殺。69年逮捕。90年死刑確定。97年執行された。獄中で本を読んで勉強し、何冊もの本を出版している。誰からも愛されない不幸で悲惨な子供時代をおくっている。

 事件から45年経つが、多くの人がのどに刺さった小骨のように感じているのか、今だに関連本が出版されたりETVで放送されたりしている。谷垣法相の言葉は重い。せめて子供時代だけでも愛されて育ったなら、その後の人生は違ったものになっていた可能性が高いと思われる。


以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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