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漫画の力

漫画の力 讀賣14年2月21日
漫画の力 「会長 島耕作 番外編」
漫画の力 
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漫画の力 (モーニング14年3月20日号)
漫画の力 (ビッグ・コミック)
漫画の力
漫画の力 (毎日新聞社)





  漫画の力


 竹宮 惠子さんは、女性漫画家の草分け的な存在で、1968年徳島大学在学中にデビュー、代表作は「風と木の詩」「地球(テラ)へ…」など。小学館漫画賞などを受賞している。日本唯一のマンガ学部を持つ京都精華大学で、2000年マンガ学科創設時から教授を務める。08年から学部長、今年4月から学長就任予定である。

 日本のマンガは世界中にファンがいてアニメ、ゲームを含め日本文化の一角を形成している。バレーボール、野球、サッカー、空手、囲碁、将棋、書道、宝塚などマンガが元で少年少女などの間にブームが起こったことは数え切れないくらいある。考えてみれば、鳥獣戯画、北斎漫画など古くからの歴史もある。京都市と大学が共同で京都国際マンガミュージアムを設立するまでになっている。

 竹宮さんは、商業主義の東京から離れて、じっくり先人が蓄積したマンガの技法を学生に教えている。また、マンガの新しい可能性を拓くことにも挑戦している(教えた学生が「食える」ようにする責任もある)。

 例えば、神戸大のアスベスト(石綿)問題の研究者とともに「石の綿」という漫画を作った。難しい文章を並べてもほとんどの人は読んでくれない。わかりやすく、読みやすく表現できるのが漫画の力で、竹宮さんは「機能マンガ」と呼んでいる。また、取扱説明書を分かり易くする試みもしている。


 私は、新聞テレビニュース雑誌漫画も昔から好きである。

 新聞・テレビは、今日起きたことをすぐに「要件事実」を抽出して正確に伝えるのが主たる役目である。子供も見る可能性があるお茶の間メディアのため、内容にはある程度の制限を受ける。雑誌は、その制限を外して、ある程度の推測も交え、裏の事情も書ける。は、雑誌のように1週間とか1ヵ月とかの納期に縛られずに、自由に書ける。しかし、読者は限られる。漫画は、エッセンスに絞って、とっつき易く、分かり易く描くことが可能である。


 その例がモーニング(講談社)14年3月20日号「会長 島耕作 番外編 アジア立志伝」である。NHKでも放映していて私は録画しているが、実際にはちんたらちんたら見る気がせず、時間が経ってから削除している。最近、本にもなったがこれも時間がかかる。漫画なら5分で済む

 私は、テレビや新聞、雑誌などで砂漠に突然出現したドバイについて色々見聞きしてきた。そして、バブルが弾けるのは時間の問題だと思っていた。しかし、弘兼憲史ひろかね・けんし)さんのこの漫画を見て、ドバイが、日本や中国、香港、シンガポールなどの先例を学び、ドバイの地政学的な優位性も考慮して、充分に練られた計画のもと開発されていることを知った。その間わずか5分である。

 同じような作品では、ビッグ・コミック(小学館)の「ゴルゴ13サーティーン)」(さいとう・たかおさん)がある。この劇画は45年以上の歴史があるが、その魅力の一つは原作にある。この原作を手掛けた人には、その後大成した作家が何人もいる。ゴルゴ13によって国際政治の舞台裏、裏話を学んだ人は多い


 ほのぼのしたいひとには、「中国嫁日記」(井上純一さん)、「猫ピッチャー」(そにしけんじさん)をお薦めします。西原理恵子さいばら)さんの「毎日かあさん」などもお薦めです。



以上

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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