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国民皆保険制度の有難さ

国民皆保険制度の有難さ 四国14年4月11日




 
 国民皆保険制度の有難さ


 サラリーマン時代、長時間勤務で時間がなく、テレビの連続ドラマをみることは自らに禁じていた。唯一の例外が当時NHKで放映していた「ER(救急救命室)」。これだけは録画して、時間があるときに視ていた。

 興味深かったことのひとつは、急患が入院してきたとき、ER職員がその患者が入っている保険会社に電話して、どこまで治療していいかを尋ねていたことである。時には、保険会社社員がERに乗り込んできて、ER職員とやり合っていた。

 四国新聞4月11日のコラムを見て、そのことを思い出した。アメリカには5千万人近い無保険者がいるという。家族が盲腸の手術をしただけで数百万円という高額な医療費を請求され、家庭崩壊しかねない社会である。民主党は、長い間、国民皆保険制度を作ろうと努力してきたが、共和党や保険会社などの反対で潰されてきた。つい先日オバマケアが発足したが、前途多難な船出のようである。

 私も、預金通帳を見て、毎月引き落とされる多額の国保料にため息をついているくちであるが、〝いやいやこれがあるからこそ安心して暮らせるのだ〟と思い直している。〝アメリカのようになったら最悪だぞ〟と。

 ただ、少子高齢化がどんどん進んでいるいま、時代に合ったように不断に制度を見直していく必要はある。


 四国新聞14年4月11日「おしゃべり地球カフェ」欄、菊池京子さん(さぬき市出身)のコラムを抜粋してご紹介します。


 病気になるのも体力必要
 複雑な保険制度


 アメリカの健康保険制度は大変面倒臭くてストレス大です。医療機関にかかると、保険会社は診察費、検査費、治療費を知らせてきます。保険会社と私の負担がいくらかも書いてあります。

 自己負担300万円という明細書が来ました。体が凍りつきました。私が職場からもらっている保険は、自己負担が年間2500ドル(約25万円)までのはず。保険会社に電話します。審査に必要な情報が病院から来ないためだと聞きます。今度は病院に電話し、保険会社に情報を送るように言います。これは保険にまつわる問題の一例にすぎません。

 郵便物に目を光らせ、おかしいことがあれば、すぐさまコンタクトをとります。その場で問題が解決しなくても、私は異議申し立てをしているという態度を知らせなければなりません。そうしないと相手の言い分を認めたことになります。

 病気になればゆっくりと療養できると思っていました。あにはからんや普段の仕事以上に激務です。保険のわずらわしさに加えて、治療や検査の予約電話がどんどん入ってきます。

 私が住む地区は高層ビルを建てられないため、病院は横へ横へと延びていきます。診療科によっては別の町に行くこともあり、地図で探して運転して行きます。夜7時からの検査もありました。

 3カ月の連日に及ぶ放射線治療が終わった後、もうくたくたでした。日本に帰りたい

 倒れ込むように日本行きの飛行機に乗りました。成田で新潟行きに乗り換え、杉村温泉の角屋旅館にとび込みました。体をお湯につけ、心づくしのお料理とおもてなしを受けた私の細胞はゆっくり甦っていきました。


(以上)

プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

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