FC2ブログ

これは殺人に近い…過労自殺

これは殺人だ…過労自殺 四国14年4月19日
これは殺人だ…過労自殺 讀賣14年4月20日
これは殺人だ…過労自殺 「猫ピッチャー」そにしけんじさん
これは殺人だ…過労自殺 どちらもなごみます。





 これは殺人に近い…過労自殺


 私もサラリーマン時代、長時間労働に悩まされた。自分が使える時間が極めて限られていたため、物事の優先順位を決め、多くのことを諦めざるを得なかった。「ならぬことは、ならぬもの」と無理やり気持ちの整理をつけないと、胃が痛んで仕方がなかった。

 そんな私でも驚くような記事があった。四国新聞14年4月19日の記事を抜粋してご紹介します。


 アニメ制作 過労自殺認定
 東京の男性 カルテに「月600時間」

 東京都のアニメ制作会社「A-1 Pictures」に勤め、辞めた後の2010年10月に自殺した男性=当時(28)=について、新宿労働基準監督署が過労によるうつ病が原因として労災認定した。

 遺族側代理人の和泉貴士弁護士によると、男性は正社員として06年から09年12月まで勤務。会社にタイムカードで労働時間を管理する仕組みはなかったが、通院した医療施設のカルテには「月600時間労働」との記載があった。

 新宿労基署は時期を不明としつつ、在職中にうつ病を発症しつつ、その前の2~4カ月に少なくとも100時間を超える残業があったものと認定した。

 弁護側は男性が残した会員制交流サイトの日記などから発症時期を08年12月ごろと推定。男性が在職中に控えた記録では、それまでの半年の残業時間は月134時間から、多い時で344時間に上ったという。

 和泉弁護士は「家に帰れないこともしばしばで、残業代が支払われた形跡もない」と指摘。7日連続で会社に泊まったり、3カ月間休みがなかったりしたこともあったとしている。

 男性は作画を担当者に依頼したり、完成品を受け取ったりする「制作進行」と呼ばれる現場の調整役を務めていた。

 会社は「認定が事実であるとすれば予想外であり、判断理由も不明のためコメントできない」としている。


 「運転中に意識飛んだ」

 「10カ月で3日しか休みがない」「運転中に意識が飛んだ。1日1~3時間しか寝ていない」。男性は、勤めていたアニメ制作会社の過酷な労働の一端をインターネットの日記に残していた。業界関係者は「彼のケースは例外とは言えない」と指摘、労働環境の改善を訴えている。


..............................................................................


(感想・意見など)

 「月600時間労働」に驚いた。あり得ない。24時間×30日=720時間。家に帰らず、風呂にも入らず、すぐその場で眠ったとしても120時間÷30日=睡眠時間1日4時間。めちゃくちゃ。そりゃー自殺もしたくなる。

 よく残業月50時間とか80時間とか言うが、私はこの言い方は極めて正確さを欠くと思っている。というのはベースとなる所定労働時間がさまざまだからである。

 
 私はサラリーマンを辞めてから自営業をしたが、自営業では週1日しか休めないというのが普通である。軌道に乗るまでの数年間は、その週1日の休みさえ取れないことが多い。軌道に乗ってからも、普段できない、経理事務とか勤怠管理掃除とか買い物とか、建物・広告看板の補修などの業者対応とかは、定休日に行う。

 1年は52週である。1年間に50日休めればいいほう。1日12時間労働とすると、(365日-50日)×12時間=3780時間である。


 ここ2カ月ほどの間に2か所の市役所の支所に行った。2~3名の中年男女が実にヒマそうにしている。お茶も何杯も飲んだ、お互いに話すことも話し尽したという、倦怠感に満ちている。彼らは、所定年間休日125日くらい。有給休暇が20日ほどある。所定労働時間を持て余している。当然、残業などはない。

 365日-125日-20日=220日。220日×8時間=1760時間

 
 この中間の隔週2日制という人も多い。
 所定労働時間は、(365日-72日)×8時間=2344時間


 だから、総労働時間で考えるべきである。私の経験から言うと、先の月600時間労働などは論外として、年間労働3500時間あたりが、過労死を防ぐラインになると思う。体験的に言えば、そのあたりから心身共に不調になる。新聞報道などを見ても、3500時間を超えたあたりから急激に自殺が増えている。

 私も、リストラで人員が減らされたことと十数年に1度の取引先との基本契約書の全面改訂が重なったとき、年間総労働が4000時間を超えたが、高いビルに上がった時や電車が駅に入ってくるとき、いま飛び込んだら楽になるだろうなという衝動を抑えるのに苦労した。


 この男性が勤めていた会社の「認定が事実であるとすれば予想外」というのは極めて無責任殺人に近い行為である。多くとも年間総労働時間を3000時間未満にしてほしい。


以上



プロフィール

teccyan88

Author:teccyan88
団塊の世代(♂)。うどん県高松市生まれ。大学は京都。20数年の会社員生活(四国各地・東京・広島・福岡勤務、主として経営管理・企画畑を歩む)の後、早期退職しUターン。専門学校(3年)ののち自営業。
趣味:読書、水泳、水中ウォーキング。
尊敬する人(敬称略):空海、緒方洪庵、勝海舟、大久保利通、司馬遼太郎、盛田昭夫、小倉昌男、佐々木常夫、西原理恵子、足立康史、竜崎伸也ほか多数。

最新記事
カレンダー
03 | 2014/04 | 05
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カウンター